#愛してる

夢でもいいから逢いたくて

夢だけの逢瀬では触れない

君の体温を感じたかった

君は何時も僕の芯を食った所を突くから

君を知らない故にそれが大嫌いだったの

痺れた右脳で君を「愛して」居たから、

君に伝えたい「ごめんね」を。

これは一時的な恋じゃないと

信じたい。

今世も来世もずっと

一緒にいさせてください。

震えた名前も

幼稚な誤字も

消し跡だらけの「愛してる」も


全部全部君だから許せて

愛しくて可愛くて堪らない

こんなにも　　涙が　熱い

それを　　知ることが　できたのは

あなたを　　本気で　愛してるから


これほどに　　涙が　辛い

それに　　気付くことが　できたのも

あなたが　　心に　あふれているから


どうしても　　涙が　伝う

そんな　　独りの　夜更けには

あなたを　　隣りに　感じたいから


どんな　涙も　　わたしには　ダイヤモンド

ガラス玉ならば　　とっくに　砕けているわ

「愛してる」って

永遠を誓う言葉でしょ？

君が僕に馳せる愛は

もう新月になってしまいましたか？

それとも

まだ三日月ばかりは残っていますか？

別れた今は通過点

きっと未来は君と結ばれて

幸せにすることができるよね

あなたの熱を呑み込んで

火照り死んでしまえたら

私はこの遠い遠い会える未来に

憂い泣くことなかったでしょう

愛してる、なんて陳腐な台詞も

月が綺麗ですね、なんて少しギザな台詞も

あなたはきっと響かないでしょう

そもそも僕を見てないし

あなたを想うだけで

口角も鼓動も上がっちゃう

愛に勝る名誉なんか

ある訳ないじゃない

風に乗って

雲に乗って

そのまま壁を越えてゆけ


僕の愛列車

心の壁経由君の心行き

あなたに渡したぬいぐるみ

その口に接吻施せば

きっと僕らも繋がれるよね

藍色のドレスを身に纏い

紅で染まる唇を持つ君

純白のシルクのような肌は

漆黒の僕の瞳なら容易く吸い込める気がした


否、吸い込んでしまいたかった

檸檬のように爽やかな弾けた笑顔を

桃のように熟れて瑞々しい笑顔を

僕以外が知るくらいなら