達也・2017-10-03
秋の夜空
『秋の夜空』
透き通る秋の夜空
肌寒さに心震える
ほんの少し僕を
温めてください
昼寝あけ
秋の夜空を眺めるように
ベランダにでて
軽く夜風を浴びて
ふと空を見上げてみると
其処には…
まるで落ちて来そうな
大きくて まぁるい お月様
小さな星々も煌めいて
とても綺麗な夜だけど
何だか吸い込まれてしまいそうで
ちょっぴり恐くなっちゃった
日に日に
秋が深まり
朝が来るのが
遅くなってきた
暗くなるのが早いと
心も急ぎ足になって
しまうよね
そんな時でも
秋風に当たりながら
煌めく夜空を眺めたい
大好きな曲を聴きながら
個々の輝きを放つ星を見つめ
劣等感が心を蝕んで
磨くほど錆が出て脆くなる
泣きたいほど美しい景色に触れ
笑いたいほど醜い自分を嘲笑い
寂しいほどに繊細な心を見る
この夜とばかりに口ずさむ愛のウタ
あぁ、なんて綺麗な秋の夜