#世界の片隅、僕等を叫ぶ

君に逢いに行ったら

僕を白く染めてくれるだろうか。


君に逢いに行ったら

僕を置いといてもいいですか。

私が認めたら、

きっとこの恋は終ってしまうから＿＿

人が泣くのに

必ず理由があると思うなよ

　　　　　　　 ｽﾄｰﾘｰ　
きみに愛される夢物語

夢の中でいいから

一度でも生きてみたかったの＿＿

今はもう届かないなら





伝えておけばよかった
「愛してます」って


手を伸ばして

抱きしめておけばよかった

『大丈夫』


なんて笑い続けてきたけど

ほんとに大丈夫な時なんて

今まで一度もなかったんだ

「楽しい」
「嬉しい」
「悲しい」
「寂しい」
「辛い」
「痛い」
「死にたい」
「生きたい」


どんな感情を抱いても
私らの自由でしょ？

そう教えたのは
ｱﾝﾀﾀﾁ
大人でしょ？

だったら、私らの好きにさせてよ

薄い碧から
紫、ピンクの淡いグラデーション

南西の空にうっすら浮かぶ
乳白色の三日月

烏が翔ぶのは南東方向

少し涼しい秋晴れの日

風が気持ちいい夕暮れ時

瞬く間に消えそうなおぼろ気な三日月に
涙を飲ませた夕方5時

何処かで誰かが生まれ
誰かが死んだ今日、

何処かで誰かが誰かを愛した
それが"奇跡"だというのに

何処かの誰かの
あらゆる"好き"を笑う権利が
何処の誰にあるというのだろう

過去を透かして

光が見えて

舞い上がってたんだ


光すらも過去だってこと

理解しようとしてなかったんだ

涙に明日を連れてこないよう、

歪んでいく視界の中で願ったのに

なぜ私は

今日も涙を飲んでいるのだろう＿＿？

ほんとはずっと、

誰かに話したかったのかもしれない

誰かに聞いてほしかったのかもしれない

ただ傍にいて頭を撫でて

抱き締めてほしかったのかもしれない



















なんて、今更気づいたって、

もう遅いけど、

肝心なとき言葉にしないくせに

『気付かないあんたらが悪い』

なんて、自分勝手もいいとこだよな、

こんな理不尽な世の中を
笑って生きれる'強さ'をください

こんな世界の理不尽を
水に流せる'弱さ'をください

こんな世界を愛すための
世界を包むほどの'愛'をください

どうしようもなく寂しい夜は

どうしようもなく泣きたくなって

不器用で弱い小さな自分が

どうしようもなく恨めしい