#重ならなかった運命が生んだ

飛び込んだ場景と
押し寄せたこの感情を
手懐けるには早すぎたようで

あの子らの嘆く
定型文の意味を知った
口にしたなら最後
認めることになりますか

勘違いしそうだ
君の視線が私宛だと
忘れてはだめだな
見つめる先は冷たいレンズだと

思い上がってがって上がっても
遠い光越しの偶像だ
知りようがないねないんだね
私が生きることさえ

耳澄ましてまして澄ますほど
君という鼓膜の寄生虫
強がってがって足掻いては
こんな歌を捧ぐくらい君が


君の暗がりを
推し量ることはしないさ
特別でいようなんて思えばもう

誰もが抱えた
典型的な想いだった
君を語る言葉は
すでに私を追い越した

靡いてはたまるか
使い込まれた愛の言葉に
認めたくはないな
君のいない日々を思い出せないと

振り払ってらって払っても
虚構の"with"が離れないんだ
要らないよないよ未来など
もっと遠くへ行かないで

目を逸らしてらして逸らすほど
彩度上がる君の残像が
焼きついてついに夢の中
握る手の温もりを覚えた


何千万に伸びる手の
一つを私が取ったとして
簡単には離せないよな

信じることに伴う
苦しさに気づいたんだよ
それでも私は決めたから


届かないとないとわかるほど
もどかしく思うこの距離感
捨てないでないで素敵だね
抱え続けていればいいんだ

永遠に願ってがって幸せを

想い想ってもってその歌を

君の歌声を毛布に
今日も眠りにつこう I miss you
❆