#3・11

私の親友は
東日本大震災で
兄弟を失った

Kaz3・11 ～戻らない日々


考えた事ありますか

9年経った今も
3・11 14:46
近づく度に
手が震えるんだ


あの大きな揺れから
わずか15分後には
第1波がきた


あの音
あの匂い
あの声
あの空の色
黒い波


あの時の光景が
目の前に広がる気がして
息苦しくなるんだ


今頃の時間はまだ
俺たちはカラオケにいた


どうして海辺に移動したんだろう


変えられない過去
だけど悔やまずにはいられない

どうして逃げなかった
どうして変な強がりで
あの場に居続けた

いつもの遊びの延長


もう戻らない日々


俺たちどうしようもない不良だったけど
俺にとっては大事な仲間だった

助けられるなら
助けたかった


助けられなかった言い訳かもね

でも
あの手を離したくなかった

あの日3・11
俺は当事者だった
被災者だった


地震を体感した

目の前で
津波が起こった



ずっと見られなかった
客観的な映像

ずっと撮りためてきた
録画してきたあの日の映像


今日、見た


偶然
俺の故郷の映像だった
知った風景が変わってく様子が
客観的に記憶に呼びかけた


途中で断念した
苦しくなった
汗が流れた
涙が出た
震えが止まらなかった



今年の3月辺り
俺は俺の記憶について
ひとつずつ書いてた


でも途中でやめてしまった
どうしてだと思う？


ここで、見たから。
あまりに幼稚な
津波を題材にした小説を見たから。


よく調べもしないで
俺たちの悲しみも苦しみも
理解しようともしないで

ただ幼稚な考えで
津波を想像で書いて

人が飲まれていく様も
知らないくせに
調べもしないで書いてた


涙を誘うような
言葉ばかり並べて書いてた


何が｢悲しい｣だろう
何が｢辛い｣だろう
何が｢涙｣なんだろう


そんなもんじゃないんだよ
今も思い出せば涙が流れるし
今も苦しみが押し寄せる


あの凄惨な現場
創作物にするのは構わない

でも最低限のことは
調べて欲しい

それが現実に起こった災害を
題材にする者の義務だと俺は思う


少なくても俺は
その凶器のような｢小説｣を読んで
すごく傷付いた


今も思い出すと苦しい


悔しかった
あんなに
軽く考えて欲しくなかった

あの津波で
両親共に死に、友人も亡くした

そういう人もいる



創作家の人には考えて欲しい
災害を題材にするなら
現実を描いて欲しい


その悲しみを
風化させない為に
現実を書く力を備えて欲しい

Kaz3・11～死線



祖父に連れられて
父母を探しに行く


避難所の前には
大きな船があった


家の残骸
車


避難所の前
100メートルもない

津波は
そこまで迫ってきてた


ここまで逃げられた人
逃げられなかった人


命を終えた人が
あの瓦礫のある線から
向こう側には
沢山いるんだと思ったら



ぞっとした

今があるのはすごいことなんだなぁ…

私はその当時遊んでいたらしいけど、
今自分が生きていられるのは奇跡なんだなって思う

死んでしまった人の家族の気持ちを
考えると、強烈に胸が痛くなる

その人たちのためにも、
絶対にあの日を忘れてはいけないんだ

半分忘れていた私が、
とっても情けなくて情けなくて…。

自分には関係ないからって、
そう思っていた自分が許せなかった。

あの日から9年＿＿＿。

9年という時間は長いようで短い。
忘れたことはいっぱいあるけれど、
あの日だけは、忘れてはいけなかった。

ごめんなさい、ごめんなさい＿＿。

一瞬でたくさんの人の命を奪ったあの日を、
もう二度と、忘れないから＿＿。

ボロボロになりながら
皆で力を合わせた。

『また暮らして行けるように』
『元の生活に戻れるように』
そんなことを願いながら。

Kaz3・11～教訓、遡上高



海の近くだけが危ないわけじゃない


住んでた地区の川には
波が遡上して
38メートルの津波が押し寄せた



地震があったら
海にも川にも行かないこと


地震があったら高台へ
出来れば自分の足で逃げること。


車は流されたら終わり
車は渋滞したら終わり


数珠繋ぎになった車は
少しずつ崩れながら流されていく

あれから　９年　東日本大震災　3月11日

あの時の事は忘れられない

いや忘れてはいけない

またあの悲しみを繰り返さないように

あれ以上の悲しみを訪れないように

3・11あの日を忘れてはいけない。

津波や火災で家や大切な人を失い、
生きた心地がしなかったあの日を、

絶対に忘れてはだめだ

_なんの兆しもなく。
突如として私の視界は闇にのまれた。

__もう長い時間がたったね。
僕。もうこんなに大きくなったよ。

_ほんとに。
長い時間をかけて
人々がつくったこの街が。

一瞬で消え去った___

僕の愛する人を。
僕の愛する街を。

たくさんの尊い命を。

返して____

『世界の果て』
~RADWIMPS~

今年も今日のために、
よーじろーが歌を作ってくれた。書いてくれた。

目を閉じて、しみじみと聴きました。
優しい声。この歌の第一印象はそれです。

ぜひ、聴いてほしいです。
誰もが今日は優しい気持ちになれると思います。

天国にいる震災によって亡くなった命たちへ合掌。




それなら僕は行くよ
君の元へ行くよ
せめて僕の腕の中には君の 顔をうずめて

襲いかかるその終わりの
君の視界を覆い
ワンダーランドまでの 短い1秒だけ
「さよなら」を

今日はある絵本を紹介したいと思います。
『ひまわりのおか』という東日本大震災を題材にした絵本です。
私はこの本に何度も助けられ、勇気をもらいました。
津波が来る、と丘の上の花壇に向かって走り出した時、
大きな津波がある小学校の生徒をのみこみました。
亡くなってしまったこどもたちを想い、お母さん達が
みんなが目指して走った花壇にひまわりを植えるお話です。

もうあの日から10年ですね。
今日、学校で命の授業として東日本大震災の映像を見ました。
津波が来る瞬間、
小さな女の子が泣き叫んでいました。
映像を見ることが怖くて、
友達と手を繋いだまま涙を流しながら必死に話し合いました。
今、生きていることは当たり前ではないということ。
最近、自分のことばかりになってしまっている私の無力さを
何度も悔やみました。

10年前の明日
私はまだ幼くあまり記憶はありませんが、
はっきりと覚えている事があります。
大きな地震がとてもかわかったこと。
幸い大きな被害はありませんでしたが
今でもあの気持ちを覚えています。
私のおじちゃんとおばちゃんは明日で結婚してちょうど10年です。
3月12日に予定されていた結婚式は延期になってしまいました。

あの日のことを忘れないで

地震は一瞬でたくさんの物を奪ってしまう
命、家族、日常·····

あの日のことを絶対に忘れてはいけない

3・11で家族や友達を失って

辛かったよね
苦しかったよね

私がずっと側にいるから

「死にたい」

何てもう言わないで