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#ふゆと、よるのコラボ小説。

読んでると、
思わず胸がギュッとしめつけられる、
そんなポエムを集めました。

全2作品・

[雪の記念日。]

後編


コラボ小説 宮古 ふゆ


※大人要素あり。

 苦手な方は御遠慮ください。



















広大に連れられ




私たちはホテルに入った。




ドキドキした。




ありえないくらい心臓がうるさかった。




広大が好き。




でもね。




私は、普通じゃ嫌なんだよ。

























ドキドキしたまんま、




交代でお風呂に入った。




冬は日が落ちるのが早い。




ベッドに並ぶ頃には




空は真っ暗、




夜景が眩しかった。




「杏」




広大がキスをする。




大好きだ、なんて思う。




「杏、大好きだよ」




「私も、広大が大好きだよ」




広大の手が、ゆっくりと、




優しく私を包んでいく。




「ねえ、広大」




「ん?」




「私、広大が好きだよ。




大好きだよ」




「うん。俺も杏が好きだよ」




「でも、私それだけじゃ嫌」




広大は不思議そうな顔をした。




寒くなって、




目の前の広大を抱きしめる。




「私、欲張りだ。




いつか、三十を超えて、




五十も超えて、




例えば七十歳になった時も




私はちゃんと愛して欲しいの。




今だけの、期間限定の愛は嫌なの。




ねぇ、広大。




広大は、もし結婚しても、子供が出来ても




おばあちゃんになって




ブスになっても




変わらず私を愛してくれますか」




欲張りだ。




でも、私はそうじゃなきゃ嫌なんだ。




「広大」






















「いつか、じじいとババアになっても




俺は絶対、杏が好きだよ」























思わず泣いてしまった。




嬉しかった。




私の全てを、受け入れて貰えた気がした。




「ありがとう」





「当たり前じゃん」




信じてなかった。運命の人なんて。




それでも、今目の前にいるなら




信じる他ないよね。




広大、私の、運命の人になってくれてありがとう。




神様、運命の人に、出会わせてくれてありがとう。









END

灰夜_小説_執筆中・6時間前
コラボ小説
雪の記念日
後編
12131203
ふゆと、よるのコラボ小説。
小説
時が癒やしてくれるまで
独り言
ポエム
好きな人
1987.

雪の記念日。

[コラボ小説_灰夜]



※大人要素少々あり。
※観覧注意






雪がしんしんと降り注ぐ。

12月3日。迎えた朝。
布団から体を起こし、覚醒するまで
ぼーっとする。



私は今日
大好きな彼と初デートに出掛ける。


そして、私の誕生日。(21)になる。
わたしは両手を頬に叩いて、


「よしっ!」

と気合いを入れてリビングに向かった。



リビングに着くと、朝ごはんのいい匂いと、
祖母のご機嫌な鼻歌が聞こえてきた。



声のする方に向かって


「おはよ」と挨拶をすると、
祖母がキッチンから顔だけを覗かせる。



「おはよー」
ご機嫌な祖母。がしかし、




そんな祖母の様子なんてどうでもいい。



何せ私の方がハイテンションだからだ。



「ばあちゃん!朝ご飯なぁーに?」


「ご飯と味噌汁。」


「美味しそっ!早く食べたいっ!」


祖母は、はいはい、と頷きながら、


ご飯を用意し始めつつ、


「あ!あんた、今日彼とデートやろ?

ご飯の準備してる間に、

さっさと支度してきなはれ!」


と私の次の行動をせかす。



さっきまでのご機嫌は
何処に行ったのやら、、。


とりあえず、身支度をして



朝ごはんを食べる。


うん、今日も美味しい。


そして、準備が整った私は


元気よく扉を開けた。


「うぃす。杏。」
「おはよ‥って、こ、広大っ!?!?」


雷に打たれたような衝撃的が走る。



なんと、目の前に私の彼氏、


成富広大(20)が居るではないか!!



待ち合わせは確か、、
駅前‥だったはず。。


と驚いていると広大は大きな溜息をつく。



そして、額に手を当て、首を横に振った。


「君は朝から賑やかだな‥。少しは落ち着いたら?」


「い、いや。まさかこんなところで
会えるなんて思ってなかったから。。」


「なるほど‥ って事はこんなところで

俺に待たれるのは嫌だったのか?

そうかそうか‥。成富くんは、悲しいよ~。」


「いやいや、嬉しいよ!!

