#寂しい

幸せなんて言葉に拘ってばかりで

行き過ぎて本当の幸せに気がつく

好きです、なんて一言に縋るより

ただ君が傍にいれば良かったのに

この哀しみも心の傷さえも

私の恋物語に必要なピース

さよならの日と変わらない

果てない空が教えてくれる

弱くて、見苦しくて

泣き虫な私を、

「どうしたの」って

微笑んで抱きしめてほしかった。


嫌な私も優しく包み込んで、

"私"を愛してほしかった。

貴方という光があったから、

私という影ができた。

貴方だけに愛されたかった。

貴方だけを愛したかった。


私にだけの貴方の優しさを

感じてみたかった。


叶うなら、それがいつまでも

続いてほしかった。

貴方の痛みや悲しみ、

怒り、寂しさみたいな

貴方を苦しめる気持ちを、

少しでも分けてほしい。



そんなこと言えるのは、

きっと私じゃない。

結局自分がどうしたいのかわからない
どうすればいいのかもわからない

貴方の初恋の人になりたかった。

怖くて、恥ずかしくて、

ずっと隠してた恋心。

でも本当は、

気付いてほしかったなんて

わがままだったね。

何も変わらない毎日すぎて辛い
踏み出せない自分が情けない

先輩に痛いくらい恋してた。

ずっとずっと

先輩に会いたくて、

でも会えなくて苦しくて、

寂しくて、

だんだんと先輩を忘れてしまう

ことがとてつもなく辛くて、

悲しくて。


こんな気持ち、先輩には

きっと分からないよ。

美しい花は誰かを想い返す為に

咲いているのかもしれない

苦しいくらいの貴方への愛は、

どこに捨てればいいのだろう。

夜に輝く光は誰かを照らしているんだってさ

私を照らしても私の寂しさまで照らさないで