#ファタモルガーナ館

私の好きなゲームの紹介をします。
PS Vitaで知りました。
「ファタモルガーナの館」ノベルゲーム。
高校の頃に出会って、今も大事に保管してます。
忘れかけた頃にやりますね。
シナリオ構成は「ダンガンロンパ」を
参考にされてます。

※⚠️ここから先はネタバレ、
グロテスクな表現が含まれます。
ご注意ください！
















■ストーリー■

「その館に住む者は、必ず不幸になる」

呪われた館で目覚めた「あなた」は、
自分自身を失っていた。
記憶はおろか、
生きているのかどうかも分からない。


そんな「あなた」を、
館の主だと告げて慕う女中がいる。
彼女に導かれて、館の様々な時代で
起きた悲劇を「あなた」は目撃していく。


なぜ館は存在し続けるのか。
なぜ「あなた」は館にいるのか。
すべてを解き明かすために、
「あなた」は扉を開く。

これは、人の業と、
絶望と、狂気の物語だ。



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こんな感じのストリートです。
これだけで惹かれましたね。
パッケージを観た時も、
このゲームなにか違うなと感じました。


人の感情が細かく描写されています。
文章も豊富で、独特な言い回しの表現方法。

難しい漢字が出てきて読めない時がある。
私が頭悪いだけなのですが、
表現方法が心に刺さりました。


このゲームの魅力はイラストですね。
厚塗りでリアルな描写。
一枚一枚とても丁寧な仕上がり、
この描写だからこそ、
感じ取れるものがたくさんありましたね。
ただ、リアルな描写な分、
流血や、残酷な描写もあります。
そこが良いんですよ。


そして伏せんの敷き方が、またすごかった。
鳥肌がたって、登場人物と一体感をえられる。

BGMも好きです。ずっと聴いていられる。
怪しい物語になると、
血をすするような、生々しい音になったり。
穏やかな時は、優しくて温かい音色へと変わり。
悲しい時…バットエンドを迎えた時、
壊れたようなオルゴールが刻まれる。
NOTE15のようなBGMみたいなのもあるな。
歌つきの曲もあります。日本語もあるのだけど、
外国語が多い。それがまた良いですよ。


そして分岐点（重要な場面）に
差し掛かった時、壮大なBGMに変わる。
その瞬間、その場にいるような感覚に陥る。


また、システムも細かく設定できる。

登場人物のセリフ有無（個人で切り替え可能）
サウンド、SE（効果音）、
文字の流れるスピード、
文章の自動設定、早送り、
クイックセーブ、クイックロード。

フォントの変更、文字の影、
文字の色分け（既読文字の変更）
文字の縁取り、ウインドウの透明度。

BGMの鑑賞もできる上、
丁寧に歌つきの曲の歌詞も記載されてる。
しかも、翻訳までされてる。

そして好きなセリフも保存できる。
現代版に限られるのだけど、
それも良かったな。
心に残るセリフを保存できる。


あと、他にも、絵の鑑賞。
絵をクリックするとそのシーンを回想できたり。
おまけ要素や、
バックログ（既読を読み返す画面）でしか
読めないセリフとかもあって、
これすごかったな。
バックログからも戻りたいシーンへ戻れる。

ここの場面が一番グッときたかも。
一度体験したシーンのセリフが
バックログでは文字化けしてたりして
読めなくなってたりするんですよ。
これに気づいた時、凄い戦慄した。


凄い！こんな所まで手を加えられてるんだ！って。
そして、現在のシーンと、
バックログを見比べながら読んでると
胸が締め付けられてくるんだよ。
双方の気持ちが読み取れるから、
切なくなってくる。


こんな感じですごいゲームだった。
小型ゲームとは思えないほどの
ボリューム感でした。

あんまりこのゲーム知られてないと思う。
今ならSwitchでプレイできる。