#愛

愛が咲いたまま咲っていたいの

哀になるのなら散ってみせるわ

ねぇ、好き。大好き。

抱きしめて？

正直に言える薬が欲しい

あなたを好きだった日のことを

忘れずに居たいからせめて今だけは

フォルダに残った写真をそのままに

狂おしいほど好きな君に捧げる僕の心に

咲き乱れる花は風に吹かれて舞い散り、

君の頬に着いた花弁と僕の想い

君の為なら死ねる

君が居るから死にたくない

愛とは究極の矛盾だ

蝉が鳴く緑溢れる道を暑さと空が纏わりつき

君に恋した七月夏日和の風景を切り取り心に

それは序章で君と口付け交わすは知らずして

くしゃみもあくびも恋の音

貴方という音全部好き恋だ

じめじめとする憂鬱な雨から

貴方を私が愛情で受け止めて

雫を水分に変えて力を補給してあげたいの

雨が似合う紫陽花みたいに

涙が似合う花になれたらな

そうしたら少しはあなたも

私の事愛でてくれるでしょ

好きです、の応えはもう知ってる

だから怖くて答えが出せないのよ

君が誰かさんに届けた愛の唄

私が聴いたら哀に変換される

君と同じ世界で生きることを夢見ていた

君の世界に私を仲間入りさせて欲しいの

愛という思想も、
定義も、概念すら
忘れてしまった「私」の歌
ただ貴方を追いかけるために
変わっていった「私」の歌
人の全てを嫌うことさえ
できなくなった「私」の歌
小さな自分の部屋にさえ
響かなくなった僕の唄

愛されたいだけなんだ。
何よりも誰よりも。
溶けてぐずぐずになってしまうくらいに甘ったるくて優しい愛が欲しい。

貴方を好きになって

全てを愛せるようになったよ