あっちの色は、眩しかろう。
こっちの色に、致せんか。
あっちの山は、高かろう。
こっちの山に、致せんか。
無理などせずとも、よかろうに。
越えれるものから、越えましょや。
STK・2025-11-17 #私の中の住人が言う
さようならの、
いたずら心に遊ばれて、
私は今日も、
悲しき手の内。
「おい。
いい加減、
からかうのは、よしてやれ。」
『やだよ。まだ遊びたいもん。
それに、いいの?
僕が手を離したら、
永遠に、さよならだよ?』
STK・2025-11-17 #私の中の住人が言う
世界が、
お前さんを閉め出した訳じゃない。
いつだって扉は、
お前さんを受け入れる、
準備はできていた。
ちゃんと、頭数に入っていたんだよ。
それがね、
お前さんが怖がって、
ノックしなかっただけだろう。
もう泣くのはおよし。
今からでも遅くはない。
私と一緒に、
未来の扉を、
叩きにいこうじゃないか。
ね。
STK・2025-11-21 #私の中の住人が言う #ないないのベンチで
秘密とまでは言えない
レベルの内緒を抱えて、
日々を送っている。
過去の記憶は、
大海原へと出ていってしまって、
今頃どこを漂っていることやら。
キミは、
名前か目印をつけて、
時々、その思い出たちを呼び戻し、
懐かしんでくれているだろうか。
いや、勝手な話か。
あんな別れかたをしておきながら、
都合がよすぎるな。
STK・2025-11-18 #私の中の住人が言う #海ではないがな。
心のブルーに、
赤が足りないわね。
何?って、
愛よ、愛。
決まってるじゃない。
優しいオレンジもいいけど。
STK・2025-11-17 #私の中の住人が言う
えぇ。
あそこのコンビニで、
見かけたんです。
おでんを買っているところを。
こんにゃく、
大根、
ちくわに、しらたき。
あと、玉子を、
それぞれ2つずつ。
そして、お箸を2膳。
あぁ、どなたかと、
二人暮らしなんだなと、
思っていたんです。
でも、近所の人の話では、
違ったんです。
いつも一人で、
誰かといるところなんかを、
見かけたことがないと。
だから、
二人暮らしは偽装です。
警察が探しているのが、
一人暮らしの男と、
どこかで聞いて、
二人暮らしと見せかけただけです。
犯人は、アイツに違いありません。
早くアイツを、捕まえてください!
私の恋人の敵を。
STK・3日前 #私の中の住人が言う #このお話は、とってもフィクションです。
本当は、あなたって強いのよ。
怖くても、寂しくても、不安でも、
積み重ねてきた夜が、
あなたの1日の証明だわ。
あなたが、
今日という日から、
降りないで闘った証。
あなたって凄いのよ。
ハグしてもいいかしら。
STK・2025-11-22 #私の中の住人が言う
あなたは空へ飛んで行ったの。
あなたは空の住人になったの。
あなたは空へ還っていったの。
どう思ってもね、
悲しい日はあるの。
あなたの姿はなく、
声は、
記憶のなかで再生されるだけ。
あなたとの思い出は、
もう増えることはないの…。
擦りきれるほどに、
繰り返し再生して、
たとえボロボロになってしまっても、
失くすことなんて、
到底、無理な話なの。
STK・2025-11-21 #私の中の住人が言う
悲しみに触れた手は、
冷たかったろうに。
その手を見て、
心は さぞ、痛かったろうに。
さぁ、
温かくて美味しいものを食べて、
今は、お休み。
大丈夫。
大丈夫だからね。
STK・2025-11-22 #私の中の住人が言う
ねぇ、あなた。
あなたは、私のどこを、
好きになってくれたの?
そんなことを聞いて、どうする。
うふふ。
女はね、
意外と そういうこと、
気にするものなのよ。
おかしなものだな、女というのは。
そうよね。
あなたには、分からないわよね。
男性でも、女性でも、
ないんですものね。
はぁ。
一度しか言わない。
いつ や、どこがじゃない、
そち…
お前さん、だからだ。
ううぅぅうううぅぅ…。
何を泣いている。
これじゃあ、
お前さんの問いに、
答えたことには、ならないか。
違うの。
違うんです。
そんな言葉なら、
一度聞けただけで、
充分です。
STK・3日前 #私の中の住人が言う
また、行っちゃうのね。
今度は いつ、
お戻りになるかしら。
分かっているつもりなのよ。
あなたが、流れ者だということは。
それでも 私は、
また あなたに、
お会いしたいと思ってしまうの。
こんなに楽しいひとときは、
あなたが初めてで、
いついつまでも続けばいいのにと、
心の内で、思っていたの。
あはは。
たった今、クチにしてしまったから、
秘密でも なんでも、
なくなってしまったけれど。
こんな風に、
お伝えすることになるとは、
思ってもみなかったけれど、
聞いてくださいますか。
「あなたを、
お慕い申し上げております。」
STK・3日前 #私の中の住人が言う
どこを探してるの。
そんなところに、
私はいないわ。
あなたに、
すぐに見つかるような場所なんかに、
私はいないわ。
私の姿が見えなくなって、
あなたに、
寂しいと感じてもらいたいの。
好きに気付くのは、
きっと、
そんなときだもの。
STK・2025-11-15 #私の中の住人が言う
誰がために泣く。
頬を伝う涙は、無色透明だ。
誰の色にも染まっちゃいない。
目の前にいる人間はおろか、
自分の色さえ、
映し出さない。
これが、どういう意味だか解るか。
まっ、今は そんなことを、
考える余裕までは、ないか。
STK・2025-11-20 #私の中の住人が言う