寧々・2025-09-02
ポエム
心の声
日常
「何でもいい」
その一言が一番困る💧
当てのない言葉に胸を膨らませ
「いつか」なんてただの誤魔化し
信じてしまう私が馬鹿だね
息苦しいだけの日々が
ただもどかしい
貴方と目があった気がしたの
私の頭上には時計
きっとそれを見ていただけ
なのにこちらを見る貴方の
その視線の先を期待したくなる
パート練終わり、
先輩と一言でも交わしたくて、
冷えた教室から出ていく先輩に
「廊下暑そうですね、」と笑うと、
先輩が「そうだね」と足を止める。
意を決した先輩が一歩踏み出すと、
「うわぁ…」と心底嫌そうな声が
聞こえてきて。
私も後をついて廊下に出ると、
笑えないくらい暑苦しくて。
それでも笑っちゃうくらい
この暑さが大好きで。
そんな些細なやりとりが、
いつの間にか日常になっていた。
止まらない鼓動がうるさくて、
貴方の背中をただ見つめてた。
頭では分かってるのに、
幸せを望んでしまう。
貴方からの偶然を、
意図的だと期待してしまう。
貴方の背中が見えなくなった瞬間
また会いたくなってしまう。
日常に散りばめられた恋心が、
私に貴方の存在を主張するばかり。
言うことを聞かない私の心に
当の本人は全く気付かず、
ずるい笑顔を浮かべてる。
何気ない日常のなか迎える
その日の終わり。
ふと空を見上げると、
ちらちらと見える星のかげ。
貴方はこの景色を見て
誰のことを思い出すだろうか。
私のことであったら、
お互い笑い合えるでしょう。
夏の夜風が頬を撫でる。
髪を靡かせ、葉を鳴らし、
私の心を連れていく。
心なしに見上げた視線の先には、
ぼんやりと雲が広がる空。
なんの変哲もない夜のまま、
今日も自分に別れを告げる。
夜明けを迎えた明日の自分に、
出会いを信じてもらうために。
段階を踏んで離れることができたのは
よかったなと思う
表面上は変わらぬ日常を送っている
それでも
時計を見て「お仕事終わった頃かな」なんて
思ってしまう
がんばり屋さんの君を
思い出しながら
お仕事お疲れ様、とはもう送らないけれど
寂しいなあ
話せる人が居ない
孤独を感じてしまう
どれだけ年を重ねて過ごしたって
心配性は治らなかったから
元気なお土産話たくさん聞かせてね
看護師さんたちと
他愛もない話しをしました
そして夜はレトルトカレー
薬もちゃんと飲みました
もう早くもおネムモード?
もうすぐエンジン切れちゃうよ
空をみて
きれいだね
とか
これ食べて
美味しいね
とか
他愛もない会話も
そんな日常が
大事で
大切で
やっぱり幸せだな