#あなたへ続く道

この道を進むの

行き先は分からなくても

今、自分の前にある道だから

立ち止まっている暇はないから

これが私の未来へ続く道

あなたは唯一の標
闇夜を照らす希望の灯り

そこにいてね
待っていてね

遠回りしても
迷っても
必ずあなたにたどり着く

人は皆、旅の途中

行き着く先も
分からないまま

ただ懸命に
今この時を進むだけ

先が見えなくて
胃が痛くなるような日々は
もう嫌だ

小さくて
微かな光でいい

私の道を照らして
私を導いて

まっさらな雪の上に

私の足跡がついていく

どこに行き着くのか

今は見えなくても

この道は

きっと

希望へと続く

だから進もう

まっさらな白い道

貴方と出会えたこと

貴方を見送れたこと

貴方と過ごした時間の全てが

私を導く灯りです

旅の終わりは

あなたの腕の中

信じて今日も

歩み続ける

遠く遥かな道のり

あなたと腕を組んだり
手を繋いだりした記憶は
あまりないんだけど

今でもときおり
私の左側に
あなたを感じることがあるの

いつかまた
あなたと手を繋げる日まで
私を見守っていてね

あの日

宇宙（そら）に還った

あなたの魂は

今も

私を照らしていてくれる


いつか

あなたの傍に還れる

その日まで

迷わないように

私を導いてね

いつからか
ずっと心に刺さっていた棘を
あなたが溶かしてくれたの

そのぬくもりで
その優しさで
私を許してくれたの

これからも
あなたの光で
私を照らしていて

迷わずに
まっすぐに
歩いていけるように

空を見上げる

空に祈る

空には貴方がいるから

それだけで

明日も頑張れるんだ

北風の中に
貴方の声を聞く

北風の向こうに
春の足音を感じる

耳をすませ
心をはりつめて

昨日を飲みこむ
明日をさがす

今日を生きていく

辛くても 悲しくても
道は続いていく

命果てるその時まで
この道を歩いていく

町全体が
深い霧の底に沈んだ朝
息をすれば
湿った憂鬱が
胸の中に流れ込む

ひとり取り残された
この世界に
ただひとつの道標は
貴方の手の温もり

どうか霧を晴らして
私を導いてね
迷わずに
貴方のもとへ
たどり着けますように

誰かが通った道

私がたどる道

たとえ

終着点は見えなくても

この道が続く限りは