#悪い子

あなたからの甘い言葉を

待ちきれない悪い子でもいいのなら

溺れさせて捕まえて

よそ見しないで愛してください

僕は極悪な人間

誰も近づきやしない

ずっと孤独で生きるのみ

貴方の目には
私はどう映っているの



私はそこまで
いい子じゃない
貴方を信用してないんじゃない
私が私を信用できないだけ……

君とあの子のハッピーエンドなんて

世界で一番つまらない。

空気をよんで


周りと同じ様に笑う


腹の内では


溜息を吐いて

難聴の子には聴力を

盲目の子には視力を

手がない子には手を

足がない子には足を

心がない子には心を

悪い子には制裁と救いを___

わたしは、わるいこ。
だからね、おしおき。
おしり、ペンペンって。
ちょっと、あこがれてみたり。
ふしぎなきもち。

おしおき。
おしおきって、あいじょうを、かんじられる。

だからね。
わたしに、おしおき、してくれるひと、いませんか？

トークの、おさそい、まってます。

「良い」「悪い」

どちらかで決める世界

〝悪い子〟

〝駄目な子〟

〝いらない子〟

それでいい

それでいいから

私を

捨てないでー…

ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい

私は悪い子です

許してください

挨拶もできない、情けないと思わせてしまった悪い子です

ごめんなさい。ごめんなさい。

いつも無言でごめんなさい

言い訳ばっかでごめんなさい

ごめんなさいごめんなさいごめんなさい

私は悪い子です。

悪い子ですごめんなさい

ごめんなさい

いつも怒られてるのに治らないです

ごめんなさい

何度も言われてるはずなのに直ってなくてごめんなさい

ジングルベル、ジングルベル。
良い子は寝るけど悪い子は寝ない。
僕は悪い子だから起きてなきゃね

良い子にもなれない

悪い子にもなりきれない

もし、この世に本当にサンタがいるとしたら
私にはブラックサンタからプレゼントが届くんだね
だから仕方ないよ 悪い子だから 恨んじゃダメ
これもサンタさんからの贈り物

見てるだけでいい。
そうやってみんなにはいい子のふりをするけど、

ほんとは、あなたの1番になりたい。
どうして見てくれないの？

どうして私じゃない子をすきになるの…って
いうわがままな気持ちでいっぱい。


私、いい子じゃないなぁ……

3つのおうち。3人のこども。(6)
　〖月歩(つきほ)のお話〗


「月歩。なんで家の外に居たの？」


「…ま、ママ」


「答えなさい。なんで家の外に居たの？」


「ごめんなさい、ママ。

少し、外に気になるものがあったから…」


「言い訳は聞かないわ。

なんであなたはいつも言うことを聞いてくれないの？

こんなに何度も言っているのに…」


「はい。ごめんなさい、ママ」


あぁ、また怒られちゃった。

もうこれで何度目かな。

いつも私はママを怒らせちゃう。



私はママと約束した決まり事がたくさんある。


1，自分に非がある場合はすぐに謝ること。

2，お菓子は食べないこと。

3，ご飯は好き嫌いせず最後まで食べること。

4，友達を作らないこと。

5，夜は８時までに寝ること。

6，寝る前はママにお休みのキスをすること。

7，家の事情を他人に聞かれても言わないこと。

8，パパの事は思い出さないこと。

9，ママに隠し事はしないこと。

10，外には出ないこと。


この10個の約束は、私がいい子になるための約束。

前まではこんなに沢山約束があった訳じゃなかった。


でも、私は悪い子だから。


謝るのが遅くなったことがあった。

ご飯を最後まで食べれないことがあった。

パパのことをどうしても忘れられない思い出があった。


約束を破ってしまうことが増えていく度に、

新しい約束も追加されていった。



全て、

私を、悪い子からいい子にさせるために。

私の事を想って、ママが作ってくれた10個の約束。

ママの言うことは、絶対。



でも、最初から約束があったわけじゃないのよ。

約束が出てきたのは、パパが関係してるの。



私には昔、パパがいた。


でも、私が少し大きくなったら、

いつの間にかパパはいなくなってた。

離婚したってママは言ってたわ。

なんでママとパパが離れちゃったのかは分からない。

けれど、

その時から、ママは私に怒りやすくなった。


パパがいなくなってから、最初は、


「あの人はもういないからしっかりしないと」

「大丈夫よ。私はあの子を守ってあげられるわ」


って、自分を励ましてるママをよく見た。

けれど、だんだん


「なんで言うことを聞いてくれないの？」


って、私が悪い子になるとたくさん怒るようになった。


そして、ある日、ママはひとりごとでこう言ってた。


「悪い子だと母親失格だわ。もっといい子にしないと」


ひとりごとを言ってた次の日、

ママは私にこう言った。


『月歩。あなたは悪い子なの。

だから、あなたがいい子になれるまで、

ママと約束をしましょう』


そう言われた日から、

私は、ママに言葉で縛られるようになった。