花屋たんぽぽの綿毛・11時間前
嘆きたい時もある
独り言
信じる
数え切れないほど呟いてきた
『辞めたい、嫌だ、駄目だ、諦めよう』
『消えたい、死にたい』
わたしは知っている
心の奥底では
全然諦めていなかったことを
今日という日に幻滅しても
心の奥底では信じていた
自分自身のことを
それは今も同じ
都合のいい人間にならなければ
生きてこれなかったの
都合がいいから損をする
損をしなければ生きてこれなかったの
損をしたから、多くを与えてきたから
今日という日があるの
そして
都合がいい人間を卒業したの
それを語れば
他人は指をさして笑うの
それが世間で言う“幸せな他人”
幸せだから悲しみも苦しみも
知らないの
人の痛みも知らない幸せな他人
いまのままでいい
そういうこともある
いまのままでは良くない
そういうこともある
現状維持は衰退、後退と同じ
幾度も諦めようと
やっても無駄だと
数え切れないほどよぎる思い
学校では教えてくれない大切なことを長年、
学んできた、それでも未だ足りない
継続して学び続けなければ消えてしまう
消されてしまうこともある
そう言い聞かせてきた
何故なら
わたしは諦めさせてはくれない
苦しい、辛い、嫌だと思っても
先人たちが
未来のために命懸けで繋いでくれた
僅かな糸を切ってはならないと
言い聞かせて今日まで来た
けれどそれも無駄だったと
思えてしまう
だから、辞めてもいいかと考える
若者たちが苦しもうが構わない
彼らが変わろうとしない限り
未来はないのだから
否、未来はあるのだ
彼らが思い描く未来とは異なる
未来がそこにある
知って良かったと思う反面
それは無駄な努力ではなく
わたしを成長させてくれた
それで十分だ。
もう疲れた。
幸せとは何か
自分の人生なのに
人任せ、風任せに
していないだろうか
今が楽だから
今何でもないから
何も起きてないしー、
問題起きてないし
風は吹き
波は立ち
時間は流れていく
変化が起きていないと
変わらない事実だけを
都合よく拾って
整合性を持たせているだけ
だから息ができなくなって
苦しみもがくまで
気付きたくないのだろう
変わらない現状を嘆いても
何も変わらない
自分の気持ちを大切にして
人の価値観に流されないように
生きていくだけ
そうしているうちに
いつの間にか現状は
変わっていたりする