はじめる

#文ストオリキャラ

読んでると、
思わず胸がギュッとしめつけられる、
そんなポエムを集めました。

全34作品・

文ストのオリキャラの事

前から言っている文ストのオリキャラの件ですが、自分の好きな金子みすゞ先生をモデルにさせていただこうと思っています。

そこで、よければ異能力の設定を一緒に考えてほしいなと思っています。

もし、なにか良い案がうかんだら、こちらに贈り物よろしくお願いします。

リリリ 文スト好きと繋がりたい・2022-03-12
文豪ストレイドッグス
文スト
オリキャラ
異能力
設定
文ストオリキャラ

文ストのオリキャラの事

皆さんのお陰で、キャラが固まってきました。

一応できてる設定を書き溜めますので、質問や『これを付け足したら?』というのがあれば、贈り物お願いします。

名前:金子みすゞ
年齢:14歳(仮)
誕生日:4月11日
身長:155.8cm
体重:46kg
血液型:A型(仮)
好きなもの:日傘、読書、ワカメおむすび
嫌いなもの:男性と接する事、雨傘
異能力:夢売り(仮)(詳しくは、次の投稿で)

リリリ 文スト好きと繋がりたい・2022-03-24
文豪ストレイドッグス
文スト
文スト好きと繋がりたい
オリキャラ
文ストオリキャラ

今更感がすごいですが、最熱した文豪ストレイドッグスのオリキャラの設定(異能力)を考えております。

女性の文豪で、好きなもの、嫌いなものが分かる方が好ましいです。

なにか質問があったり、良い案がうかんだり、「一緒に設定を考えよう!」と言ってくださる方は贈り物お願いします。

リリリ 文スト好きと繋がりたい・2022-03-04
文スト
オリキャラ
設定募集
贈り物よろしくお願いします
文ストオリキャラ

これらの作品は
アプリ『NOTE15』で作られました。

他に34作品あります

アプリでもっとみる

質問

金子先生の、好きなもの、嫌いなものが分かる方はいますか?
教えてくれると嬉しいです。
自分でも色々と調べているのですが…、嫌いなものがどうしても分からないんですよね…。
そもそも載ってないのかな…?
取り敢えず、分かる方は贈り物お願いします(;´人`)

リリリ 文スト好きと繋がりたい・2022-03-20
金子みすゞ
金子先生
好きなもの
嫌いなもの
文ストオリキャラ

文ストオリキャラ設定

変更Ver.

名前:金子みすゞ
年齢:14歳
誕生日:4月11日
身長:155.8cm
体重:46kg
血液型:不明
好きなもの:読書、ワカメおむすび、日傘
嫌いなもの:男性と接する事、雨傘
異能力:星とたんぽぽ(詳しくは次の投稿で)

容姿:黒髪、黒目。髪は、低めの位置でお団子にしている。
性格:成績優秀、心優しく、誰からも尊敬される。

探偵社では、与謝野先生に可愛がられている。

追加事項があれば、また書き直します。

リリリ 文スト好きと繋がりたい・2022-03-28
文スト
文豪ストレイドッグス
オリキャラ
設定
文スト好きと繋がりたい
文ストオリキャラ

異能力『夢売り』

都合のいい夢、相手にとってこうであってほしいなど、まるで思っていたことが叶うような夢を見させる。

都合の悪い夢、相手にとって二度と思い出したくもない事、最悪の状況を夢で見させる。

戦闘では、相手に勝たせる夢を見させて不意打ちや混乱を招いたり、相手のつらい過去や、恐ろしい夢を見せることで、神経を擦り減らす事が可能。

しかし、一人以上に使うと、反動で体力が削れて、結果的に眠ってしまうので、乱用は禁止。



こちらは、蓮叶。さんが考えてくださった異能力です。有難うございました。
こちらはまだ仮です

リリリ 文スト好きと繋がりたい・2022-03-24
オリキャラ
文スト
異能力
文ストオリキャラ

金子さんのストーリーをひっそり募集…

金子先生の元旦那、宮本はシロップ製造会社の長男ということで、ここで事件がおきて、金子先生が巻き込まれる…みたいな展開を考えてます。
この事件を、募集したいです…。

