#思い出として残るなら

輝いていた日々が

黒く染まり始めた時

"出会わなければ"

そう思う私は弱虫で___.

「ねぇ、先生」

貴方が私の下の名前を呼ぶ度に
分からないことが増えて

薬指に光る宝石が
眩しすぎて
涙が出てくるんだ

生きていることに迷うときもあった


でも手首には

がんばって乗り越えた『キズ』。

生きることを選択してみようか

君との距離が

少し近くても


君との心の距離は

ちっとも縮まっていなくて

勝手に好きになって勝手に愛した

僕が全て悪いんだ

もう一度見せて

あの時のあの笑顔

悲しい方がいいでしょう？

10個の幸せを

1個の辛いで壊したくない

10個の辛いを

1個の幸せで壊したい

手放せば楽になれるのに

それでも手放せないのは

まだ大事だと思っている証拠

結局大人の好きは

自分自身じゃなくて

将来の期待に向けられたものなんだ

アルバムをめくりながら
昔のことを振り返ってみると
不思議なことに
楽しい思い出ばかりなんだ
今は辛くても
きっと未来から見る今は
楽しい人生だと思えるんだ

もしも
時間を巻き戻すことが
許されたら
今なら言える気がする

『君は私の宝物』

2人で通ったカフェで

久しぶりに見た君の隣には、

もう自分じゃない誰かがいて。

眩しいくらいの笑顔を見せていた。

そんな君を見つめる自分の隣は、

君との思い出が詰まったカメラが

置いてあるだけ。

私の選んだ君は

一途にあの子を思ってる

それでも私は

君と知らない街へ出かけたい

君と笑いあったあの瞬間、

いつまでも思い出として

残りますように。