灯火・2023-03-18
並走の雪景色
題名のない語り手
無期限の時間と見知らぬ街
時計背負った女に微笑まれ
長い間独りの神は
赤子の儚さを纏い
冷めた瞳を持って
雪舞う世界と少女の姿
冷えた瞳で空を眺めて
踊らされる神は乞う
切る糸に災厄の根絶
都合のいい事は人のおかげで
都合の悪い事は神のせいにして
君たち人間は今日も生きるのだろう
悪魔のおままごとに過ぎないゲームに
付き合わされている僕はいつも悪者
「神様どうして息子を奪うのですか!!!!」
「どうか妻をまだあの世へ
連れて逝かないでください神様」
やめてよ。僕に嘆かないで
僕のことを呼ばないで
僕が苦しくなるだけだから
見守るしか脳がない僕に
助けることなんて出来ないから
無駄に長いこの命
涙雨を降らせるために
僕は生まれたのだろうと
冷えた心が雨を凍らせた
# 題名のない語り手
冷えた寒空の下
「はーっ」と手を口元に近づけ
微かに暖かな息を送る
冬の空が綺麗と誰が言っただろう
雲に覆われた灰色の空に
虚ろな瞳で眺めていた
雨は神の涙と友達が言っていた
友達と言うよりかは
よく時間を共にする他人、だろうか
「貴方はいつから泣いているの?」
ふと呟いた言葉は空の遠くへ
吸い込まれて消えてった
# 並走の雪景色
ま、解説はこんな感じ((え
気になる方はうちらのポエム見てねー(殴
ノープランのポエムだから
内容めっちゃ変わっていくかもー笑
【ゆっちゃんとコラボ企画】
悪魔が良魔と呼ばれたら
物語も運命も変わるのか
雨の日人は傘をさし
雨は嫌いと拒絶する
神の辛さを知らぬ人
街中で歩く人々の
笑う顔の影は何故
枯る花と降る雪空の最中
この夜明くることなかれ
突如、現れた転校生
言語知らぬ変わり者
春と冬の共演始動
桜の精と冬の守り
名もなき神を救うのは
天の恵みを受けた者か
バランス崩して地上へと
対話も知らぬ赤子の神よ
神は気づかぬ悪魔の良心
誰も知らぬ未来の救世主
不思議そうに見渡す変人
隣の私はにこやかに笑う