リリリ 文スト好きと繋がりたい・2022-03-24
文スト
オリキャラ
ストーリー
文ストオリキャラ

⚠こちらは、文豪ストレイドッグスの夢小説です。

文スト創作キャラの金子みすゞさんが、宮沢賢治くんに恋愛感情を抱いている描写があります。苦手な方は、お気を付けください。

今回も前回と同様、恋愛要素がほとんどありません。
ご了承ください。










【牛丼ららばい】



中編



「…えっ。そうなんですか?」

賢治は、高橋の顔をまじまじと見つめる。

「うん、実はさぁ、掛け持ちで働いてるコンビニの方で、店長にならないか、って言われてさ…」

頭をかきながら、高橋は言う。

「でも、牛丼屋で働き始めてから結構経つから…、なんか辞めます、って言いにくいんだよ。」

「それに、愛着もあるしね。」

賢治は、目をパチクリさせる。
きっと、凄いことなのだろう。

「じゃあ、店長さんに言わないと!」

でも、と高橋は口をもごもごと動かす。

「人間、素直が一番ですよ!はやく行きましょう!」

賢治が、高橋の腕を思いきりひっぱった。

「い、痛い痛い!ちょ、賢ちゃん、痛いから取り敢えず離して!」

行くから、行くから、と小さな悲鳴をあげる。

そして二人は、牛丼屋に向かった。


「なるほど…。そうだったのか。」

高橋は、店長に賢治に言ったことと同じ話をした。

「…すいません。無断欠勤なんかして。」

椅子に座りながら、高橋は頭を下げる。

「高橋くん」

店長の声に、高橋はビクッと肩を震わせる。

何を言われるかと思ったが、店長は優しく微笑む。

「君の道は、勿論君が決めて良い。ただ、僕は、君の作る牛丼が好きだ。」

高橋は、バッと顔を上げる。

「僕も好きです!店長が作る牛丼より、高橋さんが作る牛丼の方が美味しいです!」

賢治も、店長と同じように優しく微笑む。

「え、賢ちゃん、それは傷つくよ…!?」

店長が、ショックを受けたような顔をする。

高橋は、もう一度、下を向いた。
そして、少し時間が経ち、また顔をあげる。

「…俺、牛丼屋、続けます…!」

店長と賢治は、目を合わせる。

「ほ、ほんとかい?高橋くん?」

「はい」

店長の目を、高橋は真剣な眼差しで見つめる。

「良かったです!」

わー、と賢治は、手をパチパチと叩く。

それと同時に、グゥーと大きな音がした。

「…僕お腹空いちゃいました。」

えへへ、と恥ずかしそうに頭をかく。

「食べていきなよ。高橋くん、厨房、入れる?」

店長が言う。

「はい!ちょっと待っててくれよ、賢ちゃん。美味しい牛丼、作るから!」

高橋は、二カッと笑う。

「はい!楽しみに待ってます!」

賢治も嬉しくなり、大きく返事をした。



プルルルルル、と探偵社の電話が鳴る。


「はい、武装探偵社の国木田です。」

「…はい。申し訳ございません。すぐ社員をよこします。」

国木田は、受話器を置いた。

「…みすゞ、悪いがここの牛丼屋に行って、賢治を持って帰ってきてくれ。満腹になって眠ってしまっているようだ。」

国木田は、住所と簡単な地図を書いたメモをみすゞに渡す。

「あ、はい。了解しました。」

みすゞはメモを受け取り、すぐ出る準備をする。

「まったく、どいつもこいつも…」

ボソッと国木田が呟く。

あの後、すぐに太宰がどこかへ消えてしまい、国木田が、太宰の仕事をやっている。

(大変だなぁ…国木田さんも)

そんな事を思いながら、みすゞは探偵社の扉を開けた。



「んと、ここ、ですかね?」

みすゞは、小さな店の前へやってきた。
店の名前や、メニューを見る限り、ここで間違いないだろう。

「あのー、武装探偵社の金子です…。賢治さんを回収しに来ました…」

扉を開いたみすゞは、小さく悲鳴を上げた。

そこには、たくさんの男性。

「あぁ、武装探偵社の。あの、ごめんね。実はあの後すぐ起きちゃって…」

店長が、苦笑いを浮かべる。

「あれ、みすゞさん?みすゞさんも牛丼屋食べに来たんですか?」

カウンター席に、賢治がいる。

どうやら、周りの男性客と話をしていたようだ。

「あ、あ、あの…。賢治さん。早く帰りましょう。」

キョロキョロと周りを見ながら、みすゞは賢治に言う。

「はい!では、皆さん、さようならー!」

賢治は元気に手を振り、牛丼屋の扉を閉める。

「賢治さん、何やってたんですか?今まで。」

みすゞは、ふと賢治に聞く。

「とても、楽しかったです!歩きながら、お話します。」

そして二人は、探偵社に帰っていったのだった。

リリリ 文スト好きと繋がりたい・2022-04-08
よければ感想お願いします。
夢小説
牛丼ららばい
文豪ストレイドッグス
文スト
文スト好きと繋がりたい
文ストオリキャラ

文ストオリキャラ設定

変更Ver.

