はじめる

#想い出のかけら

読んでると、
思わず胸がギュッとしめつけられる、
そんなポエムを集めました。

全34作品・



夢なんかみなかった

だって僕だけが

感じてる運命だから、

君の表情は

いつも変わらないから、

迷惑に、気持ち悪く

思うだけだと思っているから、

君へ募る気持ちを

言葉にする勇気なんてなかった。


朝練のない朝に会うことも

特別棟に向かう
渡り廊下で出くわすことも

放課後の駅ですれ違うことも

全部全部

自分に都合のいい

ただの偶然で、

触れあうことない

未来は変わらないのに、


後夜祭で溢れ返る生徒たちの中

君が何処にいるのか

全然わからないはずなのに

ステージで生徒が歌う唄が

まるで僕の想いみたいで…

そんな勇気があればいいのに

この気持ちが届けばいいのに

君を思い浮かべて

見渡した先でまた合わさった瞳

盛り上がる集団から

少し離れたところにひとり

まるで僕を探していたように

見つめるように

どうして?

誤解してしまう

そんな君の素振りに

僕の心は掻き乱される

あると・2020-04-23
愛となれ
想い出のかけら
小説風
続き
あの日に戻りたい
あるとの詩

想い出すのも嫌になるほど

美しい過去だった
























そう、君が居たときまでは…

雪浦 楓・2021-02-17
想い出のかけら


XⅤ

募らせた想いも

抱えた不安も

恋い焦がれた心も

届かないと感じた距離も

全部同じ

真剣な目をした君が

告げる言葉は

僕の耳に優しく響く



君のこと、

全然知らない俺だけど

君が好きです。

どんな言葉でも受け止める

君の気持ちが教えてよ、


夢にもみなかった…

君からの告白も、

片想いのその先も、

僕の想いを言葉にすることも。

怖がるばかりで

伝えることからも逃げた

それでも君が

そんな僕の手を取ってくれたから

夢を見たいと思ったんだ、

ただ幸せな君の未来を。



僕も好きです。

ずっと前から君だけが、

もっともっと

言わなきゃいけないことはあるのに

今の僕には精一杯で

声を詰まらせて

上手く笑えない代わりに

繋がれた手のひらに想いを込めて

真っ直ぐ君を見つめた



恋焦がれて勘違いをして

いっぱい遠回りをした

だけど、いま

君と僕の距離は近くにあって

重なる視線と伝わる熱が

心を幸せが満たして

どちらともなく笑顔が浮かぶ




『君へ届く永遠に 輝く愛となれ』

__君と僕の夢みたいな
嘘のような本当の物語
Fin.

あると・2020-04-25
愛となれ
想い出のかけら
小説風
君が好き
終わり
あの日に戻りたい

これらの作品は
アプリ『NOTE15』で作られました。

他に34作品あります

アプリでもっとみる



『愛となれ』



ただただ静かに
君への想いを
募らせるだけで満足で、

恋人になりたいなんて
そんな大それた夢
はじめからみていなかった。

君に知られることなく
消え行く恋だと、

君に届くことない
未熟な愛だと、

そう思って疑わなかった。

自惚れひとつ出来ない

君と僕の距離

臆病な僕は
拒絶の言葉が恐くて

何かを告げようと
目の前に立つ君から

逃げたした

あると・2020-04-22
あの日に戻りたい
愛となれ
小説風
続く
想い出のかけら

君とみた海ほど綺麗なものはなくて

君とみた桜ほど悲しくなるものもないんだよ


そう思いながら私はまた

キミとの思い出を辿ってる

ハク・2020-05-20
記憶
想い出のかけら
逝かないでほしかった



君の姿を目で
追うようになったのは
いつのことか

離れた教室

交わることない授業

逢うことのない放課後

名前すら知らない君

僕のことなんて
覚えてはいないだろうな


すれ違う移動教室

校舎から離れた自販機

賑やかな声が響く昼の体育館

ごみ捨てに行く焼却炉

偶然が重なるように

君を見る、会える

その頻度が上がってく



部活紹介で君が

サッカー部なことを知った

所謂人気者で

中心的な人たちと一緒にいる

平凡で大人しい

自分とは掛け離れた存在

友達に呼ばれた名前に

笑顔で応えるところも

面倒そうな感じを出しながらも

悪びれないところも

子どもみたいに

仲間とふざけ合うところも

見れば見るほど

知れば知るほど

惹かれてしまう

それでも

時々合う視線は

何を語るでもなく

あの日ように

静かでただただ

真っ直ぐなまま

あると・2020-04-23
あの日に戻りたい
愛となれ
想い出のかけら
小説風
続き



君が僕を好きなんて

そんなこと

思いもしなかった



あの日、逃げた僕は

君をひどく傷つけて

しまったんだ。

ただ自分を守りたくて

必死で夢中で

君の勇気を蔑ろにした。

その事実は

あの時の僕には

あまりにも

現実離れした

夢物語のようで

理解が追い付かない頭で

冷静に受け止めてみたら

嬉しさよりも

