#別れの予感

僕はこのまま君と離れていく

本当にそれが望みなのかさえ

もう分からなくなった

君に言われた四文字は

好きだよじゃなくて

さよならだったね

立夏の風に乗ってやってきた

君とサヨナラする日が来るなんて

泣き出してしまいそう 痛いほど好きだから
どこへも 行かないで 息を止めて側に居て
身体からこの心 取り出してくるなら
あなたに見せたいの この胸の想いを

教えて悲しくなるその理由(わけ)
あなたに触れていても 信じること
それだけ だから

海よりもまだ深く 空よりもまだ蒼く
あなたを これ以上 愛するなんて
私には 出来ない

別れを予感したとき
初めてその存在の大きさを思い知る

貴方が私から
離れていく‥
私は貴方に
追いすがる‥

頭では
分かってる
心が
追いつかない

もう少し
待っててね‥
必ず
自由にするから…

冷たい雨に
曇る窓
好きと
指で擦ってみる

あなたが来ない特等席
訳もなく
涙が零れる

私が見たのは
別れの予感

後悔させるなんて
強がってみたものの

身動きが取れないほど
しっかり
掴まえていて欲しかった

時間をかけて
大切に紡いだ思い出は
壊れるのは呆気ない

夜な夜な
懐かしい笑顔が
心に押し寄せる

枕を濡らす寂しい夜だから

しばらくLINEも電話もしない

自分の気持ちの整理がついたらまた連絡する

知らなかった
そんなに厳しい状況の中で
私と繋がっていてくれたこと…

“そのくらいしないと一緒に繋がっていられないんだ”
“だから無視とかそんなんじゃないから”
“でも結果的に悲しませて…本当にごめんね”

この言葉を見たとき
“もうラクになっていいよ…”って
あなたを解放してあげたくなってしまった


『大変な状況の中で繋がっていてくれてありがとう』
『これからも繋がっていこうと思ったら お互いの状況とかもっと話さなきゃいけないんだと思う』
『でも 繋がっていることで あなたが辛いと思うなら言ってほしい…』
『このまま続けてていいのかな…』
『よく考えてみてね…』 って…

私から伝えた


好きなのに…
大好きなのに…
どうして一緒にいられないんだろう

お互い想ってるのに
それさえも結果的に苦しめることになってしまう


あなたからどんな返事がきても
私は受け入れるしかない…
自分から言ったんだもんね…

いつもは早く返事がほしいと思うのに
ハッキリ聞くのが怖くて
返事がこなくてもいいとさえ思う自分がいる

でも
覚悟しなきゃね…

あなたの声で優しく言われる
「だいすき」
が大好きだった。

もうずいぶんとあなたと
話をしていないから
どんな言葉をかけたらいいのか
分からない

ありふれた
愛してるを言ったら
それを聞いたあなたの
ほんの一瞬の変化が
怖いの

だからなおさら
話せない
会いたいのに
会いにも行けない

もう二度と
会えないかもしれないのに

なんかもう

いいかな

って思う時が

たまにあるよ

信じれなくてごめん
疑ってしまってごめん
こんな彼女でごめん

泣き出してしまいそう 痛いほど好きだから

どこへも行かないで 息を止めてそばにいて

身体からこの心 取り出してくれるなら

あなたに見せたいの この胸の思いを

教えて 悲しくなるその理由（わけ）

あなたに触れていても 信じること

それだけだから

海よりもまだ深く 空よりもまだ青く

あなたをこれ以上 愛するなんて

私には 出来ない

もう少し綺麗なら 心配はしないけど

わたしのことだけを 見つめていてほしいから

悲しさと引き換えに このいのち出来るなら

わたしの人生に あなたしかいらない

教えて 生きることのすべてを

あなたの言うがままに

ついてくこと それだけだから

海よりもまだ深く 空よりもまだ青く

あなたをこれ以上 愛するなんて

わたしには出来ない

あなたをこれ以上 愛するなんて

わたしには出来ない


別れの予感／ テレサ・テン