🦋蝶々🦋・2022-06-28
想いを詩で表現してみる
ー我儘ー
ひとつだけ
我儘良いですか?
私だけを愛してください
ここに居る私だけを
ー傍観者ー
他人事のように眺めて
自分の身に
振りかからないようにと願う
臭いものには蓋をして
都合のいいように言い訳をする
そうしなきゃ生きられない
こんな世界
傍観者だと詰られたって
構わないわ
自分を守れるのは
私以外に居ないのだから
ー眠れぬ夜にはー
眠れぬ夜には
ゆったりした音楽を聴きながら
温かいカフェオレを飲もう
眠れぬ夜には
大好きな言葉を紡いで
並べて遊ぼう
静かに流れる時間は
私だけのもの
誰にも邪魔されない
秘密の時間
空よ
まだ明けないで
ー月の記憶の断片ー
貴方への想いが欠けてゆく
記憶の断片が
ぱりぱりと音を立てて
剥がれ落ちてゆく
ときめいた心音も
愛したことさえも
光に隠れて涙を零すことを
誰にも知られることなく
今夜も月は静かに昇る
ーカフェオレー
珈琲にミルクを混ぜて
カフェオレを作るように
貴方とあたしが混ざれば
どんな美味しいことが
生まれるんだろう
ー君との距離ー
遠かった君との距離が
少しずつ
少しずつ
縮まってゆく
嬉しいような
恥ずかしいような
こそばゆい気持ちを
掌で潰さないように
大切に受け止めて
あと一歩
近づいてもいいですか
ー普通ー
あなたの普通は
わたしの普通ではない
だから
わたしの普通は
あなたの普通ではない
押し付けないで
その普通
はっきり言うけど
迷惑なの
ー言葉を知るー
こんなに悲しかったんだ
こんなに辛かったんだ
言葉を知るってこと
こんなことなら
何も知らないままで良かった
ープロットー
こんなはずじゃなかった
あたしの人生のプロットは
希望と愛に満ち溢れてた
どこで間違えたんだろう
程遠いところに
立ち尽くしたままで
ー当たり前ー
決めつけてない?
その「当たり前」
もう一度考えてみて
よくあるんだ
自分勝手な思い込みだって
ー私ー
皮膚が剥がれるように
私が欠けてゆく
大切にしているものほど
失うのは早くて
だらりと垂らした腕は
虚しさだけを残して
途方に暮れるばかり
ー星の数ー
君と見上げた夜空
並んで立ってるのが
何となく居心地悪くて
星の数を数えていたよ
だけどね
途中で分からなくなっちゃった
繋がれた手に
意識が集中しちゃったから
ー私がいるー
その手に触れられなくても
その目に映らなくても
その耳に聴こえなくても
その口が語らなくても
私がいる
どこにも行かない
此処にいるから
ー無言ー
ずっと恐れていた
なのに不思議だね
あなたとの間に落ちる
無言の時間を
心地よく感じてる
あなたの纏う空気が
きっとそうさせてるんだね
もう少しあなたの傍で
このままで居させて
ー夢中遊泳ー
大好きな世界で
自由な時間を過ごす
ううん
時計なんか放り投げて
もうすっかり夢中
広い海はあたしだけのもの
ときめきが止まらない
遊泳はまだ始まったばかり