今回のは少しグロを含みます。
苦手な方はUターン!
【設定】
⿴殺し屋コンビ〖Blood sky〗
⿻水澄 空理(ミト クウリ)
・気分屋、無関心
・天才ハッカー
・《担当》ハッキング&狙撃
⿻空澄 晴 (アスミ ハル)
・犬系男子
・天才ハッカー
・《担当》体術、ナイフ&爆弾(処理など)
なんでもこなす
⿻Rito
・何でも屋
・空理とは、仲良し
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⿸依頼ナンバー2
空理
「ん。とりあえず完了。」
俺は今、ハッカーの方の依頼を片付けたばかりだ。ある、犯罪者集団の犯罪歴。簡単な仕事だ。
殺し屋、『Blood sky』としても
活動しているが元々は俺も晴もハッキングを
して遊んでいただけだ。
ちなみに、晴は学校へ行っている。
俺は仕事のため、家に残ったがもうすぐ帰ってくるだろう。
晴
「空理~!!!ただいま~!」
空理
「おかえり、晴。」
晴
「久々の学校疲れた~」
空理
「疲れているところ悪いけど依頼だ。」
晴
「鬼畜極まりない……。」
空理
「冷蔵庫にこないだのご褒美入ってるから、食べたら行くぞ。」
晴
「いちごタルト!!!」
ドタドタ…………。
相変わらず騒がしいな。でも、晴がいると
落ち着くから不思議だ。
…………………………………………………
空理
「さて、依頼確認だ。」
晴
「今回はどんなの?」
空理
「今回は、高校に潜入。そして、横浜 奏多と言う教師の暗殺だ。」
晴
「また暗殺系~?処理大変なのに~。」
空理
「これがそいつのプロフィール。」
〇横浜 奏多
28歳
職:高校教師
詳細:表向きは数学の教師で生徒に人気があり、他の教師とも友好関係を築いている。しかし、裏では女子生徒を襲っている。
襲われた女子生徒数→13人
晴
「よく今まで、公にならなかったね。」
空理
「こいつは、その高校の校長の息子だからな。」
犯罪を無かったことにするのは
良くないことだからな……。←(殺し屋)
晴
「そんでなんで潜入?」
空理
「潜入した方が情報を掴みやすい。」
晴
「うーん。じゃあ制服買わなきゃだね。」
空理
「そこら辺はRitoに任せるとしよう。今回は俺も一緒に行く。晴、気をつけろ。ターゲットは武道を極めている。」
晴
「僕の運動神経舐めてもらっちゃ困るな~」
空理
「はは。それもそうだな。あとは……どう殺るかだ。」
晴
「ちょっと戦ってみたいな~。」
空理
「じゃあ、腕試しにいいよ。」
晴
「その後は……僕遊びたい……。」
空理
「……程々にな。」
晴の言う〝遊び〟とは、
一般的なほのぼのとしたものではなく
その……〝拷問〟に近いものだ。
さすがに度が過ぎると止めるのだが
それがまた一苦労。終始笑っているため、
狂人にしか見えない……。
まぁ、普段の性格は犬に近いから
いいか。ターゲットの悲鳴。今回はどれくらい聞けるかな?
…………………………………………………
空理
「似合ってるな。」
晴
「そーお?空理もカッコイイよ!」
俺たちはRitoが用意してくれた
ワイシャツに学生ズボン、〇〇高校指定の
上着を着ていた。
空理
「よし。行くぞ。」
晴
「うん!依頼開始だね!」
空理
「その前に、時計オンにしとけよ。」
晴
「なんかこないだも言われたなぁそのセリフ。」
前回はネックレスだったが、今日は
潜入先が高校のため時計に通信機をつけた。
空理
「音声クリア。大丈夫そうだな。」
晴
「こっちもクリア。OKだよ。」
空理
「とりあえず、ターゲットを探そう。」
もう、放課後の時間のため
生徒は少ししか残っていない。
こちらにとっては好都合だ。
晴
「二手に別れよう。」
空理
「了解。」
晴は校舎の西側。俺は東側を担当。
二人で動くより、怪しまれないし効率がいい。
しばらく歩いていると、空き教室から
物音が聞こえた。
「やめ……やめてください!!!」
「静かにしろ!」
いた。まさに女子生徒を襲おうとしている。
空理
「ターゲットを確認。東側2階、空き教室。」
晴
「了解。すぐ行く。」
空理
「やめろ!」
奏多
「あ?」
俺は思いっきり助走をつけて飛び蹴りした。
女子生徒を解放し、逃がす。
奏多
「何してくれてんだ?てめぇ。……しかもうちの生徒じゃねぇな?」
空理
「どうだっていいだろ?」
奏多
「舐めやがって。せっかくいいとこだったのによォ!!!」
ブン!!!
殴りかかってきた奏多の拳を
スレスレで避ける。しかし、足元まで
気を向けていなかった。
ゴッ!
空理
「ヴェ……。」
元々俺は運動神経がいいほうでは
決してない。狙撃とハッキングを極めた
ただの学生。武道を極めている奴に勝てるわけが無い。
ゴッ!ゴッ!
空理
「うぅ……。」
ドガッ!!!
