NOTE15 書くとココロが軽くなる はじめる

#私の中の住人が言う

読んでると、
思わず胸がギュッとしめつけられる、
そんなポエムを集めました。

全352作品 ・

本当は、気付いていたんでしょ。

私の正体に。


それでも、

名前を呼ばずにいてくれたのね。


あなたは本当に、優しい人だわ。


名前を呼ばれてしまったら、

もうここには
いられなくなってしまうから、


名前を呼ばないでいてくれて、

とても嬉しかったけれど、


もう私の名前を、呼んで頂戴。


私がいるから、

あなたは前に進めないんでしょ。


あなたの足枷になんて、

成りたくないわ、私。


あなたといられて、

すごく幸せだったもの。


もう、これ以上を望んだら、

ここにいられなくなるだけじゃ
足りないくらい、

バチが当たっちゃうわ。


だからもう、なぁんにも望まないわ。

STK・2025-12-10 #私の中の住人が言う

きれいな世界だったわね。


あなたと見た世界は、

どこまでも美しかったわ。


いついつまでも、

そうあると思っていたけれど、

あなたがいなくなって、


突然、私の世界から、

色という色が、

すべて抜け落ちてしまったわ。


どこを見てもモノクロなの。


キレイな花たちも、

動物たちも、景色も。


色を剥ぎ取られてしまったわ。


あぁ、私が見ていた世界は、

あなたの色彩で、出来ていたのね。


またいつの日にか、

色彩を取り戻す
なんてことがあるかしら。


今は到底、あるとは思えないけれど。

STK・2025-12-09 #私の中の住人が言う

これらの作品は
アプリ『NOTE15』で作られました。

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結局、

同じところをグルグル回っている。


言葉の端々に、

キミがいた日々が懐かしい。


あぁ、そうか。


忘れてしまったんじゃなくて、

私に溶けてしまったか。

離れることなど、有りはしないな。

STK・2025-12-13 #私の中の住人が言う #静けさの参列

人の声が怖くなったのね。

そう言うときもあるわ。


たいした言葉ではないのに、

やけに、心に刺さっちゃうのよね。


恥ずかしいと思ってしまって、

自分を責めてしまって、

悪い思考の、悪循環ね。


でもね、

本当にダメなときは、

誰も助けてはくれないものなの。


今は、どうかしら?

