#失恋

君の好きと僕の好き

だれにも言えないね

貴方に好きと伝えるには、

まだ経験値が足らなかった
みたい。

生きてるだけで貴方と一緒。

そう思えたら楽なんだろうな。

貴方がいた、

貴方と笑い合えてた

あの日々に戻りたい。


そしたら少しは、

朝も楽になるのかな。

君の幸せを願ったことは本当だけど

僕じゃない人と幸せになったことに

痛む心があることも嘘ではないんだ

貴方と幸せになりたいとどれだけ願った。

後悔したくないとどれだけ
思った。


なのに、最後まで何一つ

貴方に伝えられずに、

タイムリミットが来てしまった。

いつまでも貴方との会話を
思い出して

まだ大丈夫って思い込んでる
私を、

バカだなって笑ってください。


そしたらいつか、

貴方の愛おしい人になれる
気がして。

どうでもいい日常が、

貴方の存在一つで

全く新しいものに変わっていく、

あの瞬間をもう一度。



貴方と過ごした、たった2年の

切なくも輝かしいあの日々と
共に。

叶わぬ色と知っていたなら

はじめから練らなかったのに。

声が聞けなくてもいい。

顔を見れなくてもいい。

近くにいなくてもいい。


貴方と言葉を交わせたら、

私は十分幸せだから。




それすら叶わない現状が

本当に苦しくて。


今すぐにでもできてしまう誰かが

本当に羨ましい。

出会った頃の二人は、

ねるねるねるねから出た糸で

固く結ばれていた。

しかし、練れば練るほど

あなたの心の色が

変わってしまったのだ。

出会ったばかりの頃は
何もかもが新鮮で
いつまでも
練り続けられると思った。
でも、
練れば練るほど
色が変わってしまうことを
頭の片隅では
ちゃんと理解していたのだ。

私のたった一輪の恋花は、

愛花になる前に枯れてしまうと

知って。

いつも貴方の声が聞こえた。

いつも貴方の笑顔が見れた。

いつも貴方の心に触れられた。



幸せだった。

貴方を側で感じられることが

特別だった。



もう戻れないあの日々に、

いつまでも思い馳せて。

貴方は笑っているだろうか。

楽しい毎日を送れているだろうか。

「青春」できているだろうか。




私がいくら考えても、

答えは返ってこないのに。