#先生

両思いになれて嬉しいけど

彼女になれて幸せだけど

年の差や

立場が

二人の前に立ちはだかる

幼かったあの頃に私はもっと

大人に認めてもらいたかった

優秀なあの子ばかりが褒められて

不器用でも頑張っていた目立たない私に

気付いて欲しかったの

卒業式の日の夜
寂しくなって泣いた事
そんなの誰にも言えないよ。

先生に会いたい
先生に会って話したい、切実に

︎︎︎︎☑︎目が合うと嬉しくなる

︎︎︎︎☑︎挨拶が返ってくると元気がでる

︎︎︎︎☑︎他の子といると胸がチクリとする

︎︎︎︎☑︎毎日その人を見かける

︎︎︎︎☑︎声を聴くと落ち着く

その他(ご自由に記載)
教えてもらってるとき頬が暖かくなって
心拍数も上がってしまいます。

あなたの瞳に問いかけた

「先生、これは何かの病気ですか」

『好き』『大好き』

「嫌い」「冷めちゃった」

伝えないと

その想い、その感情は

相手の心に

触れることさえできないよ

先生、心の底から大好きだよ

あの日の思い出。

私が好きバレしちゃった日。


ある初夏の日、移動教室の帰り、

私は友達と話しながら歩いていた。

ふと、後ろに気配を感じて振り向いたら

そこには貴方がいた。


私は、頭では挨拶しようとしていたのに、

気付いたら 走って逃げていた。

頭よりも先に 体が動いていた。


でも逃げる方向を間違えて、結局貴方とすれ違っちゃったね。

逃げたのが恥ずかしくて、挨拶できなかったのが悔しくて、

私は一生懸命顔を手で隠して、貴方の顔は見れなかったよ。

友達に後から聞いた話だと、

「なんであんな逃げてるの笑」って笑ってたらしいね。

私ね、あんな変な行動しちゃうの、人生で初めてだったの。

本当に恥ずかしくて 悔しくて、

あの後しばらく食欲不振になったんだ。

それくらい、相当ショックだったんだよ、当時の私には。笑



…翌週の貴方の授業、貴方が教室に入って来た瞬間、

私は思いっきり 机に突っ伏したね。

あまりにも勢いが強かったから 大きな音がなっちゃって、

みんなをびっくりさせちゃったね…笑

友達に、「先生にガン見されてたよ」って言われて、

余計に 恥ずかしくなって申し訳なくなったのも覚えてる。

私は本当に隠すのが下手だから、

この日くらいから 先生のことが好きだってこと、

話したことないクラスメイトにさえもバレてたね。笑


思い出して 今でもまだ恥ずかしくなるけど、

でも、すごく良い思い出です。


あの日、好きバレしちゃってから、全部が変わった。





✡

終業式が終わったら、

泣くかなーと思っていた。

「私泣くと思うから、慰めてあげて。笑」

って、事前に 友達に言っておいた。

だけど意外と、涙は出なくて。

でも 貴方の顔を見た時に、

やっぱり 好きだなぁって思ったら

少しだけ、泣きそうになった。



放課後は友達と遊んで、

少しだけ上の空になっちゃった時もあったけど

一生懸命楽しんで、みんなと別れを惜しんだ。

寂しさはかなりあったけど、

みんなとは来年も会えると思えば 平気だった。

最後まで涙は出なかった。




「ただいま」

家に帰って、お風呂に入って、ご飯を食べて…

いつも通りだった。

今日の楽しかったお話を 母とした。




「うん、おやすみ」

電気が付いてるのは 私の部屋だけ。

私は机の上のライトを付けて

渡された通知表を見ていた。

貴方の担当教科を一番に見た。

評定は......『 』

静まり返った家で、私はなんだか、

今まで張っていた糸が切れる感覚がした。

ぽろぽろと、自分の服の上に涙が落ちてきた

1年間の思い出が 一瞬で蘇った。

楽しかった、つらかった、大好きだった…

想いが溢れて止まらなくなった。

涙も、溢れて止まらなかった。

貴方に触れるように、文字をなぞった。

…そろそろ 息ができなくなってきた。

家族のそれぞれの部屋から一番離れていて

声も届かないはずの部屋に、通知表と

お気に入りのクッションを抱えて移動した。


扉を閉めて座り込んで、

すぐに私は声を上げて泣いた。

自分の想像していた以上に涙が溢れた。

溺れるんじゃないかと思うくらい泣いた。

貴方への大きな想いを 認めざるを得なかった。


泣いて、泣いて、泣き疲れて、

睡魔が襲ってきた。

気付けばもう 日付が変わっていた。

立ち上がって ふと鏡を見たら

それはそれは酷い顔だった。笑

思わず吹き出してしまった。

そしてまた、涙が零れた。




✡

なんだかんだ学校行った日は先生と会って話せてるの嬉しい

先生、ほんと大好きだよ

明日がついに
大好きな先輩と、大好きな先生と
最後の定期演奏会
先生が異動になると知ってずっと苦しかった
でも明日は全力で楽しむ
一生思い出に残る
幸せな過去になるように
明日の定期演奏会が永遠になるように
心の中で響き続けるように

先生が好きだった
だからこそ異動という事実が受け入れられない
みんなは未来の心配をしている
もう代表取れないかもとか
下手になるかもとか
でも私だけ過去の後悔ばかり
もっと練習して上手くなっていたら
去年の支部大会、もっとできることがあったんじゃないかな
そんなことばかり自分の中を占めている
未来の心配なんかする余裕もない

先生から発表がある前に気づいた
先生はいなくなるんだって
いつも先生を見てたから
ずっと近くにいたから
だからこそ細かい違いに気づいた
いつもと違う行動、態度、そして何より瞳が違った
でも気のせいかもって自分に言い聞かせた

先生から正式に異動と言われた時
涙が出た
堪えていたものが全て流れ出た
気づいてから少しずつ心の準備をしていたつもりだった
でも悲しいことには変わりなかった
いつまでも一緒に音楽ができると思っていた
もう一度夢のステージに立てると思っていた
でもそんな未来はもうない
その現実が辛かった

先生も涙を流していた
ごめんって何度も言った
それがまた辛かった
先生も辛いのに

みんなで思いっきり泣いた

やっと気づいた
私、先生のこと大好きだ

私のこと忘れたの？
私に会いたくないの？
あなたは誠実な人だし、
私を振り回したくないってわかってる。
でも、連絡できないのが不安なの…
本当に心は繋がっているの？
また会えたら、「ぎゅっとして…」と言うから
またあの日みたいに
「いいよ」って優しい笑顔を見せて…

あなたのいない学校に登校するなんて信じられない

日に日に先生への想いが大きくなってる
自分でも最近重いなって思うから
抑えようとしてるのに
気づけば先生のこと考えてて
どうしたら将来付き合えるかなとか本気で考えたりしてて
でもそういえば自分遠回しに振られてたよなとも思って
一方的に好き好き言ってるから先生に申し訳ないなとかも思って

でもそれでもやっぱり先生のこと好きで
もうほんとどうしたらいいん