あなたが助けを求めたら、

手を貸してくれる人がいるでしょ。


忙しい手を止めて、

話を聞いてもらえる。


これって、信じられないぐらい、

幸せなことなのよ。


だから、落ち込まないで。

今度は、上手くやればいいのよ。


落ち着いて、落ち着いて。

まずは、深呼吸から。

STK・2025-12-09 #私の中の住人が言う

さようならが響けば、

世界の時間は止まってしまう。


それに習って、

あなたの心の時間も止まる。


優しい さよならなんて、

存在しないわ。


長い時間をかけて、

少し優しい記憶になるだけよ。

STK・2025-12-22 #私の中の住人が言う

これから、

明日を集めに行こうと思うの。


明日の欠片よ。


早いほうがいいわ。


小さな欠片だから、

集めるのに時間が掛かるもの。


集めて、

私の理想の明日にしたいの。


夢やら、好きな人やら、

あなたやら。


好きなものをたくさん散りばめて、

にこにこしてたいの。

うふふ。

STK・2025-12-21 #私の中の住人が言う

えぇ。


あの日の夜を探して、

ポツリ ポツリと、

歩き回っていました。


すれ違ったときに、

見逃したくなかったので、

走ったりはしませんでした。


いつしか足が、

かじかんできて、


立っているのさえ、

辛くなってきました。


そんなころ、

風が教えてくれたんですよ。


あの山の向こうへ行ったよ。って。


今日は もう、

これ以上 無理しちゃダメだよ。


帰ろう。

送っていくからって。


こうも言うんです。


もう、

返事をする気力さえ、

なかった私は、

くるりと向きを変え、


来た道を、

帰ることにしました。


そのとたん、

ザーっと雨が降りだし、

風は姿を消しました。


これが、

私が姿を失くす前の、

最後の記憶です。


その後の事は、

分かりません。

STK・2025-12-20 #私の中の住人が言う

おーい。

サンタさんよぉ。


クリスマスは終わったんだ。

もう忙しくはないだろ。


お前さんを待ってた、

子どもの話を聞いてくれ。


その子の家にはさ、

煙突がなくてよ。


サンタさんは、

ちょっと横に、

大きい人だって聞いてたからさ、


煙突があったとしても、

通り抜けられないだろうからって、


家の中で、

イチバン大きな窓を、

明けたままで寝るって聞かなくてさ。


父さんも母さんも大慌てよ。


窓を開ける男の子。

それを阻止する ご両親。


そうまでしても、

子どもってぇのは、

お前さんに会いたいんだな。


今年も、ご苦労さんだったな。

夢と希望を、ありがとうな。


今夜は ゆっくり休んでくれよ。

ホントに、お疲れさん。


そんで、

また来年、会いましょうや。

楽しみにしてるからさ。

STK・2025-12-26 #私の中の住人が言う

涙で前が見えなくなるのは、


もう これ以上、

あなたに悲しみを見せたくない、

涙の計らいよ。


だから、泣いていいの。

涙はあなたの、味方なのよ。

STK・2025-12-14 #私の中の住人が言う












おやおや、どうされましたか。


この様なところに、

しゃがみこんでらして。


お寒うございましょうに。


ですが今は、

立ち上がることもままなりませんか。



それなら、

私のコートをお貸ししましょう。

これで少しは、寒さもしのげましょう。



ははは。

私なら大丈夫ですよ。


貼るカイロを、

何個も貼っていますから。


この季節の必需品ですよ。

お気遣い、ありがとう存じます。



それはさておき、

どうされましたか。


何かあったのですか。

私に話してみませんか。


いくらでもありますよ、

時間を持て余しているロートルです。


それに、

ここで話を聞くのが、

私の楽しみでもあるんです。





………そうでしたか。

それは お辛ろうございましたね。


先ほど、

楽しみだなんて言って、

申し訳ありません。


そんな状況とは露知らず、

あなた様に楽しみだなんて、

不謹慎にも程がありました。


大変、失礼いたしました。



それにしても、

お相手の前で
泣いてもよろしかったのに、


最後の最後まで、

笑顔を差し上げたのですか。


よほど、

その方を好いておられたのですね。


キレイなままで、

優しい思い出で、

終わらせたかったのですね。


なんと健気な。


そんな あなたに、

こんな思いをさせて、

罪におけませんね、まったく。



けれども本来は、


そんな強さは、

持たなくてもいいのですよ。


最後の時ぐらい、

言いたいことを
言ってやればよろしかったのに。


あなたが どれ程想っていたのか、


その方は、

知る必要があったように
思えますけれど。



好いた方と言うのはですね、

揺るぎない好きが ひとつあるより、


複数ある方のほうが、


多くの手で、

お相手の心に触れているのです。


その手を一度に切られてご覧なさい。


想像を絶する痛みを受け、

泣かぬものなどおりましょうか。


耐えがたい苦痛が、

想いを注いだ時間の何倍もの強さで、

押し寄せて来るのです。


それは それは痛いやら、

苦しいやら。


想像するに余りあります。



もしかしたら、

気付かなかった恥ずかしさなども、

押し寄せてくるやもしれません。


そんな思いを、

あなたがするとは、

これっぽっちも
思っていないかもしれません。


許せませんね。



それでも、

お相手の方に会ったこともない私が、


悪口に、

このクチを使ってはなりませんね。


お二人の間にしか分からない、

思い出や、優しさ、

楽しさや、嬉しさ、

苦しみ、悔しさ、情けなさ、


その全てを分け合っていた時間は、

無きものになど出来ませんから。



もし、

お二人が忘れてしまわれても、

この世界は覚えていますよ。

STK・2025-12-26 #私の中の住人が言う #ないないのベンチで

あれは悲しい記憶だ。


似たようなものを見つけては思い出し、

感傷に浸ってしまうんだろ。


もういい加減、手放してやれ。

飛び立たせてやろう。

優しい記憶に変身させてやろうや。


悲しいままじゃ寂しかろう。

手を取る者もなかろうに。


私はホントは、

こんな色じゃなかったと、叫びたまえ。


新しい光を呼ぶのだ。

私はここだと主張せよ。

居所がわかれば、迎えもこよう。


なんに気兼ねする必要があろうか。


ここには、

お前さんと私しかおるまい。


どんな声も様子も受け止めよう。

それが私の役目というもの。


誰を想い流す涙も、

美しいと私は称する。


お前さんから汚れたものなど、

溢れるわけがなかろう。

STK・2025-12-11 #私の中の住人が言う

読めば、

終わりということはなかろう。


お前さんの中で、

物語は続いていく。


選択肢も、展開も増えたんだ。


知らず知らずのうちに、

味方だって、増えているさ。


大丈夫だ。

恐れることなく、歩いていけばいい。


本当に危ないときは、

我らが総動員して、

お前さんを止めるまでさ。

STK・2025-12-08 #私の中の住人が言う

あなたのことを忘れるくらい、

素敵な人を見つけるから、

あなたも私を忘れてね。


いいのよ、置いていくわ。

思い出なんて抱えていたら、

心が、かさばっちゃうもの。


だから、

あなたとのことで、

一緒に連れていくのは、


あなたと出会えた、奇跡だけよ。

STK・2025-12-07 #私の中の住人が言う #強がり

さようならを呼び止めて、

もっと話を聞きたかった。


そんな姿に生まれて、

寂しくはないかい。


悲しい音でしか鳴れないことは、

残念じゃないかい。


温度で言えば冷たくて、

感触で言えば硬くて、

色で言えばブルーのキミ。



ようやく追い付いて、

息も絶え絶えの私に、


キミは、

重いクチを開いて、

話してくれた。





この私に生まれたことを、

嫌になった日もあります。


私をクチにする人も、

耳で私を受け止めた人も、

傷付いて、涙を流すから。


そんなことばかりで、

嫌気がさして、


私は姿を消したかったけれど、

出来なくて、


おろおろしていた私に、

ある日、女性が言ってくれたの。


あなたをクチに出来たから、

これで ようやく、

前に進めるわ。

ありがとうって。


私は思わず、泣いてしまったわ。


声を持たない私だから、

泣いていることは、

女性には気付かれなかったけれど、

とても嬉しかったわ。


私が存在していても、

いいのかしらと、

初めて思えたから。


お礼を言いたかったのは、

私の方よ。

STK・2025-12-23 #私の中の住人が言う

小さなルールに縛られて、

息がしにくくなることがある。


気にしなくていいことまでを、

心がキャッチして、

しげしげと見つめる羽目になる。


どうだろうか。


それらはこちらへ、

預けてみては。


少し広くなった心で呼吸をしよう。


心の隅々にまで、

安らぎを行き渡らせよう。


独りで、

がんじがらめになる必要はないよ。

STK・2025-12-14 #私の中の住人が言う

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