#金魚

ひらひらと

綺麗なヒレを動かし

狭い中を動き回る僕の金魚

今は何でか、動かない

少し前から、様子が変だった

「ご飯だよ」

そう言ってご飯をあげても

「いらないよ」

そう言いたげに離れてく

だから、水槽の底には

ご飯が沢山溜まってた

「このご飯が嫌いなのかな」

そう思って僕は

違うご飯を用意した

「ほら、これ少し高いやつだよ」

そう言ってご飯をあげても

「いらないよ」

やっぱり金魚は離れてく

どうしてかな、どうしてかな

ある日、金魚が動かなくなっていた

僕は慌てて

水槽をつんつんってしてみたんだ

そしたら、それに答えるみたいに

ひらひらって、少しだけ

少しだけ、泳いだんだ

だよね、だよね

死ぬわけないよね

だって、一年半以上も

金魚は生きてるんだから

「もう、ビックリさせないでよー」

なんて言いながら

「生きてて良かった…っ」

そう思いながら泣いたよね

その頃僕は、スマホ中心になっていた

水槽に近づくと

必ず寄ってくる金魚

前までは

「可愛いねぇっ」

とか

「どうしたの？」

とか

沢山話し掛けてたのに

その頃の僕は、すぐベッドに行って

スマホに集中してたよね

僕にはネットとか友達とか

大好きな人とか

沢山沢山味方がいるけど

金魚の味方は

飼い主は

僕だけだったのに

その飼い主ですら

構ってくれなくなったよね

金魚は、寂しそうに

水草の奥に泳いでったよね

前、餌やり忘れた事も

あったよね

よっぽどお腹減ってたのかな

ご飯あげたら凄く食い付いて

あっという間に食べたよね

お腹減ってたよね

なのに僕、忘れちゃってたよね

ごめんね、ごめんね

飼い主失格だね

僕が、本当に苦しい時

死にたくて死にたくてたまらない時

僕は、頼る人が居なくて

金魚の水槽の前で

泣き崩れてたよね

沢山沢山、愚痴言ってたね

「もう疲れたよ」

「もういいでしょ？」

「頑張ったから…さ…っ」

金魚は、そんな時絶対

僕の方に泳いで来て

「大丈夫…？」

「傍に居るよ」

そう言うように

ずっと僕の傍に居てくれた

僕はそれが

嬉しくて嬉しくて

それと同じくらい

苦しくて悲しくて

だって僕は

金魚に何もしてあげれてないのにさ

「水槽」という名の「檻」の中に

閉じ込めた悪者なのにさ

そんな悪者にも金魚は

優しさをくれたよね

今じゃもう、水槽の前で嘆いても

金魚は泳いで来てくれないけど

大好きなんだ、金魚の事

僕、金魚に

依存してたんだ

もっと構ってやればよかったね

もっと沢山大好きって

言ってやればよかったね

そんな事今更思っても

もう遅いけど

ある日、いつも通り

ベッドに向かおうとした時

金魚が動いてない事に

気が付いた

「ど、どしたの…？」

水槽の底に寝そべって

全く動かない金魚

僕は少し、水槽を揺らした

それでも金魚は

動かない

「し、んでる……？」

なんで、どうして

悔しかった

苦しかった

誰にも、言えなかった

たまに、たまに、さ

動くんだ

水槽を、揺らしたら、だけど

生きてるように思えて

「死んだ」なんて認めたくなくて

勝手に「まだ生きてる」って

そういう事にしてたんだ

でも

「死にたい」って泣き崩れても

金魚は寄ってこなくって

「死んじゃったのか」

そう思う事しか出来なかった

僕はちゃんと、愛せてた？

僕はちゃんと、いい飼い主だった？

金魚の事、幸せに出来てたかな

ごめんね、泣く事しか出来なくて

ごめんね、いい思い出も

悲しい思い出に変えちゃって

泣いてばっかでごめんね

笑って「ありがとう」って

言えないだめ飼い主で

ごめんね

僕は、確かに金魚が大好きだよ

今までも、これからも

世界一愛された金魚に出来たかな

世界一幸せな金魚に出来たかな

僕が選んだ