名前:金子みすゞ
年齢:14歳
誕生日:4月11日
身長:155.8cm
体重:46kg
血液型:不明
好きなもの:読書、ワカメおむすび、日傘
嫌いなもの:男性と接する事、雨傘
異能力:星とたんぽぽ

異能力発動時に鼓が現れ、それを使い攻撃をする。
鼓を打つ回数によって、攻撃方法が変わる。

一回打ち…流星(光弾)が、五つ出現し、爆発を起こす。三回打ちより威力はかなり弱いが、隙ができにくい。
ニ回打ち…フェイント、たんぽぽが一つ、宙から舞う 三回打ち…鼓が輝き、彗星(光弾)が出現する。光弾は曲がり、敵を追尾し砕く。敵に光弾が着弾した瞬間、彗星が爆発する。

三回打ちは最も威力が高いが、これを打つと隙ができてしまう。


容姿:黒髪、黒目。髪は、低めの位置でお団子にしている。
性格:成績優秀で、心優しく、誰からも好かれる。

探偵社では、与謝野晶子に可愛がられている。
太宰治とは、相性が悪い。


夢小説

『きみと花火を』
『パステルサマーの背中』
『牛丼ららばい』
『シュークリーム・ボーイ』

よければ見てみてください。

リリリ 文スト好きと繋がりたい・2022-04-07
文豪ストレイドッグス
文スト
文スト好きと繋がりたい
文ストオリキャラ
夢小説
きみと花火を
パステルサマーの背中
牛丼ららばい
シュークリーム・ボーイ

⚠こちらは、文豪ストレイドッグスの夢小説です。

文スト創作キャラの金子みすゞさんが、宮沢賢治くんに恋愛感情を抱いている描写があります。苦手な方は、お気を付けください。

今回も前回と同様、恋愛要素がほとんどありません。
ご了承ください。










【牛丼ららばい】



後編



「え、異能力訓練ですか?」

ある日、みすゞは、与謝野とソファで話をしていた。

「あァ。アンタにもそろそろ異能を使い慣れてほしいからね。」

みすゞは、ここに来てから二ヶ月ほど経つが、任務はまだしておらず、事務仕事がほとんどだ。

「探偵社とちょっとした縁がある弓道場があってね。誰かにコーチでも頼んで、ここで訓練してくるよーに。」

与謝野は、住所を書いた紙切れをみすゞに渡す。

「誰かって、与謝野さんは…」

そうみすゞが聞くと、与謝野は不敵な笑みを浮かべた。

「妾は、敦の治療をしなくちゃいけなくてね…。悪いけど、他を当たってくれ。」

与謝野は、ふふふ、と笑う。

「わ、分かりました。」

(敦さん、大丈夫かな…)

と思いながら、みすゞは自分の机に一度戻る。

敦は…与謝野の治療
鏡花は任務
太宰は失踪
国木田は仕事に追われている
乱歩も、事件を解決しに外出
谷崎はナオミと買い出し

(ていうことは、一人しかいないですね…)

みすゞは、鉢を手に取り眺めている賢治に声をかける。

「賢治さん、すいません。」

「与謝野さんから、異能力の訓練を言い渡されたのですが、コーチをしていただけませんでしょうか。」

すると、賢治は明るい声で

「コーチですか!良いですよー。」

と笑う。

そして、さっそく二人は、弓道場へ向かっていった。


「んーと、まずは何をするんですか?」

賢治は、みすゞの方を向き、首を傾げる。

「んー取り敢えず…」

みすゞは、異能力を発動する。
ポォっと周りがひかり、鼓が出てきた。

「えーと…、あの的に、まず的確に攻撃を当てるのと…」

「対人戦…ですかね。」

みすゞは、人差し指で弓道用の的を差し、そして、賢治の方へ目線をよこした。

「なるほどー!では僕はまず、みすゞさんの的あて練習を見ていますねー!」

元気な声で言う賢治。

「はい、よろしくお願いします。」

みすゞは、礼儀正しくお辞儀をした。

そして、的に目を移す。

(真ん中に、集中。)

ポンっと、みすゞは、一回打ちをする。

五つの流星が、的に向かって飛んでいく。

ボンッ、と、小さな爆発が起きる。

「おぉ、これは…」

みすゞは、的の方を見つめる。

流星は、全て的に当たっていた。

「案外、早く対人戦にいけそうですね!」

賢治が、おー、と拍手をする。

みすゞは、少し驚きながら

「…ですね。」

と答えた。


「よーし、はりきっちゃいます!」

あの後、様々な角度から的に流星を飛ばし。一応、全て的には当たっている。

そして、今、みすゞと賢治は向かい合っている。

「お手柔らかにお願いします。」

(集中、集中)

ふぅ、と息をはき、賢治をじっと見る。

「あの時計の針が、十二のところにいったら、開始ですよね!」

賢治が言う。みすゞは、コクンと頷いた。

カチ、カチ

カチ、カチ

カチッ


「スタートです!」

秒針が十二のところにいった瞬間、賢治がみすゞにザッと近づく。

それと同時に、みすゞは一回、鼓を打った。

五つの流星が、賢治に向かって飛んでいく。

(…外れたっ!)