後悔でいっぱいで

涙した時には

もう全部が遅すぎた

あると・2020-04-22
あの日に戻りたい
片想い
続き
愛となれ
想い出のかけら
小説風



いつもよりも静かな放課後

人気も疎らな校舎

初めて出逢ったのも

雨の降るこんな日だった、と

物思いに耽りながら

部活後ひとり校舎を巡る。

旅立ちを祝うように

晴れ渡った青空のもと

証書を受け取った君は

どこか大人びた顔をしていた。

君がいた教室の廊下

昼休みの体育館

いつも見掛ける自販機

ふたりだけで擦れ違った
特別棟の渡り廊下

あの日
逃げ出した焼却炉前

どこにも
君はいるはずなくて

刻まれた記憶だけは
やけに鮮明なまま

もう君はいないと
突き付ける。

きしむ胸の痛みも

みじむ涙の熱も

呑み込んで

終止符を打つために

向かった下駄箱



出逢ったあの日のように

誰もいない生徒玄関

雨が降りつけていたあの時は違い

優しい夕陽が差し込むそこで

たたずむ見慣れた後ろ姿に

呑み込んだはずの

涙が溢れた

あると・2020-04-22
君が好き
あの日に戻りたい
続き
愛となれ
小説風
想い出のかけら

XⅡ

君の震えた声と指先に

初めて本当の君を見た気がした

人見知りで臆病で

だけど、諦めの悪い君を。



なんでここにいるの、とか

どうしてそんなに
泣きそうにしてるの、とか

僕が全部悪いのに
君は来てくれたの、とか

そんなことが過るけど

また君に会えた

その事実に涙が零れる

突然の僕の涙に

あたふたしながら

遠慮がちに

優しく拭ってくれる


優しい顔をしながら

ぽつりぽつりと

君は話してくれた

出逢ったあの日のことも、

運命と信じたかった
数々の偶然も、

後夜祭のことも。

初めて逢った時から
気になって

校舎で見かけるたびに
探していたこと

名前を知って欲しくて
仲間に協力してもらったこと

僕の朝練のない日に
早起きしてたこと

昼休みも後夜祭も
話しかけたかったこと

毎日の掃除で
会えるの楽しみだったこと


夕陽に照らされて
赤くなる君の頬

あんまり見ないで、と
恥じらう姿に鼓動が早まる




重なる視線に拙い愛を込めて

にやける顔を隠そうと必死で

上手く笑えなくて

運命を感じながら

独りよがりだと弱気になって

別れが近付く程

踏み出せない自分に

後悔してたと、

君は小さく溢した

あると・2020-04-24
愛となれ
想い出のかけら
小説風
君が好き
あの日に戻りたい
続き



同じ色して咲き誇る

君の笑顔と春の華

照れた横顔が少しだけ

大人びてみえて

切なさとほんの少しの嬉しさ

桜のように綺麗な一瞬すら

僕には叶わなかったけど

君を想った毎日は

君がくれた偶然の幸せは

とても儚いけど

優しく温かな時間の繰り返しで

ひとり君を思い出に変えながら

届かないありがとうを君へ呟く

最後に重なった気がした視線は

今までにないくらい優しくて

振り返って歩き出した

決して大きくはない背中

けど、ずっと焦がれた

君の姿を春の風が静かに拐った

そんないつかの物語

あると・15時間前
桜と君
春恋
想い出のかけら
ありがとう



仲間とはしゃぎながら

学舎を後にする

君の後ろ姿。


特別でもなんでもない

唯一の繋がりが

切れたあの日、

1年の月日が

越えることの出来ない

時間であり壁であり

交わることない

君と僕の現実で

変えられない事実を

改めて突き付けられた。

唱歌を聞きながら

思いにふける

君の横顔を見つめてた

逃げたはずの僕の瞳は

性懲りもなく

君を探すことは

止めてくれない

ふいに振り返った君と

合った視線に

戸惑いと期待と

罪悪感と悲しさを

感じながら

時が止まればいいとすら

思ってしまった

君の胸を飾る桜がゆれる

あぁこれが

本当に最後なのだと。

あると・2020-04-22
あの日に戻りたい
続き
君が好き
愛となれ
小説風
想い出のかけら



都合のいい夢を

幻を見ているのか

君を想う余り

僕の瞳はひどく

可笑しくなったのかもしれない


もう二度と
会うことはないと

消え行く片想いで
終わると思っていた

臆病な卑怯な僕への
当然の報い

そう信じて疑わなかった
自業自得
自分が悪いのだから

それなのに、

溢れた涙と共に
落ちた靴が音を立てた

振り返ったその人は
やっぱり君で

困惑の中に
絡む視線は外せなくて

息すら忘れて
立ち尽くすところへ

ずんずん近付いた距離に
条件反射で後退る僕

そんな僕を掴む手が
現実なんだと知らしめる

触れた手は冷たくて

初めて近くで見た君は

耳も鼻先も赤い

春先の冷たい風の中

待っていたのは

聞くまでもなくて


もう、逃げないで。

痛い程に握られたと
思ったのも一瞬

その声と手は震えてた。



式を終えて仲間と

校門をくぐった背中を

確かに部室から見た

今日君はここから

去ったはずなのに、

寒空の下

僕を待っていた?

