#眠れない夜

孤独な夜に嘲笑って

伝う涙には気付かぬフリ

眠れない夜に
ねるねるねるねを練ることは
おすすめしない。

練ることで逆に目が覚めてしまうかもしれないからだ。

眠れない夜の、ねるねるねるね。

たしかに、眠れないときは、無理に眠る必要はないだろう。練っているうちに眠くなるかもしれない。

眠れないまま朝が来ても、それはそれで、構わないのだ。

さぁ。

今宵も夜の　お出ましだ。


眠れないもの、

この指　とーまれ！


かくれんぼでも、

しようじゃないか。

眠れない夜は君のことを考えてる。
これって恋ですよね？

夜は敵じゃない

君は悪者じゃない

眠れない夜に唸って、縋って、

消えたくなるのは

あなたがただ

一生懸命に

生きているから

眠れないあなたの隣に
僕がいて一緒に夜をすごすのなら
きっとあなたは眠れるんだよ

だって僕はあなたの寝顔を見たくて

あなたの心はそのことを知ってるから

眠れない夜
深いため息をつき
苛立つ私はスマホに言う

“何かお話をして”

その夜、
スマホが語った話は

白雪姫
シンデレラ
不思議の国アリス

西洋のおとぎ話を混ぜた
新しいおとぎ話だった
妙におかしくて
声を上げて笑った夜は
とても楽しい夜になった

秋の夜長
眠れぬ時の愛読書
少し苦めの珈琲と共に

ここ一体が大粒の雨で
呑み込まれている深夜3時

家族で一人 眠れずにいた

滝のように降る雨に
家屋が包まれて

どの方向を向いても
大雨 大雨 大雨で

明日はどこかで
氾濫が起きるだろうな なんて
不謹慎な言葉を思い浮かべる

目を閉じて
あなたを想い浮かべて眠る夜は


どうしようもなく
寂しくて


どうしようもなく
逢いたい。

夜の音を

聞いていようじゃありませんか。



雨が降るなら、雨の音を。

風が吹くなら、風の音を。



星が流れるなら、その音を。



「私の仕事は終わらないの。」と、

動き続ける、時計の音を。



寝返りを打つ、キミの音を。

寝息をたてる、キミの音を。



夜が、

朝を迎えに行く音が響くまで。

今夜は、夜が話しかけてこない。


「早く寝なさい。」と、

優しく言ってくれるけど、

上手く眠りに落ちられない。



何かが足りない。



キミなのか、
愛なのか、
声なのか。



突き詰めていけば、

朝までには眠れるだろうか。

ひとりの時間を大切にできる大人
のふり。

ほんとは
すごく会いたい。

全然眠れない
暇暇〜
天井とにらめっこしてるみたい