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#暗闇は続くばかり

読んでると、
思わず胸がギュッとしめつけられる、
そんなポエムを集めました。

全12作品・

タグ紹介

# その笑顔には

# 勇気ならこの手の中に

# 暗闇は続くばかり

# アイを知った時

解釈等、全てお任せします

報告は要らないです

使ってくれた御礼に贈り物しに行きます
(願い事あったらひとつ聞く)

是非使ってみてください

深肇・2020-12-27
タグ紹介
その笑顔には
勇気ならこの手の中に
暗闇は続くばかり
アイを知った時
贈り物しに行く
贈り物遅れたらごめん
使ってくれたら嬉しい

涙はどれくらい流れただろう

悲しみはいくつ通り過ぎただろう

生きる意味を忘れてしまい

時の流れにゆらゆら揺られている


心の傷を叫びたくても

言葉さえ忘れてしまったよ

確かにここで生きているのに

このまま消えてしまいそうな気分


いつか私は笑顔を取り戻せますか?

生きる意味を思い出せますか?


もしも神様がいるのであれば

どうか教えてください

明日の私は笑顔でいますか?

生きる意味を思い出せていますか?


幸せになりたい

ただそれだけを願い

今日も笑顔を探している。

なな 나나(メンタル崩壊中🥺)・2020-12-29
独り言
ポエム
幸せになれますか?
人生
涙の意味
好きな人
失恋
大好き
愛してる
ありがとう
生きる意味
辛い
笑顔
暗闇は続くばかり
君と会えるその日まで
















【過去へ幸運を、未来へ幸運を】










僕には大嫌いな人がいた





『菫ちゃんは優しいね』

とても優しい人だった





『菫ちゃん頭いいね』

とても賢い人だった





『菫ちゃんは仕事早いね』

とても効率の良い人だった





『菫ちゃんはなんでもできるね』

僕なんかに勝ち目はない、そんな人だった












ある日、その人はこの世を去った__












『菫…菫…』

『菫ちゃん!!』


親、親戚はもちろん、友達や部活の仲間

皆が菫を呼ぶ声で耳が張り裂けそうだった







その場を逃げ出した







『蘭は何で何も出来ないの!

