はじめる

#昔話の成れの果て

読んでると、
思わず胸がギュッとしめつけられる、
そんなポエムを集めました。

全9作品・

※この物語はフィクションです
※長編小説/恋愛系(リクエスト)
※読まないで好き押すのNG
※クオリティー低い…
※1話の続きです
(下のタグで1話に飛べます)

初見さんは是非そちらから
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 



もういっその事
 
 
彼奴の方が
 
 
幸せにしてくれるかな、なんて…

























 
 
 
 
 
 
#恋は盲目、失恋は晴眼 2,
 
 
 
 
 
 
 
 
 
Episode 1,
 
 
 
 
『映画のチケット、買っといた』
 
 
「ありがとう」
 
 
君が私に差し出してくれる
 
 
受け取ろうと手を伸ばした時
 
 
横から取り上げられ
 
 
【はい、これ】
 
 
と自分のを渡される
 
 
「あ、うん…」
 
 
驚いたように
 
 
目の前の友人を見つめる君
 
 
【チケット、汚れてたから…】
 
 
『ほんと?
 
 ごめん、交換しようk_』
 
 
【平気だよ】
 
 
《あー、分かったー
 
 アンタその子のこと好きだから、
 
 嬉しそうな顔して
 
 チケット貰おうとしてるの
 
 気に食わなかったんでしょ》
 
 
[そういう事、]
 
 
【ちげーよ
 
 もう映画始まるぞ】
 
 
早歩きで去っていく
 
 
『そろそろ行こうか』
 
 
皆で歩き出す
 
 
《アンタ、調子に乗らないでね?》
 
 
「え?」
 
 
鋭い目で睨まれる
 
 
《とぼけないでよ
 
 ちょっと好意を
 
 抱かれてるからって
 
 自惚れてると痛い目見るわよ》
 
 
「男子に媚び売ってる
 
 あなたに言われたくない」
 
 
語気を強めて言い返す
 
 
《本当むかつく》
 
 
「そんなんだから、
 
 いつまでたっても_」
 
 
《きゃー、痛いぃ》
 
 
思わず1歩踏み出した時
 
 
バランスを崩してその子がこけた
 
 
私はぶつかっていない
 
 
もちろん人の気を引くために
 
 
わざと転んだのだ
 
 
大げさに、
 
 
周りにポップコーンと
 
 
ジュースを撒き散らしながら
 
 
【どうしたんだ?】
 
 
『大丈夫!?』
 
 
《右足が痛いぃ…》
 
 
『立てそう?』
 
 
すぐさま首を横に振る
 
 
そうだろうと思ったよ
 
 
《あんたムカつくって言われて
 
 いきなり
 
 後ろから突き飛ばされたの》
 
 
私の方を指さしながら
 
 
淡々と喋る
 
 
「違う!あなたが勝手に_」
 
 
《あー、右脚がァ…》
 
 
わざとらしく君の胸に倒れ込む
 
 
『救急車呼ぼうか?』
 
 
なんで気づかないんだろう
 
 
見るからにわかるではないか
 
 
その子は怪我なんてしていない事
 
 
《ううん、私は平気
 
 早く映画…》
 
 
『何言ってんの、
 
 また今度にしようか?』
 
 
《嫌よ、せっかく
 
 皆集まってくれたんだもの》
 
 
『でもその足…』
 
 
《気にしないで
 
 頑張ってついて行くわ》
 
 
『どうやって?』
 
 
《壁を頼りに》
 
 
『それは危ない
 
 取り敢えず
 
 解決策が見つかるまでは
 
 俺がおぶって行くよ
 
 乗れる?』
 
 
《いいの?
 