ならば、とみすゞは、鼓を三回打つ。

彗星のように輝く光弾は、賢治を追尾する。

「おぉ!」

賢治の背中で、彗星は、大きな爆発をおこす。

煙が、弓道場に広がる。

(賢治さんは…!)

みすゞは、辺りを見回す。

「ここですよ、みすゞさん。」

賢治の声が、後ろからする。

賢治は、みすゞの両手を後ろに回し、どん、と床に体を落とした。



「んー、みすゞさんは、遠距離攻撃では戦力になりますが、僕や敦さんのような、近距離攻撃型の人と戦うときは、かなり不利になりますね。」

少し汚れた弓道場で、賢治は言う。

「それと、みすゞさんの体力を考えると、現時点での長期バトルは難しいでしょう。」

みすゞは、持ってきていたメモ帳に、そのことを書き込む。

「分かりました。改善策を出しておきます。」

「有難う御座いました」

みすゞは、ペコリと頭を下げる。

「いえいえー!」

賢治は、活気のある声で言う。

グゥゥ

そして、賢治の腹も、大きな音を出した。


「ふふ、賢治さん、特訓のお礼に、牛丼、奢りますよ。」

クスクスと笑いながら、みすゞは言う。

「本当ですか!やったぁ!」

さっそく行きましょう!と、賢治はみすゞの腕を引っ張る。

「僕、おすすめのお店があるんです!」

二人は、駆けだしていった。



「ふふ、もう食べられません…」

賢治は、さっそく牛丼を三杯食べ、眠ってしまっている。

「牛丼ららばい。賢治さんにとっては、牛丼は子守唄のようなものなのでしょうか。」

みすゞは、賢治の寝顔を優しく見つめる。

そんな二人を、高橋と店長は、ニコニコしながら見ていた。

ーENDー

リリリ 文スト好きと繋がりたい・2022-04-09
よければ感想お願いします。
夢小説
牛丼ららばい
文豪ストレイドッグス
文スト
文スト好きと繋がりたい
文ストオリキャラ

