はじめる

#情詩

読んでると、
思わず胸がギュッとしめつけられる、
そんなポエムを集めました。

全37作品・

優しく温く


春雨の音で


目が覚めて


湿気で軋む


毛布の中


君は横で


元彼に貰った


捨てられない


指輪を


今日も


嵌めていた


さびの匂いが


鼻に触れる


時刻はやっと


僕に機会を


与えてくれていた


古傷の過去は


頼りなく


金木犀は


嬉んで


甘ったるい


服を着ていた


夢は明日も


結局


覚めなかった

黝・2020-11-07
情詩




例えば


言葉で


殺めても



いつかみたいには


抱きよせて




そこに



僕はいないって




口角どうせ


上げるんだから




分かってないよね


それが涙なこと


くらいには




手は角度


斜め六十二度


等間隔に


そこで振って




ええ


そうそう


早々に死ねたら


祝杯を


君の泡で


舞ってるよ

气・2020-10-24
情詩

乾燥で


瞳に貼りついた


コンタクトレンズ


君の頭に歩く


僕は花に包まれて


柔らかな


どこか悲しく


一人だけの夢を見ていた


外を歩けば


足にガラスが叫ぶ


最後まで折角


隠しきったのに


独り言の告白が


空の目に


心無く映る


さよならだけは


一点に集中して


またねとは


目を覚ますことだと


天使の羽は言う

黝・2020-10-17
情詩

これらの作品は
アプリ『NOTE15』で作られました。

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酸いも甘いも


聞いて


ひとつやふたつ


手から逃げて


思えば重い


貴方の毛先が


心に触れる刹那


海に戻った


滴る水滴


雨の水


もうここには


いないんだ


静に集った


赤い糸


誓った明日と


彼の未来

瑛稀・2020-10-18
情詩

司祭って


知らない


いらない


示唆すれば


倉卒のあの人


とにもかくにも


吐乳は甘い


まあ


とどのつまり


荷厄介とはこのこと


叩けよ


さらば開かれん


一夜妻

瑛稀・2020-10-18
情詩

がたん


ごとん


耳から流れた


その気持ちに


釣られて


揺れる


清純と化した


昼下がり


僕のまんま


どこまで


いられるかな


君と話す


息すら知らないで


いるんだな


早早


流れるのは


人の影


あの人もその人も


夢をもう


忘れてきてしまって


ただの一つ


残ったのは


財布に媚びた


屁理屈と


言う


酷く


へばり付いた


灰に映えるのは


発色発光と


ネオンガール


後ろを


振り替えれば


それは


なんとなく


綺麗だってね


よく


言うよ

瑛稀・2020-11-08
情詩







巷で噂の


僕の人生


中身空っぽ


すっからかん




踊る阿呆に


見る阿呆


同じ阿呆に


ただの阿呆


分からにゃ


損損


お試しを








是非とも


こっから


見事にお高い


有料です




・2020-08-20
情詩


大切なものを


放り出して


でしゃばって


生きてきた


生まれたものの


形は崩れる



詩だけを


吐いてきた


自らの汚点を


未来への


通りすがりで


それはそれは


中途半端に


拾ったよ


でも手から


零れては


また同じこと



見慣れた景色に


願うのは


繰り返し


何もなかった


もう多分君は


ずっと



闇は僕を


好きでいてくれた



日は長く


短かった



もう一度


夏に戻れたなら


君は僕を


叱ってくれたかな



あの人が


死なずに済む


世界線が


あるなら


僕の詩を


永遠に


聞いていて


欲しかった



そんなことを


思ってる


もうそこに


誰もいないのに

黝・2020-11-20
情詩

いつから


手を繋いだ


どうにも


ならないことだけを


覚えていたんだ


巡り巡るは


顔だけぼやける


ただ多分


君は花弁を


浮かべていた


本当に


君がいることを


証明なんて


付け焼き刃


安心を


確かに埋まる


隙間があるなら


もしそこに


空があるなら


心が霞まないなら


簡単なものだけを


数えないなら

青・3日前
情詩

朝になった


君が笑う


おはよう


愛してくれて


ありがとう


着物の弛んだ


貴女の恋


散々後悔した


あたたかい真昼のよう


離れるわ


知れないんだ


一番だったの


誰にも愛して


欲しくなかったの


世話好き


宵数え


帰路の影が


うつらうつら


水溜まりに


ふたりの傘が


反射する


あたしの櫛


痣がまたひどい


熟れた果実


濃厚は腐


不味しい


貧しい


朝になって


君が浮遊


おはよう


愛してくれた


さようなら


着物の霞んだ


あたしの故意

气・2020-11-14
情詩



だあれも


気付かないんだよ


だけどそうだね


君と出会って


大人になれなくて


分かったような


ふりをして


ふたりで今まで


生きてきた


それも今日で


終わりがいいなあ


心は僕に懐かない


世界の真ん中は


もうすでに


あの娘が歩いてた


きっと僕みたいに


放棄宣言なんて


してくれないからさ


お代わりは


ごめんだよ


出来る範囲で


愛も抱えてきたよ


いくつかは


どこかで


落としてきたけれど


それも君は


笑ってくれたよね


生まれた意味は


とんちんかんに


はぐらかして


さようなら


お元気で


また会えたら


あの日、死んだ


鳥になってみるよ


昊の高さは


多分意外に


低いって


それ神様も


言ってたっけな





瑛稀・2020-10-21
情詩

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