僕が幸せにした

その金魚の名は

「ミルキー」

在り来りな名前だけど

僕はミルキーが

大好きだよ

お疲れ様、お疲れ様

よく頑張ったね

もう、休んでいいんだよ

ゆっくり、ゆっくり

もうミルキーに

餌も、おもちゃも

何も、あげれないけど

これからもミルキーの事

想ってもいいかな

もしもまだ、ミルキーが

元気に泳いでた時に戻れたら

もっともっと、幸せに出来たのかな

もっともっと、大好きって言えたかな

過ぎてから後悔しても

もう遅いのに

クラスで金魚飼いたい

名前は｢ケアレ・スミス｣で

・金魚ちゃん

・学生

　🌀きらい🌀
・大きな音　・怒鳴り声

・辛いカレー　・シチュー　

💞すき💞
・あつ森　・ぎゅー

・寝る事　・クロミちゃん🖤

あ
な
た
を
世
界
で
一
番
に
愛
す
る
事
を
誓
い
ま
す

母親との会話

母親「ねぇ、桜愛？その金魚、引っ越す時に連れてくの？｣

私「うん。生きていたら。｣

母親「連れていくの！？笑笑｣

私「だって私に1番懐いてくれてるのに置いてけないし。父親に任せたらお湯入れられて即死だよ。私覚えてるから。合計でもう30匹飼ってて、もう弱い金魚さん達からどんどんいなくなっちゃって、残り5匹になった時に、姉が3匹で私が2匹管理してて、私が掃除終わって姉は後でやるとか言ってた時に父親が勝手に掃除と水換えをやった。で、私達は買い物に行って帰ってきたら、姉の水槽の中の2匹は火傷で亡くなって浮いてて、1匹はなんとか耐えて生きてたけど、相当弱ってた。姉はショックだったのか大泣きで父親は“善意でやった”なんて言ってたけど、普通に手が冷たいからってお湯でやるのは勝手だけど、人がちょっと触るだけでも火傷しちゃうのに、お湯を入れて気が付かないなんてありえない。それで責め立てられて謝るなんてもっとダメじゃん？？だから、私は父親は信用してない。任せられない。落ちた餌をあげてるとこだって何回も見て、「いや、やめて？？なにしてんの？｣って何度も言ったのに。金魚はそういうもんじゃないのに、生き物なのに、そんなことするなんて可哀想じゃん。飼い主は私と姉だったのに頼んでもないことするから早くいなくなっちゃった。そして死んでしまった金魚を埋めるのは私がやることになるし。謝りながら「ごめんね、しっかり面倒みてあげられなくて…｣って言いながら手を合わせてね、お花を探してお供えするの。それをもう何回もやるんだもん。辛いものだよ？｣

母親「うん…。まぁ…そうだね｣

私「うん。1番辛かったのは、1匹だけ黒い金魚がいてデメキンみたいな子がいて、気に入ってて、1夜で死んじゃった。酸素が足りなくて、何もなかったからバケツに5匹入れてて、起きたら1匹は外に飛び出てて、その黒い金魚は弱かったのか沈んで横たわってたけど、水が動いたら浮かんできて死んじゃったってわかった時、めちゃくちゃ悲しくて大泣きした。生き物飼ったのも初めてだし、お気に入りだったのに餌もあげられずに死んじゃうなんて思わなかったから。悲しかったなぁ。あれは｣

母親「笑笑確かに大泣きだったね。結構長い時間。琥珀は死体とか嫌だからねぇ。近寄りは愚か見もしないし笑｣

私「そうだよ。せめて飼ってた以上、最後も見てあげなきゃ。それが飼い主なのに、琥珀もひどい笑｣

母親「笑笑桜愛は動物好き？｣

私「好き。だけど、毛の動物は飼えないから。アレルギーで。どうしても金魚とかになっちゃう。でも、懐いてくれるのも嬉しいし、だんだん言うこと聞いてくれたり覚えてくれたりしてくれて、本当に今生きてるたった1匹だけど、その金魚のことも大好きだよ。手をね、上からやるだけでも上がってきたり、私が水槽の前を通ると一緒に動いて合わせてきたり、餌は水槽の右下を私が指でトントン叩くと分かるらしくてどこかに入っててもちゃんとそこにくる。網に入って欲しい時は、網をコンコンと水槽の底にやると勝手に入ってくる笑可愛いんだよ。本当に｣

