(フウマ)風磨・2025-04-19
水天一色(フウマのポエム)
短詩(フウマ)
ただ、ひとつの音色が
私の心に涙を落とした
人の葛藤は、剣と剣が交じり合う
鍔迫り合いのよう
どうして親しい人の声は信じられなくて
関係ない人の声は信じてしまうんだろう
花は生きてるから美しい
咲いてこそより鮮明になる
【間際】
君は死に際、こう言った
「もっと生きたい、
でも、もう限界なの」と
君の死に際は綺麗だった
僕の生き様よりも綺麗に見えた
僕の生き様は無様だ
死の間際が美しいだなんて
悲しすぎた
君の瞳になって共鳴したい
〝見た目〟は変えられないけれど
〝見る目〟は変えられる
羽を追いかけ、心は孤独に響く
自然の励ましが絆を輝かせ
鳥の信頼で優しさが舞う
きっと未来は明るい
【残星(ざんせい)】
残された星は、儚くも美しかった
まるで悲しみを背負って生きてるみたい
諦めは夢幻。
夢幻の中には可能性の無限大が広がる
ずっと戦う君だから逆境に強い
そしていつしか勇者になれる
だから君の輝きは残された
だから僕は君の瞳に惹かれたんだ
その切なさに惹かれたんだ
完璧で脆い楽章を守りたかったんだ
【この世界は美しいから】
この世界は美しすぎる
自然が綺麗に見えるのは
争わずに生きているから
人が醜く映ってしまうのだ
惑わされてはならない
僕たちにも、素晴らしい心があるんだ
今日も微笑みを胸に刻んで
生きていこう
異なる瞳だからこそ
異なった世界が
見えてしまうのだろう
【瀬戸際を生きる人たちへ】
どんな人生になろうが
君のくだした選択は
間違いなんかじゃないのだから
自信なんてなくてもいい
だた、否定だけはしないでよ
【エトピリカ】
悲しくても、堪えていた
苦しくても、堪えていた
葉加瀬太郎さんのエトピリカを聴いた
励まされた わけでもなく
慰められた わけでもなく
優しい言葉を かけてもらったわけでもない
言葉のない純粋で真っ直ぐな音色が
心にまで……
人の心が涙となって流れだした
優しくて 泣いてしまった
温かくて 泣いてしまった
私はまだ、覚えている