奏多
「オェ……ゴホ!」
何回も蹴られて
そろそろ意識が飛びそうになった時、
奏多が吹っ飛んだ。
……晴だ。
晴
「空理!大丈夫!?」
空理
「何とか無事。でも口ん中切った。」
晴
「空理、下がってて?……おい、空理に手ぇ出したら許さんって言わなかったっけ?」
空理&奏多
(いや、言ってないぞ)
奏多
「あぁ?弱いからだろ?」
晴
「ふーん。じゃあ次は僕が相手してあげる。ほら、かかってきなよ。」
晴が、放つ殺気が空気を重く濃くしてゆく。
奏多は一瞬怖気付いたが、
近くにあった棒を振りかざし
晴目掛けて殴りかかってゆく。
奏多
「オラァ!!!」
ヒュン!
ス……。
晴
「え?何?どうしたの?全然当たってないじゃん。えー!もしかしてド下手?」
奏多
「舐めやがって……。死ね!クソガキ!」
ヒュン!ヒュン!
ス……。ス……。
ガシ!
晴
「ねぇねぇ、こういうのはね。こうやって使うんだよ?」
ガッ!!!!!!
奏多
「ヴ……。」
あれ?奏多死んだ?晴が、棒を奪い取り
思いっきり突くとターゲットは崩れ落ちた。
いや……、鳩尾は武器使って狙っちゃダメでしょ……。怖……。
空理
「晴……。」
晴
「まだ殺してないよ?空理、怪我してるとこ悪いけどこれ運び出すの手伝って。」
空理
「あぁ……うん。」
何も見なかったことにしよう。
久々に、命の危険を感じた。
…………………………………………………
奏多
「う……クソ……あのガキども……。」
晴
「あ!起きたぁ?」
奏多
「ここはどこなんだよ!……手錠?外せ!」
晴
「起きてから早々うるさいなぁ。また、半殺しにするよ~?まぁ今から殺すんだけどw」
奏多
「は……?」
空理
「俺たちはお前を暗殺する依頼を受けて
高校にいたんだよ。ちなみにここは、俺達所有の工場みたいなとこ。さ、説明終わったし晴。好きにしていいよ。」
晴
「やったぁ!それじゃあ奏多さん?僕たちと遊びましょ?」
奏多
「ヒィ……。」
顔面真っ青。そりゃそうだな。
目の前の人間が最高の笑顔を浮かべながら
恐ろしい話してんだから。
空理
「どうすんの?」
晴
「えー。これから調べる!」
は?ノープランだったの……?
晴
「Hey Siri!」
こら!こういう時に文明の利器を
使うんじゃない!!!
晴
「あ〜これなら簡単そうだな。よし!これにしよ!」
晴
「えーっと、Rito呼んで。」
空理
「お……おう。」
…………………………………………………
Rito
「で、なんで僕は呼ばれたの?」
空理
「晴が呼べって……。」
Rito
「まぁたグロいことしようとしてるんでしょ~?」
晴
「そうでも無いよ!はい、Ritoこいつ宙吊りにすんの手伝って!空理はボコボコにされたばっかだから。」
Rito
「宙吊り~?重いじゃん……。」
晴
「いいから!」
はぁ……とため息をつきながら
手伝うRito。晴は一体何をするんだ?
晴
「よし!これで下準備完了!」
男は宙吊りにされて喚いている。
足を広げた状態で吊り上げられているため
少しすると頭の方に血が溜まったのだろう。
意識が朦朧としているようだ。
Rito
「なんかコイツ静かになったけど?」
晴
「Rito、ノコギリ持ってる?」
Rito
「……あるけどどうすんだ?」
晴
「貸して~。」
Ritoの質問には答えずに、ノコギリを
借りると嬉しそうに笑う晴。
晴
「これはね、こうするんだよ……。」
ザク……!!!
奏多
「ギャアアアアアアアアアアアアアア!!!」
晴が股間辺りから腹部へ向かって
ノコギリで切ると、すごい声が
工場内に響き渡り、辺りは言葉の通り
赤く染った。
空理&Rito
「………………。」
Rito
「あれ、お前の相棒だろ?前よりもさらに酷くなってないか?」
空理
「最近、仕事ばかりだったからな……。ストレス溜まってたのか……。」
大量出血で瀕死の奏多に晴は、
これは、空理を殴ったぶんと言いながら
頭部へ向けて蹴りを入れる。
ターゲットは絶命した。
晴
「ミッションコンプリート!」
空理&Rito
「は……晴?」
晴
「どしたの?」
空理&Rito
「…………。」
シリアルキラー。サイコパスだ。
その後、俺たちはターゲットを燃やして私有地(死体を隠す場所)に埋めた。
俺は、警察の中に紛れている
こちら側の人間と仲が良いため
万が一私有地がバレてももみ消せる。
ちなみにこちら側の人間っていうのは
警察長な。色々と過去に関わりがあるんだ。
……今日はなんだか疲れた。
晴の怖さを改めて思い知った気がする。
悪いことをするのはやめた方がいい。
自分に何倍にもなって返ってくるのだから。
『その後、横浜 奏多は行方不明とされ
女子生徒達は平穏(?)を取り戻した。
今回は一段と濃い赤い空だった。』
PS,今日も塾の休憩の合間に書いてたやつを
どぞ~。noteに居たい……(´TωT`)
あと、今回晴が行った拷問は
ノコギリ刑と言うらしいですよ。