#全部、嘘。

あなたの本当の愛は

　 私じゃ

生まれなかった

全部、嘘だよ。

あの話は
全部、嘘なの。
信じたの？　

あんな人生送ってないよ
だって…それじゃあまりにも
惨めで情けなくて痛いだけ

私、もっとまともだから
ちゃんと地に足つけて
生きてきたから

虚しさ残るだけだとしても
あなただけには真っ白でいたくて

偽りで固めた私は
世界で一番…嘘つきだ

初恋は甘酸っぱい檸檬の香り、微笑みはまるで、女神のように、きらきら輝いてた、優しくてはにかむ笑顔、でも今は隣の席に君は居ない、冷たい、全部、嘘、わざとからかってたんだ、一言も好きですって言い出せなくて

タグ紹介

＃全部、嘘。

解釈自由
よかったら使ってください

優しい彼女は息が出来ない

僕は見ているだけだった



僕も息が出来きなかった

知らなかっただろ？

僕が辛いのは知らないだろ？

二人が結ばれるのに

障害なんて一つもない

そう思っている彼女に

僕は動けなくなるんだ

だけど、

彼女を楽にしてあげたい

全てを曝け出して

彼女を受け入れたい


今、彼女の前に立っている僕は

全て偽りで
本当の僕じゃないと

告白してもいいかい？

いつも一緒に帰っていたのも、
よく私に声をかけるのも、
たくさん笑いかけてくれたのも、
いっぱい教えてくれたのも、
ときどき名前でよんでくれたのも、


私に夢を観させたのも。

全部、嘘。なんですね

あなたの好きな
私は
全部、嘘。


純粋なんかじゃなくて
あなたが初めて
でもない


嘘でもつかなきゃ



遊び慣れてるあなたは
振り向いても
くれないでしょう

「あなたはホントにダメな子ね」


そう言われるのが嬉しかった。

褒めてもらうより叱ってほしかったから

叱ってもらえることが

ちゃんと“私を見てくれてるんだ”って思えたから


勉強は好きだった。

でも嘘を吐いて怠けた。

人間関係は苦手だった。

でも仲間が欲しかったから自分を偽った。

たくさんの友達が出来た。



でも満たされはしなかった。

友達のなかのちょっとワルな子に

「お前、つまんない」　と言われた。

ショックだった。

でも、嫌だったけど一緒につるんだ。

おもしろい奴になりたかった。




叩かれた

殴られた

「お前なんかうちの子じゃない」と言われた。









家に火を放った

すべてがすべて　燃えた






私は情状酌量が認められた。

もう私を叱ってくれる人はいない

もう私を害す人間はいない


途方もない地平線を眺め、私は煙草に火を着けた。




経歴についた少しの傷くらい　なんてことはない

隠して　嘘を吐いて

そうすれば

みんな気にもとめないから


結局　私を見てくれてる人間なんていない

そう

嘘を重ねて　嘘を抱いて

私は笑った。