「ねえ先生...?もう私、
死のうと思うんだ。」
...じゃあ、一緒に死にましょう...?
丁度私も、死のうと思っていたところだし。
「え...?」
踏切の中へ入っていく
電車はスピードを止めない
ライトが私達、2人を照らす
プォーン...!
「...嫌だ、死にたくない!!!」
ガタンゴトン...
「っ...はっ!」
そこには彼女がいた。
私は死んでいなかった...
いや、私の前にいる人は
元から私を死なせるつもりなどなかったのだ
パシッ!
「っ...!」
いい加減にしなさい!!
貴方は...周りに愛されたいからって
無理やり人の事巻き込んでいるだけじゃない!!
いい?本当に死にたいなんて思っている人なんていないの!
死ぬ直前に
「生きたい」って叫びたくなるの!
そりゃあ辛いこともあるし
死にたくなる時なんて山ほどある!
でも、それを乗り越えていくのが人間ってものよ!
愛されたいなら
人のことを愛しなさい!
貴方は、人のために何か
命を懸けてでもしたことはある?!
辛いことだってある、でも!
それが人生ってものよ!!
その瞬間、今まで出なかったはずの
涙が止まらなくなった。
先生が私の事を叩いてくれたことが
すごく嬉しかった。
大嫌いだったはずの
元、教師
今では彼女が
すごく強く、輝いた人に見えた。
ene055・2019-10-08 #元教師 #死にたい人へ
