長文です。
あるところに素敵なカップルがいました。
そのカップルはとても仲が良く、
周りからも評判の良いカップルでした。
ある日、カップルの間に
1人の女の子が生まれました。
女の子は目が大きく愛らしくとても
可愛いらしい顔立ちをしていました。
-今からお話しするのは
そんな女の子の物語です-
彼女は幸せのカップルの間に生まれた
2人の幸せの証でした。
カップルは女の子が生まれて
結婚することのなりました。
幸せな夫婦に可愛らしい女の子。
周りから見ても恵まれている
素敵ないい家庭でした。
幼稚園児になり
彼女は元気で明るい女の子に育ちました。
元気な彼女は友達が多く
毎日を楽しく過ごしていました。
ある日、女の子は引っ越すことに
なってしまいました。
ですが女の子は不安なんかありません。
だって優しいお母さんにお父さん
と一緒だからです。
明るい彼女は海外に引っ越してからも
友達がたくさん出来ました。
そして、彼女は順調に育ち
小学生になりました。
小学校に入ってからは勉強をしっかりする
模範少女になりました。
ですが、小学1年生になり少し経つと
彼女に妹が出来ました。
最初の頃は妹が出来たことない素直に
喜び、毎日妹と遊んであげました。
ある日、女の子はテストで100点を取り
お母さんに報告をしようとしました。
お母さん。そう彼女が母に声をかけると
「今、忙しいから静かにして
赤ちゃんが泣いちゃうでしょ?」
とお母さんは彼女をそっちのけで
妹に夢中でした。
決して彼女が嫌いになったわけではない。
ただ「まだ小さいから」と言う理由で
両親は彼女をほかってばかりでした。
小学3年生になり彼女は
友達から仲間外れにされたり
悪口を言われたりしました。
勿論。彼女は両親に報告しようとします
でも両親は3歳になった妹ばかりを
構って、彼女の話をまともに聞いては
くれませんでした。
その日を境に彼女はあまり自分の意見を
言わなくなってしまいました。
小学5年生になり。
彼女は日本に帰って来ました。
日本に帰って来たばかりの頃
彼女は不安でした。
「友達出来るかな」
「嫌われないかな」
「悪口言われないかな」
と心配ばかりしてました。
でも、いざ学校へ行くと
友達がすぐに出来、
楽しい学校生活でした。
が、彼女が部活を初めてから
少し経った時に、
彼女の友達が小学6年生の子に
ボールをぶつけてしまったのです。
その時、たまたま隣にいた彼女は
誤解を招き虐められるようになりました。
虐めの内容は
登校中ずっと付いてきて悪口を言ったり
門で待ち伏せして大きな声で
悪口を言われたり。
石を投げつけられたり。
足を引っ掛けられたり。
と、酷い内容でした。
彼女は耐えきれず両親に相談しました。
ですが、両親は妹のさらに下に出来た
弟ばかりを今度は構っています。
彼女は言いました。虐められてる事と
虐められてる内容を。
ですが彼女の両親は
「それは貴方に原因がある。」
「そんなちょっとバカ我慢しなさい。」
と少しも味方をしてくれません。
その日から、
彼女は弱音を吐かなくなりました。
ずっと笑顔で大丈夫、平気と言い。
泣かずにプラスに考えようと
自分でしていました。
小学6年生になり
彼女は虐められる事はなくなりました。
ですが、余程虐められたくないのか
彼女は友達と一緒にある1人の人を
避けたり冗談を言ってバカにしたりと
逆に人を虐めるようになりました。
ある日、
彼女の親友が悪口を言われてました。
彼女は親友の悪口を言われてるのが
気に食わないようで、
それを注意しました。
そして、それで気付いたんです。
「自分がしてる事も虐めなんだ」
「同じことしているんだ」と
彼女は今まで虐めてた子に謝り。
仲良くなりました。
そして無事楽しく小学6年生を卒業し。
また引っ越しをして
今度はまた新しいところで
中学1年生になりました。
勿論。彼女の中では
「大丈夫かな」
「友達出来るかな」
と言う不安な気持ちもあります。
それと同時に
「どんな子がいるんだろう」
と不思議と楽しみもありました。
そして入学式当日。
彼女はすぐにクラスに打ち解けました。
彼女は可愛らしい顔立ちをしていたので
最初のうちはクラスの人気者でした。
ですが、当然。
それが気に食わない女子たちもいました。
彼女が気に食わない女子たちは
ある日突然。彼女を虐めるようになり。
彼女はまた1人で、
我慢するようになりました。
虐めの内容はとても酷く
周りから見ても耐えられない物でした。
流石の彼女も耐え切れなくなり
両親に相談しようとしました。
そんな時、両親が言いました。
「お父さんの仕事の都合で海外に
また行かなきゃならない。
だから、お婆ちゃんに面倒を見てもらう
事にした。それとお母さんが病気を患い
一緒に海外に行って海外の病院で、
見てもらう」
と言う、非現実的な
あり得ない内容でした。
彼女は信じられるはずもなく
最初のうちは疑っていました。
ですが両親は「本気だ」の
一点張り。
ようやく本当だと理解しました。
そうするともう虐めのことなど
口が裂けても言えなくなりました。
「お母さんのストレスを
溜めさせないようにしなくちゃ」
「話してもどうせまた弟たちに夢中だ」
そう言い聞かせ彼女は我慢をしました。
学校に行けば虐め。
家に帰っても両親がいない。
帰っても祖父母が仕事をしてる為、
家事はほとんど彼女1人で。
そしてまた学校へ行くと
何故か、先輩達からも虐められるように
なりました。理由も分からないまま
彼女の虐めはエスカレートして行きます。
でも、彼女はずっと笑顔でした。
日に日にエスカレートしいてく虐め。
誰も手伝ってくれない家事。
彼女はそんな生活を送り続けました。
ある日、1つの電話が掛かりました。
父親からです。
彼女が電話に出るとそれは
「病気を患っていた母親が亡くなった」
と言う電話でした。
彼女は泣きました。声の限り。
大好きなお母さんにもう会えない。
お母さんにもっと甘えたかった。
お母さんとたくさん笑いたかった。
早く気付いてあげれば良かった。
彼女は後悔しました。
この日から彼女の家庭は壊れました。
母親を溺愛していた父親は
母親が亡くなってから脱殻。
日本に帰ってきても酒乱。
彼女は家事とお父さんの面倒を
見ることになりました。
お父さんはいつからか
よく出掛けるようになりました。
そして、ある日お父さんが
1人の女の人を連れてきました。
それはお父さんが再婚すると言う
内容でした。お父さんは
再婚すると同時に彼女を置いてく事に
しました。彼女は母が死に。
父に捨てられると言う。
ドン底に落ちてしまいました。
中学2年生になった彼女は
今もとても酷い虐めを受けています。
お父さんお母さんもいない彼女は
ある家族に引き取られました。
父子家庭の所でした。
新しい義父さんと義兄と過ごすことに
なりました。
2人は何かと彼女に対して
ボディータッチが多く、
彼女にとって学校も家も何もかも
ストレスでした。
弱音を吐くところがなく。
居場所もない。
こんな彼女に貴方なら
どんな言葉を掛けますか?