⚠こちらは、文豪ストレイドッグスの夢小説です。

文スト創作キャラの金子みすゞさんが、宮沢賢治くんに恋愛感情を抱いている描写があります。苦手な方は、お気を付けください。

こちらは、文豪ストレイドッグスのドラマCDの内容が少々入っています。

でも、聞いていなくても全く問題ありません。

気になる方は、YouTubeで調べてみてください。










【おはようの恋心】



第一章


四人が来たのは、『ラーメン大和』

どうやら、与謝野のお気に入りの店らしい。

四人は、テーブル席に座る。

少し早めの時間帯に来たからか、他の客の姿はない。

「味噌ラーメン四つ頼むよ。」

与謝野は、慣れた様子で注文をすました。

少し時間をおき、ラーメンが運ばれてきた。

いただきます、と四人は手を合わせる。

そして、食べ始めた。

ふいに、そう、突然に鏡花が言った。

「…与謝野先生は、結婚しないの?」

ぎょっとするナオミとみすゞ。

「ちょ、ちょっと鏡花さん!?何を言ってるんですか…!」

「ラーメンを、見てて思った。ラーメンはのびる。時間との戦い。結婚もそうでしょ?だから、与謝野先生が心配になる。」

鏡花は、ラーメンをすすりながら答える。

シーン、と会話が途切れる。

すると与謝野は、ふふ、と吹き出した。

「正面から来るね、鏡花。じゃあ、真剣に答えようか。ただ、全員が食べ終えた後にね。」

重苦しい空気の中、四人はまた、ラーメンを食べ始めた。


「ラーメン、美味しかったですわ。」

ナオミが呟く。

「だろう?よし、じゃあさっきの質問に答えようか。」

与謝野は、三人の顔を見る。

「アンタ達は、男の何処を見る?男の何処を見て、男を好く?」

三人は一度、顔を見合わせる。
与謝野の急な問いかけに、困惑しているのだ。

「あぁ、答えなくて良いよ。妾は手、男の手を見るんだ。」

「手…ですか。」

「そうだ。みすゞ、アンタは男の手をきちんと見たことはあるかい?」

みすゞは少し考える。

「ん…恐らくありませんね。」

「ナオミと鏡花は?」

次は二人の方を見て聞く。

「お兄様のしか知りませんわ。」

「…敦の手は、大きい。」


「うん。アンタ達は、兵士の手を想像できるかい?戦場の、兵士の手。兵士ってのは戦場から帰ってくるたび、寂しい男の手になる。寂しい、淋しい手さ。」

三人は、一度黙り込む。

「妾は男の手は優しい手が良い。妾は、優しい男の手にまだ出会ってない。だから結婚はまだなのさ。」

与謝野は、水をゴクリと飲む。

「どんな手が、優しいの?」

鏡花が、ふと与謝野に聞く。

んー、と少し悩み、ラーメン屋の店主を呼んだ。

「てっちゃん、ちょいと、手を見せておくれ。」

急に呼ばれた店主は、少し戸惑ったが、すぐにこちらの席に来た。

そして、四人の前で手を出す。

「こんな手が、優しい手だろうさ。」

三人は、何故か納得する。

「ん?ん?」

店主は、まだ困惑しているようだ。

「人に幸せを与える手だ。妾は、こんな手の男が良いね。」

そう与謝野は笑う。

すると、店主の奥さんが顔を出す。

「あら晶子ちゃん、うちの旦那があと二十年若けりゃあげたのにね!」

そんな奥さんの言葉に、三人はドッと笑う。

「そういう話さ。」

ラーメンは、幸せの味がした。


「妾はちょっとコンビニ寄ってから帰るよ。」

「私も、スーパーでお野菜を買ってから帰りますわ。」

二人は、みすゞと鏡花に、先に帰ってくれと言う。

「分かりました。お気をつけて。」

「じゃあ、また明日。」

そして、二人は社員寮へと帰っていく。

「みすゞ。これからみすゞの部屋に行っても良い?」

鏡花は、みすゞに聞く。

「良いですけど…、どうしたんですか?」

「…与謝野先生の話。手の話。すごく分かる気がする。今夜、一人で居たくなくて。」

鏡花は、みすゞの服の裾をつまむ。

「分かりました。では、一緒に居ましょう!」

そうして二人は、帰路についた。

リリリ 文スト好きと繋がりたい・2022-04-12
よければ感想お願いします。
夢小説
おはようの恋心
文豪ストレイドッグス
文スト
文スト好きと繋がりたい
文ストオリキャラ

⚠こちらは、文豪ストレイドッグスの夢小説です。

文スト創作キャラの金子みすゞさんが、宮沢賢治くんに恋愛感情を抱いている描写があります。苦手な方は、お気を付けください。

今日は、金子みすゞ先生のお誕生日と言うことで、誕生日パーティーのお話です。

ちょっとしたゲストが登場します。

お楽しみください。










【星空】



4月11日、13時、晴れ。

今日は、みすゞの誕生日だ。

みすゞは、探偵社で仕事をしていた。

「あ、今夜の誕生日パーティ用のドレス。良いレンタルドレスショップを存じておりますの。」


ナオミは、みすゞと鏡花に声をかけた。

二人は顔を見合わせ、そして頷く。

「ふふ、では早速向かいましょう!」

そうして、三人は、レンタルショップへと向かっていった。


「私はこれにしようかしら。」

ナオミが手に取ったのは、ピンクのナース服。

「コスプレ衣装…?」

鏡花は、頭にはてなマークを浮かべる。

「お兄様の反応が楽しみですわ!」

ふふふ、と不敵な笑みを浮かべるナオミ。

「お二人は決まりましたか?」

ナオミが聞くと、二人は頷く。

「では、お会計しちゃいましょう。」

「お会計は、私がやりますわ。」

ナオミがバッグから封筒を出す。

「え、でも…。」

みすゞは、反対しようとする。が、ナオミは

「これは落ちていたお金だから良いんですのよ」

と言う。

「どこに落ちてたの?」

鏡花が聞くと、ナオミはまた、ふふふ、と笑う。

「お兄様のお財布のなーか♡」



15時頃、三人は探偵社へと戻っていく。

今日は、乱歩、国木田、太宰以外は、ほとんどがスーツ姿だ。

「よし、では行くか。」

国木田の一言で、社員全員が立ち上がる。

そして、パーティー会場となるレストランに、向かっていくのだった。


誕生日パーティー第一部が始まる。

無礼講。みな楽しそうだ。

さっそく酒が入った与謝野が、国木田に絡みに行ってたり、乱歩はいつもどおり菓子を食べたりしている。


そうして、結構な時が経つ。

みすゞは風に当たりに、テラスへ出た。

テラスには一人、若い男性がいる。

みすゞは、あまり気にせず、テラス席に座った。

(みなさん、私のために…優しいなぁ。)

