そら☄️・2022-07-23
好きです、なんて言えない
僕だけの言葉☄️
後悔も
思い出だと割り切れたら
どれだけ幸せか
ちゃんと呼吸をして
ちゃんとご飯を食べて
ちゃんと睡眠をとって
ちゃんと「生きている」はずなのに
何故か心だけが空っぽで
どんな思い出を重ねても
どんな想いを重ねても
心だけが「死んでいる」みたいで
人は生まれた時に 花を咲かせ
死ぬ時に 花が散り 枯れていくのだと。
なら 綺麗に花を咲かせたまま
どこかに消えてしまえば
そして誰にも気付かれぬまま、
静かに花を枯らしていく。
そうすれば 一生咲いたまま、
一生綺麗なままで 誰かの記憶に残れるのかもしれない。
あなたを好きになる度に
溢れ出すこの感情も
頬を伝うこの想いも
全て
雨に溶けて
流れてしまえばいいのに。
あの子の幸せに
悲しむ貴方と
悲しむ貴方に
寄り添う僕。
全部忘れてしまおう
君からの言葉
君からの愛情
君の全て
そうすれば
こんな思い出なんて
ただの儚い夢となり
消えてしまうのだから
現実は
小さい頃に夢見ていたものより
遥かに厳しく、怖いものでした。
未来だけは
僕を裏切らないのだと
信じていました。
貴方からの愛だけを吸って
貴方への愛だけを吐いていたい
貴方が
ずっと僕の気持ちなんて気付かずに
そのうち僕の存在なんて忘れて
僕じゃない誰かとの未来を
願ってしまったり
恨んでしまったり__。
『君の幸せが僕の幸せ。』
なんて言えるほど
余裕なんてないくせに。
ただずっと
貴方の笑顔を
遠くで見ているだけ_。
君の言葉全てに
一切の温度も感じられなくて
貴方に向けるこの感情が
恋心なのか愛情なのか
はたまた執着なのか
そんな事など
どうでもいいくらいに
僕は貴方を
求めてしまったから。
周りに迷惑をかけない為に
死ぬのではなく
自分が救われたいから
死ぬのでしょう。
「死ぬまでずっと一緒」
嗚呼、
なんて幸せな呪いなのだろう。
いつか消え、
もう戻ることも出来ない
「過去」に縋るくらいなら
永劫続き、見通す事も出来ない
「未来」に縋ったほうが
幾分幸福なのだろう。