 重いよ?》
 
 
何言ってやがる
 
 
目キラキラ輝かせやがって
 
 
乗る気満々じゃないか
 
 
『大丈夫
 
 俺、体力には自信あるし笑』
 
 
《じゃあ、遠慮なく》
 
 
君がその子の膝裏に
 
 
手を入れて立ち上がる
 
 
『あぁ、余裕だわ笑』
 
 
カーッと頭に血が上る
 
 
この世は不平等だ
 
 
『もう大丈夫だから、
 
 これからは気を付けてね』
 
 
そっと私に囁く君
 
 
怒りを堪えながら静かに頷いた
 
 
 
 
Episode 2,
 
 
 
 
【…いいのかよ】
 
 
「ん?」
 
 
【嘘つきに負けていいのかよって】
 
 
「…見てた?」
 
 
【見てた】
 
 
床に散らばったポップコーンや
 
 
零れたジュースの処理を
 
 
している最中の会話だった
 
 
「…いいの」
 
 
【?】
 
 
「好きになった私が
 
 大馬鹿者だった」
 
 
【悔いはないのかよ】
 
 
「ないって言ったら
 
 嘘になるかな…
 
 でも、もう諦める
 
 勝てっこない」
 
 
【…俺は悔しい】
 
 
「っ…?」
 
 
【いくらなんでも酷すぎだろ】
 
 
「…」
 
 
【彼奴らだけ映画見てるだと?
 
 ふざけんな
 
 こっちは雑用を
 
 やらされてるってのに】
 
 
「…ほんとよね
 
 マジでムカつく!」
 
 
ふっと視界が歪む
 
 
頬を熱い何かが伝っていく
 
 
「ムカつく…ムカつくぅ……」
 
 
【お前…笑】
 
 
「彼奴のバカぁ」
 
 
【はははっ】
 
 
頭をぐしゃぐしゃと撫でられる
 
 
【映画の上映時間で良かったな、
 
 このフロアには
 
 俺ら2人しかいねーよ】
 
 
「知ってるから
 
 言ってんの!笑」
 
 
 
 
Episode 3,
 
 
 
 
『後片付け、任せてごめん』
 
 
「いや、私のせいだから…
 
 謝るならこっちに言って」


隣を指さす
 
 
【いや、全然大丈夫】
 
 
《何か色々とごめんねー?》
 
 
「…ううん」
 
 
【お前、どうやって帰んの?】
 
 
『俺が家近いから送ってく』
 
 
【そっか】
 
 
《じゃ、またねー》
 
 
[お先にー]
 
 
「…目が腫れてる事にも
 
 気づいてもらえなかったな…」
 
 
【…俺だったらすぐ気づいてたのに】
 
 
「ありがとう」
 
 
【そろそろ帰るか】
 
 
「だね」
 
 
肩を並べて夕日の沈む帰路を歩く
 
 
そのスピードは
 
 
ゆったりとしたものだった
 
 
 
 
Episode 4,
 
 
 
 
【じゃあ、学校で】
 
 
「うん、またね」
 
 
【ああ、あとこれ】
 
 
目をやると
 
 
そこには服の値札が
 
 
「あっ!」
 
 
【一応、返す】
 
 
「捨てといてよ///」
 
 
【だって_】
 
 

 
 
《違う、違うの!》
 
 
『ちゃんと見てたから』
 
 
《見間違いよ、あいつが_》
 
 
『残念だよ』
 
 
《待って…》
 
 
『もう俺に関わらないで』
 
 
そこにいたのは
 
 
君と道端に
 
 
座り込んでいるあの子だった
 
 
君の氷のような目、
 
 
はねつけるようなその口調
 
 
どちらも初めて見る表情だ
 
 
【おいおい、何してんだよ】
 
 
『見てわかるだろう
 
 問い詰めてるんだ』
 
 
【何のために】
 
 
『嘘をついたことで』
 
 
言葉を一旦止めて、私を見る
 
 
『君を傷つけたことをだ』
 
 
 
 
Episode 5,
 
 
 
 
「見てたの…?」
 
 
『見てた』
 
 
【じゃあ、なんで
 
 こいつをおんぶした】
 
 
『信じたかったからだ』
 
 
【は?】
 
 
『自分で嘘をついたことを
 
 明らかにすると、
 
 してくれると、
 
 信じたかったからだ』
 
 
「じゃあ、なんで今
 
 ここで問い詰めたの?
 
