はじめる

#星影の文字と天使の羽筆。

読んでると、
思わず胸がギュッとしめつけられる、
そんなポエムを集めました。

全12作品・











記憶の欠片を


空いっぱいに


散りばめて



その中にある


貴方の笑顔を


手繰り寄せる




「もう、いいや」




ベランダで1人


記憶の星屑を


掴む夜


︎︎

銀河・2021-07-22
星影の文字と天使の羽筆。






ママが僕に問いかける



「アンタは生まれてきて


良かったと感じる時はある?」



突然の質問


一瞬、疑問符が


頭の中を埋め尽くす


そして応える



「ママにハグされた時


生まれて良かったって感じるよ」



そして次は僕が問いかける



「僕を産んで良かったって


感じたことはある?」



「産んでよかったのかな、


こんな汚い世界に」



凄く寂しそうな瞳


綺麗な目が台無しだ



考える


確かに


この社会、この世界は


僕には少し生きづらい世界だ




「それでも、ママに出会えて


僕は幸せだって思えるよ」




ママの虚ろだった瞳が


花を咲かせてきらきら光った


そんなにびっくりしないで


紛れもなく本心で


これがまだ小さい僕の


ママへの精一杯の愛の伝え方




僕をこの世界に


産んでくれてありがとう




産まれた理由何て何でもいい


生きる理由なんて無くてもいい


ママが僕を産んでくれた事実が


堪らなく尊くて愛おしいの




ママに出会えた事が


僕の人生の唯一無二の幸福だから




ママがこの世界を


汚い世界だと言うのなら


僕が綺麗な世界に変えてみせるよ




ママが僕を産んだこの世界を


綺麗だって言わせてみせるよ




だから


見ててね、ママ


︎︎

銀河・2021-06-23
星影の文字と天使の羽筆。
小さな僕のラブレター







𝑠𝑖𝑑𝑒_ 𝑑𝑎𝑤𝑛

























壁一面の大きな窓から


見える黎明は


醒ました体に色を重ねる





地面から少し離れて


宙を彷徨っている足元にも


コントラストが宿る





季節は夏


それらしい雲が


朝の逆光で


より迫力を増している









今朝も



変わらない


空の眩しい光で


静閑な夜から


目を慣らす





変わらない


少し色褪せた椅子に


ひとり座ってる






変わらない


そこで寝ている松葉杖


まだ、起きないで



















変わらなかった


わたしの世界に


最近 ひとつだけ


星が降ってきた






















昨日の夜


昨日の昨日とは違う内容を



残り一枚になった


綺麗な夕映えの背景と


小さな星が箔押しされた便箋に




気持ちを込めた文字を


一文字一文字


丁寧に流し込んでおいた





今からこれを


紙飛行機にして飛ばす



これが新しい日常





硬くて


まだ濃い茶色の椅子に座る


向かいの少年へ











「  おはよう  わたしの太陽  」




わたしの声に


返事はないけれど





「  返事、待ってるからね  」









































飛行機が


大きな大きな窓に沿って


一機 通過した




残夜・2021-08-20
星影の文字と天使の羽筆。
夜明け

これらの作品は
アプリ『NOTE15』で作られました。

他に12作品あります

アプリでもっとみる


































空が奏でる音が


心地よく響く日のこと















~






見渡す限りの白い壁


窓から見える青に


幸せを問う





唇のルビーは


世界の言葉に彩を添えて


月の欠片を飲み干す





雑音が恋しくて


音を求め歩いた僕の脚


世界平和を願う詩が


いやに、目に染みた














今朝は



変わってしまう前の


音で溢れていた


僕の世界を


人差し指でなぞって






変わってしまった


光を失った


瞳の中を無理矢理


幸せで塗って






変わってしまった


背中の翼を


優しく撫でた




















変わってしまった


僕の世界に


最近 暖かく透明な


音が流れてきた




















翼の無い僕は


ただ、音を待つだけ










どこからか聞こえる


美しい音に


何とか応えようと


心の声を掻き鳴らす





頭から溢れてくる


裸の言葉に


思わずペンを握りしめた










だけど、


僕の翼は空が無ければ


羽ばたくことは出来ない










ぐちゃぐちゃになって


虚空に向かって呟く



「僕は何だっけ」



当然返事は聞こえない


耳、からは













「 おはよう わたしの太陽 」












そんな音が


心に響く


僕の瞳が君を捉える


頬を薄紅色に染め柔らかく笑う


色褪せた椅子に座った


向かいの少女














たった一声で


僕はお腹いっぱいになった












あぁ、やっぱりそうか













僕が君の太陽だったら


君は僕の空だ













星の数ほど人間が存在する中で


僕が君を照らして


君が僕の音を奏でる


そんなの運命のようじゃないか
























「 君となら 」









︎︎

銀河・2021-08-24
星影の文字と天使の羽筆。

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