#予感

傷に絆創膏や包帯を巻くだけ　

メスで傷を開いて中身を見ろ

ちゃんと見ないと治せないし

止血だけじゃ原因知らないで

また同じ傷を負うことになる

君なら勘違いされちゃっても

良いから褒めるの今宵の月を

雲に隠れて見えない幸福だけ

着火剤にして塔を登っている

頬を染め上げた月は照れたように笑っている

今夜、私の想う月に夢の中で会わせて欲しい

思いと想いが合わなくても

目と目が合うだけで 私の青春

ぶつかる視線 すぐに逸らしてしまうけど

この恋からは 絶対目を逸らさない

そっと差し伸べた手は

キミを守りたかった全てでした。

君の灯りがどんなに弱っても

私が最初に君を見つけるよ

君のことを救うのは

私がいいから

偶然が度重なってそれはやがて必然になるの

キミからの一輪の花束は

僕にとっても宝物で。

一輪だけでも”あなたしかいない”んだよ。

その予感がする時 臆病な心は

予防線を張り巡らせてしまう

7ー4

星は夜空に出るから

やっぱり醤油のビンかな

キミはテンビンは

容器のビンだと

決めつけているようです

もっとスゴイものを

入れるためのビンだと

思うんだけど

ボクがそう言ったら

醤油がなかったら

醤油ラーメンが

作れなくなって

ラーメン屋さんが

困るんだよ

キミはボクの頬を

つねります

苦労してこそ言葉に重みを感じさせられる

だから私の苦悩は無駄にならないの

見る人が居ても居なくても

君は今宵も雲の向こう側で

何時もと少しも違わぬ光を

反射し続けているのだろう

見えない気持ちの裏に

表情で訴えてるの…気付いて。

7ー5

でもボクは

ラーメン屋さんだけでなく

もっとたくさんの人が

困ると思いました

それにイテ座もなにか

分からないよね

キミはそう言って

ボクの顔を見ています

確かに分からないので

何か思いもつかないよ

ボクもそう言いました