 LINEでだって
 
 連絡とれるでしょう?」
 
 
『謝りたかった』
 
 
「え?」
 
 
『帰る時に
 
 ここを通るの知っているから
 
 その時に謝ろうと思って』
 
 
君がぴんと背筋を伸ばして私を見る
 
 
『ごめん
 
 もう傷つけない
 
 だから、許してほしい』
 
 
ずるい、ずるいよ
 
 
嫌いになろうと思ってたのに、
 
 
諦めようと思ってたのに
 
 
じわじわと視界がまた滲み出す
 
 
『また泣かせちゃったな…苦笑』
 
 
「…」
 
 
『さっき泣いたでしょう?
 
 目が真っ赤だった』
 
 
「え…気づいてたの、」
 
 
『罪悪感半端なくて
 
 俺、その場から逃げた
 
 でも、どうしても謝りたくて
 
 辛い思いして欲しくなくて
 
 ここで…』
 
 
「ありがとう」
 
 
『えっ?』
 
 
「私、絶対嫌われた
 
 だろうなって思って、
 
 そしたら
 
 居ても立ってもいられなくて…
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 君に距離を置かれるのが
 
 怖くて仕方なかった」
 
 
『嫌ったりしないよ
 
 距離も置かないよ
 
 約束する』
 
 
君が得意げに
 
 
口の端を持ち上げた
 
 
「約束ね?」
 
 
『うん、約束』
 
 
君の小指が
 
 
そっと私の小指に絡んだ
 
 
「…約束…」
 
 
その言葉の響きが
 
 
優しくて、嬉しくて
 
 
思いが
 

目の端から滴となって溢れ出した
 
 
『泣くなよー笑
 
 小学生じゃあるまいし』
 
 
「泣かせたのはそっちでしょ笑」
 
 
『そうだった、そうだった
 
 よしよし』
 
 
ふざけながら
 
 
頭をポンポン叩いてくる
 
 
「こらぁー笑」
 
 
『うわぁー笑』
 
 
追いかける私
 
 
逃げ回る君
 
 
【…帰るか…】
 
 
《…そうね…》
 
 
そっと踵を返して
 
 
立ち去って行く影が
 
 
あったことなど、
 
 
私達は知る由もなかった
 
 

こんな他愛もない時間が
 
 
永遠に続けばいいのにな、
 
 
そんなことを考えていたのは
 
 
ここだけの話
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
end___

聖葡__イブ・10時間前
#恋は盲目、失恋は晴眼
この苦しみを消す方法
赤い糸は君じゃなきゃ
僕らは平行
昔話の成れの果て
0168.
君にさよなら

握り返してくれないその手も


光を写さないその瞳も


僕なら、君を救えると


今日まで信じて疑わず。

琉・9時間前
昔話の成れの果て
ポエム
君にさよなら
好きな人
友達
沿い流れた星の雫

どーでもいいような


すぐ忘れちゃうよう昔話が


鮮明に描かれている

涙雨 雫玖 ☔︎・18時間前
君にさよなら
ポエム
独り言
創作☔︎
昔話の成れの果て

これらの作品は
アプリ『NOTE15』で作られました。

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起承転結如きで語られる

オトギバナシ
僕らの人生

ジントニック・18時間前
昔話の成れの果て
タグお借りしました
人生
御伽噺
君にさよなら
独り言
ポエム
く。







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♯ 昔話の成れの果て



















解釈ご自由にです。

涙雨 雫玖 ☔︎・18時間前
昔話の成れの果て
タグ紹介☔︎
タグ紹介
タグ
君にさよなら
独り言

僕等の

普遍的で不平等で残酷な物語


何年何百年後には


素敵で幸せな物語として

語り継がれていく_

月麦_・17時間前
昔話の成れの果て
タグお借りしました

当の昔の理想を今も描き続け

足掻き苦しむ

その先にある道に

"正解"があるとは限らないのに_

想_。・8時間前
昔話の成れの果て
ポエム

「お姫様と王子様はすったもんだ
何だかんだあって結ばれて
幸せに暮らしましたとさ」

めでたしめでたしって
そんなわけないじゃない

魔法も冒険もない現実の暮らし

「結ばれて〜」
から先の方が
ずっと長い物語だし
苦労もあるし喧嘩もするよ

そういうことを乗り越えて
いった先が他人には
綺麗な断片しか見えてなくて
「幸せに」なんて
お伽噺の結びの一言で
片付けられちゃたまらないよ

恋眼鏡・17時間前
昔話の成れの果て

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