自惚れられる程

君と僕の距離は

もう遠くない

あると・2020-04-22
あの日に戻りたい
君が好き
愛となれ
続き
想い出のかけら
小説風

XI

君の行動も僕の思考も

ほんの一瞬の出来事で、

それは僕の後悔の始まり。


何が起きたのか

頭で理解出来なくて

ようやく見た君の顔は

いつもみたいに真っ直ぐで

ひどく近くに感じた


前を行く友達との間を

遮るように

目の前にいた君


僕の馬鹿げた妄想が

ありもしない幻を見せたのか、

友達も気付かない程

静かに僕の行く手を塞ぎ

何か言いたげにしているその瞳



驚きと恥ずかしさに

ショート寸前の思考回路は

気持ち悪いと、

見ないでくれと、

冷たい目で

君から初めての言葉を

受け止めるのかもしれない、と

そんな不安でいっぱいで…

小さく空いている隙間から

想いを寄せる君の前から

僕は逃げ出した


君は明るくて人気者で

ムードメーカーで

優しくて真っ直ぐな眼をしてて

ずっと見ていたから知っていた。

こんなところで

傷付けるようなこと

言うような人じゃないことも

わかっていたのに。




君に知られることなく

消え行く恋と疑わず、

自惚れることもない関係のまま、

訪れる君との別れの時を

何も出来ないまま、

ひとり悔やむのだろうと思っていた。

全ては僕が弱いせい。



傷付くことを恐れて

必死だった僕が見落とした

赤く染まる耳と

君の左手に
握られていた小さな紙きれ

駆け抜けた僕の後ろで

ガタガタと鳴るドアの音と

君の名前を呼ぶ声が

聞こえた気がした

あると・2020-04-23
愛となれ
あの日に戻りたい
想い出のかけら
君が好き
小説風
続き



君との距離は

近づかないまま

月日は静かに過ぎていく

重なる偶然を

運命と呼べたなら

幸せだけど

それすら

否定する僕の心



出逢ってから

1年が過ぎた頃

あの日が訪れた

いつも通りの掃除時間

友達と向かう焼却炉前

外で仲間と楽しく話す君

いつものその光景は

変わらないはずなのに

その日は違った

外へ続くドアに背を預け

ひとり立ち尽くすのは

後ろ姿しか見えないけど

紛れもなく君で…

それ以外はいつも通りで

君の仲間も他の生徒も

何もないように

時が流れてる

自分の鼓動が頭に響いて

全ての音が遠ざかる


なんで君がそこにいるのか

誰かを待っているのか


僕のことを待ってたらいいなんて

淡い期待と疑問が浮かんでは消える

早まる鼓動と熱の集まる顔

ひとりが通れるくらいに

開いていたドアを

友達に続いて外へ出た

なんとなく感じる視線

恥ずかしくて

君を見るのが恐くて

うつむいたままの僕

きっと何かの間違いだと

言い聞かせて

ごみ捨てを終えた

視界の端に写る君は

やっぱり動かないまま

僕じゃないのか、

わかっていたはずなのに

勝手舞い上がって

勝手傷付いて馬鹿みたい

ドアへ向かう一歩が

ひどく重く感じた

友達の後ろに続いて

もう一度

君の横を通り抜けた

はずだった。

あると・2020-04-23
愛となれ
小説風
あの日に戻りたい
想い出のかけら
君が好き
続き



交わる視線が語るのが

愛であるのか

僕にはもうわからない。

一度君を拒んだ僕を

どう思うかなんて

僕にはもうわからない。


それでも

君とのさようならを

悲しく思う僕の心に

嘘はなくて

静かに零れた涙に

嘘はなくて


見開かれた君の瞳、

何か言いたげに
戸惑う顔も

静かにうつむき
握り締めた手のひらも

初めてみるものばかり。



歌が終わり告げて

向き直る君に

手を伸ばすことの出来ない

届くことない距離が辛い



あの時、ほんの少しの

勇気と強ささえあれば

君に向き合うことが

出来たはずなのに、

自分が犯した過ちを

今さら悔いても

別れの時間は止まらない

あると・2020-04-22
あの日に戻りたい
君が好き
続き
愛となれ
小説風
想い出のかけら

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