母親「笑躾てるじゃん｣

私「長年いるからね？？笑仲はいい方だよ｣

母親「まぁ、私も最初は近づいただけで水飛ばされて嫌われてたけど、今は興味ないのかなんもしてこないね｣

私「そうだね。みんなに威嚇してたからね笑笑｣

母親「そうだよ笑親戚来る時も玄関に金魚いるから入ってもらうのにも一苦労だったんだから｣

私「私がちゃんとなだめてたじゃん｣

母親「だから、それでなんとか入れたんだよ。家に！！普通はそんなに苦労しないもんだと思うんだけど｣

私「笑笑警戒心強すぎたんだよ。｣

母親「飼い主に似たんだね｣

私「褒めてる？？貶してる？？笑笑｣

母親「想像に任せます｣

私「貶してるのね。わかったぁ｣

母親「笑笑ひどいな｣

私「笑笑ごめんなさぁい｣

ここからずっと見ているよ
部屋の片隅　小さな金魚鉢

きみが泣く日は
ぼくもここで涙を溶かそう

きみが笑う日は
ぼくも嬉しくて　たくさん動きまわるよ

きみが近づいて　ぼくを覗いてくれたなら
ぼくは　いつもより赤くなってしまうだろう

きみは　“かわいい”　って言うけど
かわいいのは　きみだよ

ガラス越し　
ずっと　きみを愛しているよ

心に泳ぐ金魚に恋し

思いを募らせて

真っ赤に染まる　実らぬ思いを

知りながら

それでも側に居たいと思えたの

その一瞬を
忘れたくないから
幸せだったとき
辛くて涙が溢れたとき
全部大切な
アルバムの1ページ

今日金魚1匹亡くなっちゃった

5年間ちょい生きててくれて

ありがとう

天国では健康で

気持ちよさそうに泳いでいてね

部屋でゴロゴロしてたら
何か視線を感じて・・
水槽の金魚達が
「おい！晩飯は？」
と、コッチを見てました(^^;)

あの金魚は
あなたを待ち続けている。

来年の夏にこそは
すくってもらえると信じて…

桃太郎は、

金魚、寿司職人、ショコラティエを仲間にして、

魔女の征伐に出かけた。

その結果は、

ご存知の通りである。

私が3歳位だったから、
約、9年～10年間、飼った金魚の
金ちゃん・銀ちゃんが死んじゃった(号泣)
7月15日に金ちゃん、1月21日に銀ちゃん

金ちゃん、銀ちゃんへ　


なかなか餌あげる時間なくて、パパに頼んでばっかで、
あげられなくてごめんね
　
旅行中ほったらかしで、ごめんね

すいそうの水、なかなか、かえられなくてごめんね

構ってあげられなくてごめんね

いまさらだけど、思ったよ。
私の、家族達にとって、金ちゃん、銀ちゃんがどれだけ
かけがえのない存在だったか、　
もう遅いよね、ほんとにごめんね
でもね、大好きだったんだ！今も変わらないし、
これからも、ずっと、ずっと、変わらないからね

大好き。そして、ごめんね
今までありがとう。

金魚って、自由やな。

でも、限られた空間の中でしか生きられないから、

それはちょっと可愛そうやな。

餌ほしい時は、ちゃんと言ってくれるけど、

死ぬ時は何も言えんもんな。

もしあの日、最後ってわかっとったら、

一日中側にいたのに。

ごめんね。ダメな飼い主で。

今日お母さんが魚食べたいな〜

って言ったらお父さんが

金魚買ってきたww

めっちゃ面白かったww