ただ、、びっくりしただけ。」


そう言って広大は目を一瞬見開き

調子に乗り始めたのか

「ふーん‥そんなに嬉しかったんだ~。」


とにやにや笑いながらさりげなく


私の手を引っ張って繋いた


それをポケットに入れて、


「まずは、カフェにでも行くか。
よし、今日は思い切り楽しんでいこーぜ!」


そう言って広大は黒のマフラーをなびかせ、


私に背を向けた。

そして二人並んで手はポケットの中で



繋がれたまま目的地までの道を歩いていく。



そんなエスコートが上手な彼に対し、

私は照れてしまい、


ひたすら下を向いて、
彼の歩幅のペースに合わせる。



…いや、きっと彼が歩幅を


合わせてくれてるのだろう。


…雪、まだ降りそうだな。。



と、そんなこんなで、

カフェに着き、
Sweet Office cafeという

カフェ店に入る。



店内は、スタイリッシュな雰囲気で、
主に20代くらいの女性客が多い。


女性店員さんの案内に従い、
席に着く。


「ご注文が決まりましたら
お呼びくださいませ。」

と店員さんが、マニュアル通りに述べ、
カウンターの方に走っていった。



お、落ち着け、、内田杏、、。。

こ、広大と二人で初デートなんて、

大したことないはず、、

私はメニュー表で、顔を隠し、

飲み物を頼もうと思い、飲み物メニューの

ページをめくる。

うん、コーヒーにしよ。

何とか冷静になろうとするが、


このドキドキを止めないと、
そわそわしてしまって、


…落ち着かない!!!!


そんな私の様子をじっと見つめてる広大。


「な、何よ。」



「‥何頼む?」


「ふぇ?」


「ぶはっ、やっぱ君、面白すぎ」

広大は、くすくす笑いながら、

すみません、コーヒー二つ。

と店員さんに
頼んだ。


…あれ?何で私がコーヒー頼む事
分かったんだろう。。



「…ねぇ、もしかして広大って
私の心の中読めるの?」


「‥さぁね」


「‥そう。お手洗い行ってくるね。」


広大は切なそうにぼそぼそ呟く。



「‥君の心が読めるんじゃなくて
全部一人で思ってる事を

呟いてるから、

まる聞こえなんだよ。。
気づけよ。‥ったく本当、

ずるいよな…。」


その呟きは、私には声が小さすぎて

何って言ってるのか聞こえなかった。


数分後お手洗いから戻ると、


「‥広大お待たせ。」



「大丈夫だよ。さて、
運ばれてきたコーヒー飲もうか。」


いつの間にか運ばれていたコーヒーは、

湯気がもくもくと出てる。


この時から、きっと私の中で
普通の何かが、

少し壊れそうで怖いと
感じてたのかもしれない。

だけど、

そんな複雑でざわめくこの
気持ちを抑えつつ誤魔化す様に



店員さんが、運んできたコーヒーを

口付ける。



「ん、美味しい。」

「‥良かった。」



‥何も無かったかのように


私達は会話する。




それが、当たり前なのが、何処か寂しかった。





…撤回する。コーヒーやっぱ、苦い。。






そう思った理由は











自分の中では











きっと気づいてた。










その後





お会計は広大が出すと言い張るので、

そうして貰った。











店内を出た私と広大。


気まずい空気から脱出する為、



「さて、次は、どうしよっか。映画とか観る?それとも‥」



と提案する私の言葉を遮り、








「‥杏。」








「‥?」







目の前の広大には

さっきまでの笑顔なんてなくて














「‥君の初めて貰っても良い?」












「…え?」






その言葉に私は頭が真っ白になる。








「…ごめん。もう我慢が限界みたいだ。」












「ちょっ、こうっ、、」








私の話も聞かず





無理やり広大が、










私を引っ張り連れ出したのは、













‥‥カップルがいかがわしい事をする











_ホテルだった。










_Nest.灰夜


※最後に注意事項。(21)(20)は、登場人物の年齢です。ちなみに、登場人物達の年齢、名前、店の名前などは、全てフィクションです。

宮古ふゆ_いつも好きありがとう。励みになります。・1日前
雪の記念日
12131203
ふゆと、よるのコラボ小説。
大人の恋
恋人
彼氏彼女
※ストーリー、登場人物の名前、年齢、店の名前はフィクションです
灰夜さんとコラボ小説
コラボ小説
初めてのコラボ小説
灰夜さん、コラボ引き受けてくださってありがとうございます!
また灰夜さんとコラボ小説したいです!!
続き待ってます!!
小説
好きな人
切ない
大人
好き10突破しました✴

これらの作品は
アプリ『NOTE15』で作られました。

他に2作品あります

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