みすゞは、誕生日パーティーを、家族としかしたことがない。

(やっぱり、私は、ここに来て良かった。)

ふと、涙が流れてくる。

(嬉しいなぁ…。)

急に涙を流しているみすゞを見た男性は、少し驚いているようだ。

男性は、こちらに近づき、ポスン、と自分の帽子をかぶせる。

「何だか知らねぇが、取り敢えず、かぶっとけ」

みすゞは、帽子を深くかぶる。

「す、すいません…」

二人の間には、無言が続く。

男性はふと、手にしていた酒をラッパ飲みする。

「サルバージェ ロゼ ブリュット。俺はこれを買いに此処へ来た。この酒は猪口冷糖が合う。お前も食うか?」

みすゞは、頷く。

渡された猪口冷糖は、少しほろ苦い。

「私、今日誕生日なんです。」

みすゞは、ポツリと呟く。

「ほー、近いじゃねぇか。俺今月の29日。」

そう言ってから、男性は少し考える。

そして、テラスの噴水を指差した。

「めでてェ姫様に、贈り物だ」

男性が噴水の水に触れると、水は宙に浮き、雫になって、流れ星のように降る。
水の雫は、月光に反射して、キラキラと光った。

「す、凄い…!」

「俺は、魔法使いなのさ」

男性は続ける。

「…世の中には、汚れてねぇ悲しみもあるんだな。例えば、アンタの涙。綺麗だ。」

「え、えぇと…」


みすゞは、少々困惑する。

「美味い酒と、おもしれぇ女。今宵は良い夜だ。」

二人の間に、また無言が続く。

「…貴方のお名前は?」

「ただの酒好きだ。」

二人は、星空を見上げる。

「うし、じゃあなちんちくりん。王子様が、迎えに来たんじゃねぇか?」

男性は、みすゞにかぶせていた帽子を取る。

「な、私と身長そんなに変わらないのに、ちんちくりんは酷いです!」

「な、もう一度言ったら死なす!!」

すると、賢治が、パーティー会場から顔を出す。

「みすゞさーん、第二部、始まりますよー!」

賢治は、活気のある声で、みすゞを呼ぶ。

「は、はい!」

みすゞが振り向くと、もう男性は、消えていた。


第二部は、プレゼント大会だ。

みすゞは皆から、プレゼントを受け取った。

太宰と国木田は、急な任務が入ったそうで、先にレストランを出たようだ。しかし、プレゼントは残されていた。

「みすゞさん。僕からは、これです!」

賢治は、小さな人形のキーホルダーを手渡す。

「これは…なんですか?」

「ココペリ人形というらしいですよー!運気上昇間違い無しの、レインボーカラーです!」

みすゞが聞くと、賢治はニコニコと笑いながら答える。

「わぁ、凄く可愛いですね…!有り難う御座います。」

ペコリと頭を下げる。

「これからも、よろしくお願いします。」

「はいっ、こちらこそ!」

そうして、みすゞの誕生日パーティーは幕を閉じた。


翌朝、太宰が社内でダーツをしている。

「どこから持ってきたんですか…!ここでやらないでくださいよ。」

みすゞが、太宰のもとへ駆け寄り、叱る。

ふと、的を見てみる。

「…あれ、この人」

昨日、テラスで出会った男性だ。

その写真に、太宰が投げたダーツが刺さっている。

「中原中也だよ。暇だから、ダーツの的にしてやろうと思って。」

(中原、中也…)

「みすゞちゃんもやる?」

太宰が聞いてくる。みすゞは少し考えてから

「太宰さんの写真を使わせてくれるなら」

と言った。

「ははっ、言うねぇ…」

二人の間に、ピリッとした空気が生まれた。


「お兄様ー!昨日のナオミ、可愛かったでしょう?」

ナオミが、谷崎に迫っている。


「昨日飲みすぎた…気持ち悪い…。」

与謝野は、二日酔いか、うなされている。


「おい、仕事をしろ!」

国木田の声が、社内に響く。


今日も、探偵社は騒がしい。

ーENDー


金子みすゞ先生、お誕生日、おめでとう御座います!!

