#涙色世界

もう

抱えきれなくって

溢れ出した涙は

止まらなくて＿＿。




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もう要らないのなら

サヨナラと言って

一度でいいから

髪の毛がくしゃくしゃになるまで
頭を撫でて欲しい。


一度でいいから

骨が軋むほど
抱きしめて欲しい。

月夜の晩

君と聴いた音楽

君が訳した英詩

まるで二人みたいだねって

過去の物語

聴く度思い出し

月が恋しくなるのは

まだ君を

過去に出来てないのかな

洗い流せる程

容易い瘢なら

良かったのに

潰えた翼

瘢残し

痛みに溺れる

もう泪

必要ない

酷く甘い言葉で

優しさ与えられるより

苦く痛い言葉で

縛り付けて欲しい

心はいつだって弱くて

その弱さを誤魔化す事が上手くて

痛みを伴ってもなお

笑う事をやめない

それでも嘆くのは弱いから

強さって何だろう

もっと強くなりたい

哀しみに蝕まれる

どうしたら抜け出せる

どうして

光を求めたんだろう

失えば

闇しか残らないと

知っていたのに

守れない約束なら

最初から要らない

初恋は痛みを知るため

二度目の恋は手放さないよう

この痛みを愛したい

与えられるのは

安心よりも

不安の方が多い

どれほど意味を込めたとて

相手の受け取り方次第

意味が届いてなければ

なかったも同然の言葉遊び

信用しきらないってのは

自分を守るための武器だ