#薬指の指輪

貴方は言ったね

「君を幸せにするなんて
約束は出来ない」

「君にとっての幸せはこれなんて
押し付けをするつもりは無い」

「だからこれからの人生
一緒に幸せを探して
もらえませんか」

それが
貴方が薬指の指輪と
共にくれた
精一杯の誓いでしたね

あの丘を登った先にあるチャペル
あの日の綺麗な君の白いドレスを覚えてる

君と描いた夢は太陽の欠片
あそこで誓いの指輪を交わし

あの丘から続く道が
僕らの終わらない愛が
あの日から今日も
そして明日へ続いてる

# 言の葉つなぎ
に参加希望です

Twitterの"歌つなぎ"のように
言の葉をつないでいく企画です

少しでも良いと思ってくれた方々
ぜひ参加してください！

あなたの投稿が
誰かを救うことになります＿

ぜひ参加しましょう！

真白いドレスを身に纏い

万雷の拍手と祝福に包まれ

永遠の誓いを交わし

指輪を捧げた細い指

僕が世界で何より大切な愛しい人

あの日から時が流れたけれど



今日も 君の笑顔に恋してる

舞い上がれ 愛しさよ

病める時も健やかなる時も
交わした薬指の指輪にかけて
誓うよどんな時も

たとえ何度生まれ変わっても
必ず君を探し巡り逢う

紅き月に照らされて
燃える火の鳥の様に

結婚指輪がシンプルな
輪の形をしているのは
「始まりも終わりも無い」象徴だから

愛に終わりは無い
でも結婚指輪の愛に始まりが無い
という考えなのは何故か

それは愛はある日突然
産まれるものではなく
いつしか愛し始めていた
ことに気付くものだから

そして産まれた愛は
死が二人を分かつまで
二人で育み続けるものだから

初めの頃は
手を繋ぐどころか
僕の服の袖を指先でつまむだけだった

それがやがて
小指だけを掴んでみたり

普通に手を繋ぐようになり

恋人繋ぎになるまでに
半年かかったね


そんな君が
僕と腕を組んで
バージンロードを歩いてる

その薬指の指輪に誓うよ
どんな時も
病める時も健やかなる時も

その手を離さない
離れない
ずっと

これからも
恋は続いてく

ゆっくりと
愛になってゆく

あの人の薬指に
光る指輪を引き抜いて

私だけを
教え子ではなく
ただの女として
見て欲しいと
無理を言ったあの日

大人を困らせるなと
周りに言われても

胸の熱さだけが
恋と信じた

貴方がありったけの勇気を
振り絞ってくれた
この薬指の指輪に誓うわ





これが私の最後の恋

貴方と事ある毎に
色んな約束してきたね


重ねた約束

小指絡めた
指切りから


薬指に光るリングに

何年も遠回り遠回りしたね

淋しさに不安抱えた
幾つもの夜を越えて

いつかと誓ったあの丘の
チャペルの鐘が鳴り響く

純白の羽根が降り注ぐ
バージンロード
夢の続きを共に歩こう



もう二度と離さないと




君に捧げた
青臭いそんな言葉を
薬指の指輪に誓ってから
早幾年

今日も隣で微笑む
君にありがとう

貴方に伝えたい 溢れてくる
私が私でいられる幸せ

手を伸ばせばいつでも
誓いを交わした指輪した
手を取ってくれる人がいる

君に届けたい いつまでも
ささやかだけれど
心からのありがとう

胸に広がるぬくもりは
確かな想い
変わらない約束

プロフィールを更新しました

ヘッダーポエムの変更と
過去作にタグを追加しました


現在シリーズタグとして
不定期投稿している

＃薬指の指輪
＃Tears

の二つに加え新たに
童話や昔話をベースにした
＃御伽シリーズ
を追加しました

あと言葉の意味や解釈についてとか
僕個人のNOTEに対する
投稿について
＃言の葉を紡ぐということ
というタグでまとめました

彼から突然の電話


呼ばれて向かったのは日も落ちて
誰もいなくなった駅前の小さな公園


土曜日なのに彼はスーツに白い紙袋を片手に
今日は彼の親友の結婚式だったと



そして彼はおもむろに

「こんな所でいきなりでごめん
俺と結婚してくれ」


と指輪の箱を開けてプロポーズ


だけれど箱の中には指輪がない空の箱



親友の披露宴で彼の話になり

一緒に出席した友人たちに背中を押され

新郎が結婚指輪の入っていた箱を貸してくれ

二次会はキャンセルでいいからと

半ば無理矢理追い出されてきたんだと


決してロマンチックな場所でもないし

私は急な呼び出しで普段着だし


それでも彼を励ましてくれた

素敵な友人たちがいる

彼を信じられるからプロポーズを受けました

「好きになったきっかけは？」
「どうして特別な関係になったの？」
「結婚しようと思った決め手は？」

色々聞かれても
正直困る

だって
この指輪と同じ


始まりも終わりも無いの


ただ あの人の隣で
ずっと歩んでいく


そう誓ったの