リリリ 文スト好きと繋がりたい・2022-04-11
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夢小説
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異能力『星とたんぽぽ』

異能力発動時に鼓が現れ、それを使い攻撃をする。
鼓を打つ回数によって、攻撃方法が変わる。

一回打ち…相手の動きを一時的に止める
ニ回打ち…フェイント、たんぽぽが一つ、宙から舞う 三回打ち…鼓が輝き、流星(光弾)が出現する。光弾は曲がり、敵を追尾し砕く。敵に光弾が着弾した瞬間、流星が爆発する。

三回打ちは最も威力が高いが、これを打つと隙ができてしまう。

みすゞは、相手を傷つける三回打ちを好んで使わない。

リリリ 文スト好きと繋がりたい・2022-03-28
文豪ストレイドッグス
文スト好きと繋がりたい
文スト
オリキャラ
異能力
文ストオリキャラ

⚠こちらは、文豪ストレイドッグスの夢小説です。

文スト創作キャラの金子みすゞさんが、宮沢賢治くんに恋愛感情を抱いている描写があります。苦手な方は、お気を付けください。

今回は、完全な事件のお話なので、恋愛要素がまったくありません。
ご了承ください










【シュークリーム・ボーイ】



後編



「アンタ達、最近よく一緒にいるけど、何かあったのかい?」

シュークリームを買って、探偵社に戻った二人に、与謝野は声をかけた。

二人は一度、顔を見合わせる。

「あー…実はですね…。」

みすゞは、私的調査している事件について、与謝野に話した。

鏡花は、少年の写真を与謝野に見せる。

「んーなるほどね…。ちょいと待っててくれ。」

与謝野は、PCで何か調べ始めた。

「…これ、見てみな。」

与謝野は、『奇跡の少年』と書かれた一年程前の記事を見せる。

「…みすゞ、これ」

そこには、店の前にいた少年の写真が大きく映し出されている。

「この記事じゃあ、超能力、とかマジック、とか書かれてるけど、恐らく異能力者だろうね。」

「物が4m以内の距離にあれば、それを瞬間移動させる事ができる。」

「一躍有名人さ。散々メディアからもてはやされて、んで一年も経たないうちに消えてった。」

与謝野は続ける。

「お節介かもしれないけど、一応、この子が万引き繰り返すのには何か理由があるかもしれない、って事を言っておくよ。」

与謝野が二人を交互に見る。

「は、はい…!分かりました。」

みすゞと鏡花は、ぺこりと頭を下げる。

そして、与謝野は、仕事へ戻っていった。



カケルの自宅のアパートで、カケルとユウタの母親が、ある男と会話をしていた。

「今月の分です…」

借金を残し蒸発した父親に代わり、母親は昼夜働きに出ている。

「お母さん…、がんばろうね」

ユウタが咳込みながら、小さな笑顔を見せた。



次の日、二人はクローバーに来ていた。

「如月さん、この子の事を知っていますか?」

みすゞは、鏡花が撮った写真を出す。

「…あら?カケル君ね。家族四人でよくお店に来てたわよ。」

如月が言う。

二人は、顔を見合わせた。

その時

「ちょ、店員さん!シュークリームが!」

店にいた客の老婆が、悲鳴をあげた。

みすゞと鏡花は、急いで店の扉を開ける。

そこには、カケルがいた。

二人に気づいたカケルは、走り出す。

「追いかけよう」

鏡花とみすゞは、カケルを追った。

少し走ったあと、二人は、路地裏でカケルに追いついた。

追い詰められたカケルは、異能力で二人に石をぶつける。

「…夜叉白雪」

鏡花も異能力を発動させ、カケルを怖がらせる。

「カケル君…私達とお話してくれますか?」

みすゞが言うと、カケルは怯えながら、コクコクと頷いた。

そしてカケルは、弟のこと、母親のことを二人に話した。

「…なるほど。でも、悪いことをするのはいけませんよ。」

みすゞがしゃがみ、カケルと目線を合わせる。

「謝りにいこう。私達も、ついていくから。」

鏡花も、みすゞと同じようにしゃがむ。

カケルは、目に涙を浮かべながらコクリと頷いた。



三人は、早速クローバーに出向き、如月にカケルの事を話した。

カケルは、ぺこりと頭を下げる。

「ごめんなさい‥」

如月は、少し黙ってからカケルのもとへ寄っていく。

「お金、払うから…」

許して、とカケルの目から涙が溢れだす。

如月は、カケルの髪をくしゃりと撫でる。

「カケルくん、お金は良いのよ。でも、心が寂しいのはいけないわ…」

如月は、優しく、カケルを抱きしめる。



「一件落着。」

二人は、シュークリームが入った箱を持ちながら、探偵社へ帰っていく。

「もう、カケルくんは大丈夫でしょうね。」

みすゞと鏡花は、頷きあう。


「んー、業務をサボったこと、このシュークリームで許してくれますかね。」

みすゞは、うーんと首をひねる。

「…多分、怒る人が一人いる。」

あー、とみすゞは眼鏡の理想主義者を思い出す。

「まぁ、何とかなる。きっと。」

「そうだと、良いんですけどね。」

ふふ、と二人は笑いあう。

「早く帰ろ、みすゞ。お腹空いた。」

鏡花は、みすゞの腕を引っ張る。

まだ明るい道を、二人は駆け出していった。

リリリ 文スト好きと繋がりたい・2022-04-09
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⚠こちらは、文豪ストレイドッグスの夢小説です。

