#君

「泳げないんだ」と理由をつけて

二人でビーチに居たかった夏。

どんな色でも受け入れるから

君の本当の色を教えて。

何度も破り捨てられた想い

泳ぎ疲れて溺れてしまう前に

君の瞳に映りたいの

君と創った1ページから

栞の場所を変えられないや。

忘れたいはずの君との想い出

どうしてこうも眩しいのかな。

君がどんなに遠くにいても

心と心はいつもデート中。

私の苦悩は君のおかげで

密度が下がって飛んで行ったよ。

君と離れたあの日の月は

無慈悲に私の涙を照らした。

君の存在が毒になっても一緒にいたい

ってのがもう毒。

見るのも全てに君を重ねて

毎日、毎日、君を想って

等身大の愛を捧げて

君に飛び込む勇気は無いから

心の端からそっと入り込む。

私が迷ったふたつの味を

シェアしてくれる君が好きだよ。

星が綺麗な場所のはずなのに

君が眩しくて空が見えないや。

夕陽が沈んで暗くても

美しく輝いて見えたのは

きっと君のおかげ

咲き乱れる一瞬の煌めきが

輝く君の瞳を独り占めする前に

その手を繋いで奪い取るの