アオハル・2021-07-31
自主
歌詞
いじめ反対
はい
私がやりました
あの子が私をいじめるから
で?次は誰の番ですか?
見て笑ってたクズのみなさん
はい
私が殺りました。
あの子を奈落へ
お
と
し
ま
し
た
で?
だから
何か
問題が?
だってみんなあの子
嫌いでしょ
はーい
私が○りました。
あの子が私を虐めるから
で?次は誰の番ですか
みて笑ってたクズの皆さん
「自業自得だね?当然の報いだよね?女王様気取りで足組んでさ。男にはあんな可愛い声出すのに、私相手にはあんな口の聞き方しか出来ないなんて。てかさ、知ってる?自分が嫌われてるの。自分のこと人気者だと思ってた?あぁ、可哀想。でもそんくらいがお似合いだね。」
口にガムテープ貼って手足を縛って殴って蹴ってカッターで切りつけて。
この遊びに誘ったのはあなたの方だからね?
最期まで付き合ってよ。
―次の日―
「昨日の放課後から〇〇さんが行方不明になりました。皆さん、心当たりのある人は先生に教えてください」
なんていかにも気の弱そうな担任が話す。
私は勢いよく右手を上げる。
真実、知りたい?
教えてあげるよ。
知りたくなくても、ね。
「はい!私がやりました!」
先生が私を指名する間も与えず立ち上がって今まで出したことないくらいの大声でそう言う。
教室に響き渡る私の声に一斉に私を見るクラスメイトの顔はみんなポカンとしてて、状況を理解出来てないみたい。
「だってあの子、私をいじめたから」
「てか、なにか問題でもあんの?みんなあの子のこと嫌いでしょ?」
誰にも喋らせない。
今の主導権は私にある。
焦る必要は無い。
クラスメイトのほとんどが私の言ってることを理解したみたいだ。
所々に私が今から言うことを察して顔真っ青の人もいて、ほんと笑える。
まぁ、いいや。
まだ分かってない君たちにも教えてあげよう。
「で?次は誰の番ですか?」
「見て笑ってた"クズ"な皆さん」
そう言えば、急にみんなの顔が血の気を失って何人かの人は口を開こうとする。
おっと、謝罪の意でも表してくれるのかな?
でもそんな言葉、私は聞きたくないなぁ。
私の机に百合の花の花瓶が置かれた時、「大丈夫?」なんて。
悲しそうな仮面の下、丸見えで今思い出しても滑稽すぎて笑えてくる。
良かったね、自分じゃなくて。
お前たちも奈落に落ちろ。
「自首したって、許さないから」
今頃謝って何してくれるの?
そんなことのためにあの子を殺したんじゃないよ。
みんな分かってないなぁ。
まだ、始まったばっかりだよ。