文スト創作キャラの金子みすゞさんが、宮沢賢治くんに恋愛感情を抱いている描写があります。苦手な方は、お気を付けください。

こちらは、文豪ストレイドッグスのドラマCDの内容が少々入っています。

でも、聞いていなくても全く問題ありません。

気になる方は、YouTubeで調べてみてください。










【おはようの恋心】



第ニ章


時計は、二十時を過ぎている。

鏡花からは、湯上がりのいい匂いが漂う。

みすゞも、シャワーを済ませたばかりだ。

「みすゞの寝間着、可愛い。」

鏡花が、ポツリと呟く。

「わぁ、本当ですか?有り難う御座います。新しく買ったんです。」

みすゞは、えへへ、とはにかむ。

「あ、今ほうじ茶いれますね。」

みすゞは、温かなほうじ茶をいれる。

ゴクゴク、二人はゆっくりと飲み始めた。

「…おはようの恋心。あの少年の手は、きっと優しい手。主人公は、きっと幸せ。」

「そうですね。きっと、優しい手です。」

鏡花は、ほうじ茶を飲みながら、みすゞの方をじっと見た。

「賢治の手は、優しい?」

「…きっと、優しいです。優しくて、温かい。」

みすゞは、少し顔を染めながら言う。

「みすゞ、バレバレ。賢治を意識してること。」

「やっぱり、分かりやすいですか、私…。賢治さんが気づいてないのが、不幸中の幸いです。」

みすゞは、冷蔵庫に入れていたシュークリームを出す。

「…デートしよう。」

鏡花が呟く。

「敦と私とみすゞと賢治で。」

パクリと出されたシュークリームを鏡花は食べた。

「プラネタリウム、行きたい。」

「プラネタリウム…ですか?」

「そう」

鏡花は、ほうじ茶を飲み終えたのか、コップを片づける。

「考えといて。デートの事。今日はありがとう。」

「はい、分かりました。あ、コップすいません。」

「大丈夫。あ、そろそろ寝よ。」

みすゞがベッドで、鏡花は布団をしいて眠ることになった。

部屋の明かりが、ぽっと消える。

みすゞがうとうとし始めた頃、鏡花がベッドの中にもぐりこんできた。

「どうしました?鏡花さん。」

みすゞが、そっと訊く。

「犬が吠えてる。犬の声、嫌い。」

「じゃあ、一緒に寝ますか?」

「ん…」

鏡花は、もうスヤスヤと眠っていた。

みすゞは、鏡花の頭を優しく撫でる。

「おやすみなさい、鏡花さん。」

そうして、みすゞもそっと目を閉じ、眠っていった。


翌朝。

鏡花は、朝食の準備をしている。

コーヒーのいい香りがして、みすゞは目を覚した。

「キッチン、借りた。サンドイッチ、作ってみた。」

鏡花の作ったサンドイッチは、とても美味しそうだ。

「わぁ、有り難う御座います!!」

二人は、朝食を食べ始めた。

「んー、美味しいです!鏡花さん、凄いです!」

「いつも敦に作ってるから…。今日はみすゞに。」

みすゞは、たまごサンドをとる。

「これも美味しいですね…!」

もぐもぐと、みすゞは、幸せそうな顔をする。

「…みすゞは、敦と同じような顔をする。」

鏡花は、ポツリと呟く。

「敦さんと同じ顔…ですか?」

みすゞは、頭にはてなマークを浮かべた。


「私のご飯を食べるとき、幸せそうな顔をしてくれる。嬉しそうな顔。」

「頑張って作ったから、だから、凄く嬉しい。」

ふふ、と、鏡花は少し微笑む。

「鏡花さんの作るご飯、とても美味しいです!これを毎日食べれる敦さんは、羨ましいです…」

えへへ、と笑うみすゞ。

「…みすゞの手、見せて。」

唐突に、鏡花が言う。

「手?良いですよ。」

はい、とみすゞは鏡花に手を見せる。

「…みすゞの手は、あったかい、お母さんの手」

鏡花は、ぎゅっ、と、みすゞの手を握る。

「…有り難う御座います!」

今日の夕刻頃には、男性陣が帰ってくるだろう。

みすゞは、仕事頑張ろう、とやる気が出た。

だが、みすゞには、気になっている事がある。






(そういえば、デートって何なんだろう?)

リリリ 文スト好きと繋がりたい・2日前
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