菫は何でも上手にこなすのに!!』



『蘭くん何も出来ないよね

妹はあんなになんでも出来るのにさー』



『蘭くんて、可哀想だよね』





なんでこんなタイミングで思い出すのだろう


「うるさい!うるさい!うるさい!」


周りの目なんて気にならなかった

周りの目にまず気づいていなかった






僕が出来損ないで妹が完璧な子であることくらい

僕が1番わかっている






こういう思考に陥った時必ず僕は思う


「僕ほど不幸な人間なんているのか」


この世で1番不幸なのは自分だと








僕には過去の妹との記憶はない

何故か分からないけど思い出せない




思い出そうと頭を抱えた












その時、小さな女の子がボールを追い掛けて

道路へ飛び出すのが見えた





菫だったら__

そう思うとすぐに僕は動いていた



自分でも驚くほどだった




『危ない!!!』

誰かの声




キィィィィィ

大きなブレーキ音




それから確かに感じる胸の中の温もり



僕は目を閉じた














『お兄ちゃん!』


小さな女の子の走る姿が見えた



『お兄ちゃんこんな所にいたの?』



女の子が駆け寄ったのは女の子よりは

少しだけ大きい男の子だった




2人ともまだ4、5歳というところだろうか




『今日は菫の誕生日だから、早くお家帰ろ!』



そう女の子は言って男の子の手を引っ張る



「菫、ちょっと待って

お兄ちゃんから菫に誕生日プレゼントあげる」



『何くれるの!!??』


嬉しそうに跳ねる女の子に男の子は

そっと何かを渡した




「前から欲しいって言ってただろ?」


女の子は涙を流していた


『お兄ちゃん、ありがとう』



「もう、菫は泣き虫だなあー

よし帰るぞ」


そう男の子は女の子の頭を撫でなでた



『お兄ちゃん』


「ん?」


『私______』













ピッピッピッピッ

一定の無心な音が聞こえる




『…ん……らん…………蘭!蘭!』




目を開くとそこにはげっそりとした親の顔




「え、何」



『蘭、私よ?分かる?』


『俺だ、分かるか?』



「何言ってんだよ、お母さん、お父さん

わかるに決まってるだろ?」



そう言うと2人とも涙を流し僕を撫でた




「うわっ、ちょ、やめろよ」



『蘭、事故とか言うから

また記憶失くしたのかと思ったのよ』




「また?」



すると2人で顔を見合わせる親



それからゆっくり話を聞かせてくれた









小さい頃僕達、兄妹はとても仲良く

近所でもとても有名だったらしい



そして菫の4歳の誕生日

交通事故に合いそうになった妹を庇い

僕は意識不明の重体


そして、目を覚ました時


僕は妹に関することは殆ど忘れていたという







妹は酷く悲しんだという


でも、僕が事故にあったのは自分のせいと


自分をとても責めたらしい
















そんなこと聞いたところで

菫がいない今となっては何も出来ない










『今日、何の日か知ってる?』


お母さんはわざとのように笑ってみせていた



「知らない」




『蘭の誕生日よ?』




「え?」




『蘭ね、2週間くらい寝てたから』




もう、菫がこの世を去って2週間も経つらしい






『それでね、菫から蘭に誕生日プレゼント』


部屋を片付けてたらね、出てきたのよ

と付け加えお母さんは僕に封筒を渡した







封筒を開けるとそこには手紙が入っていた






『お兄ちゃんへ


まず、誕生日おめでとう!!


最近なかなか話せなくて寂しく思っています




お兄ちゃんは小さい頃沢山遊んだ事覚えてる?


覚えてないよね笑



全部私のせいだもんね、ごめんね




小さい時からお兄ちゃんは私のヒーローなんだ



いつも私の手を引っ張ってくれるヒーロー




お兄ちゃんとならなんでも出来るって思うの



私が4歳の誕生日はね私には忘れられない日なんだ



あの日に言った事ね、私忘れてないし

今でも思ってるからね



こんな事でお兄ちゃんがまた思い出してくれると

嬉しいななんて思ってます



プレゼントも喜んでくれるといいな



いつもありがとう、世界一だいすき


菫より』





それから封筒に手紙を戻そうとすると

封筒からヒラヒラと何かが落ちてきた





『わ、綺麗な四葉のクローバーね』

そこには綺麗な形の四葉のクローバーがあった




『菫、そんなにすごいこと書いてたの?』


「え?」


『ほら、だって蘭、泣いてる』




指摘されるまで、気づかなかった


頬を伝う水滴に





「なあ、お母さん

僕さ、菫の事大嫌いだったんだ




僕より何もかも上手でさ悔しくて



でもさ、やっぱり妹って可愛いなあ」




涙が溢れて止まらなかった








菫の4歳の誕生日



ずっと菫が欲しがっていた四葉のクローバーを

渡した僕にこう言ったんだ



『私、お兄ちゃんみたいになる!』



何の捻りもない真っ直ぐな言葉


とても嬉しかった事を今でも思い出す






『ほんとに2人は幸運を運んでくる子供なのね』



「なんで?」



『だって

四葉のクローバーの花言葉は幸運でしょ


それからね、蘭と菫


2人の名前もねわたしがつけたんだけど


花言葉で、幸運ってある花の名前なのよ


で、蘭も菫も優しい人を気遣える

子に育ったでしょ?



もう、幸運を運ぶ雲みたいね』





僕と菫にもう、新しい未来なんて

創り出せないけれど


確実に歩んできた過去を頼りに

僕の背中を押してよ




ねえ、菫


これからも君のヒーローでいるからさ

そこで見守っててよ






そう四葉のクローバーを眺めていたら


背景だった空の雲が大きく動いていた__

瀬音 蓮叶_・2020-12-27
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暗闇は続くばかり

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