#🎈🎼

『幸せになってね』

と笑顔でいった私の頬は

何故か冷たく感じた

あの時君にあげた

私がお花で作った指輪

結婚しようって約束

君は覚えてくれてますか？










君を見てたら分かる

あの子への恋心

一枚じゃないから

淋しくない

木があるから

生きていける

水があるから

成長できる

みんな違って

みんないい

美しく

もがいてもがいて

生きる

そんな真っ赤な葉っぱは

夕日に照らされたときの

君の頬の色でした

『一人じゃないから』



なんて無責任なこと

言えるわけがないよ

同情して欲しい訳じゃない

慰めて欲しい訳じゃない

ただ一緒に笑い合える人が

隣にいて欲しいだけ

『一人じゃないから』

って、そう言われた

嬉しかった

『一人じゃないから』

嬉しかったけど

一人で居たかった

だから

『一人じゃないから』

君が言ってくれた言葉から逃げた

だけど追いかけてほしかった

本当は悲しいから

寂しいから

『一人じゃないから』

『君と一緒に居たい』

って、逃げても逃げても

追いかけて

振り払っても理解してくれて

手をとって抱き締めて

ほしかったんだ

君がいた場所

君を包んでいた毛布

それに顔を埋めてみた

温もりを感じた

涙が出てきた

君のとあの子の匂いがした

かっこよくないのに

かわいくないのに

かっこよくみえて

かわいくみえた

君のこと好きになってから

君の全てが輝いて見えて

君の好きなタイプの子はね

優しくて

笑顔が素敵で

可愛くて

友達思いで

賢くて

英語が上手で

一人で抱え込んで
泣いて

守ってあげたくなるような子

だから

私じゃダメでした

その子に近づこうって思っても

何をしたらいいのか

何を変えたらいいのか

どう近づくのか分からない

ねぇ、私はダメですか

もっと思いやりの心持つし

笑顔も可愛くなるように努力する

可愛くなるのは無理だけど
雰囲気だけでも頑張るし

勉強だって君に近づく為なら
君に好きになってもらえるんなら
毎日勉強に励む

英語もいっぱいワーク解いて
リスニング聞いて
曲とか聞いたりして勉強する

私だって一人で抱え込んで
泣くときもある

守ってあげたくなるような
女の子じゃないし

ホントは私のことが
『すき』って

ホントはあの子じゃなくて私に
『すき』って聞きたかった

ねぇ、これから…
私はどうしたらいいですか？

『一人じゃないから』


『俺が守るから』








こんな言葉

アイツに言ってやりたかった

似合わないけど

バイブに設定した通知

ポケットが小刻みに震えた

アイツからの

メッセージが入っていた

『ホントは守れないんでしょ』

自分が情けなかった

確かに、俺はお前を守れない

完全に守れる自信がない

そんな無責任な

『守る』なんか

言ったって意味がない気がした

けど、守りたい

たった一人の

俺の大切な人

世界に一人しかいない

俺の…大切な人だから

俺 、 知 っ て る か ら 。

お 前 の 好 き な も の も

嫌 い な も の も

笑 顔 に な る 呪 文 も

涙 を 流 す 理 由 も


… 好 き な 人 も

人は自分に無いものに

欲望を抱き

自分を裏切るものを恨み

自分を必要としてくれる人を追う

この世界は

みんながみんな

自己中心的な生き物

なのかもしれない

今日も神様は

誰かに命を授け

体と空気と居場所を

与えました





別のところで誰かから

命を奪い

体も空気も居場所も

全て無かったことのように

しようとしました











誰かはこんな世を

幸せやら不幸やらと

呼びました

「すき」

と言いたい



「すき」

と言えずに



「きらい」

きらいじゃないのに



「きらい」

って嘘ついた





本当はね

「いちばんだいすき」

君 の 声 が 聞 こ え た

夜 空 を 見 上 げ た

君 が 思 い 浮 か ん だ

だ か ら 今 か ら

君 に 逢 い に 行 き ま す