#黒に染った彼岸花

(御借りしました！)

暁藍(ｼｬｵﾗﾝ)

医療班補佐。(研究員)
黒紫のミディアムの髪(ハーフアップ)
勿忘草色の瞳。
162㎝。
毒耐性あり。
誕生日は不明(冬生まれ)
チャイナ服。

※その他概要

性別不明

イグレットの弟子

医療(研究)熱心で不摂生が目立つ

何考えてるか分からない(詐欺師談)

d! 軍パロ設定


マシロ･イグレット


･特殊部隊隊長
･白の復讐鬼の幼馴染
･復讐鬼同様に赤と黒のオッドアイ
･黒髪をポニーテールに縛っている
･身長は167cm
･毒耐性あり
･誕生日は12月25日
･黒の軍服


その他概要

･無茶な戦い方をし、いつも怒られている

･弱い国なら1人で潰せる

･3ヶ月くらい城に帰ってこないこともある

･リア狂、マジキチ、サイコパスの3点揃い

･いつも復讐鬼に心配をかけている



呼び方

グルちゃん
トン氏
マンちゃん
ひとらん
シッマ
大先生
兄さん
シャオロン
ロボロ
ゾム
ペ神
エミさん
ショッピ
チーノ
シャオ


呼ばれ方

マシロ
(グル･トン･オス･ひと･コネ･鬱･兄さん･シャオ･
ロボ･ゾム)

マシロちゃん
(オスマン･ペ神)

シロ
(ひとらん)

マシロさん
(エーミール･ショッピ･チーノ)

【1話】
※○○の主役は我々だ!の夢小説です。










tn視点


会議室に集まっていた幹部6人。
重苦しい空気を漂わせていたのは白の復讐鬼だった。
下を向いてずっと黙っている。
それを心配そうに見つめる深緑の外交官。
立ち尽くしている藤色の情報収集係。
忙しなく歩き回る俺。
窓の外を見つめる薄水色の医師。
顔の前で手を組み、顔色が伺えない総統。



ht「ねぇ…グルッペン。」

gr「…………なんだ?」

ht「マシロ、帰ってきてないよ?」

gr「……………………」

ht「黙ってないでなんか言えよ!!!!!!」


ひとらんが前にある机を叩いて立ち上がる。
その肩をオスマンが押して座らせた。



os「ひとらん…落ち着いて。」

ht「落ち着けるわけないじゃん?!
だって…もう5ヶ月も帰ってこないし連絡もない。
そんな状況で落ち着けって言うの?」

ni「その気持ちはわかるけど…
今お前が焦っても何にもならないだろ?
1回落ち着いて対策を練るのが今は正解だよ。」


兄さんがそう言ってひとらんを宥める。
ひとらんは後ろのソファにドサッと倒れ込んだ。
ひとらんの気持ちはもちろんわかる。

5ヶ月も帰ってこない幹部の1人。
ずっと空きっぱなしになっているナイフ入れを見る。
他の幹部のものが全て揃っているのに対し、
そいつの分だけがない。



ht「5ヶ月もっ…5ヶ月も帰ってきてないんだよ?
そんなん…心配になるじゃん。」

os「ひとらん…」

ht「あの時、行かせなかったら良かったの…?
マシロじゃなくて…俺が行ってたら良かった?」

ni「それは違う。」

ht「何が違うの?!」


肩に置いたオスマンの手をひとらんが払う。
オスマンは払われた手を見つめている。
その瞳は悲しみに揺れていた。



ht「マシロを行かせたのが…俺の責任だよ。
俺だったら…今、マシロと俺が交換すれば…」

os「だから違うって言っとるやん?!」


オスマンがひとらんの胸ぐらを掴みあげた。


『ちょちょちょ…オスマン、やめろって。』

os「トントン1回黙ってて。」


オスマンはひとらんの目を射抜き、睨みつける。



os「そんなこと言ってマシロが喜ぶん?」

ht「だってそうじゃん!俺が行けば良かったんだよ!」

os「やからって…ひとらんが代わりになれば
良かった、って…なんでそんなこと言うん?」

ht「だって……」

os「だってだってうるさいねん!
マシロが死んだ前提で話すんやめようや…」

ht「5ヶ月も帰ってこなかったら…そう思うよ。」

os「マシロの事信用してるんやろ?」

ht「………………」

os「マシロは…そんな簡単に居なくならん。
俺らの前から居なくならんって俺は信じてる。」


オスマンの目から雫が1滴落ちる。
ひとらんは帽子で顔を隠した。




gr「…会議を開こう。」

『グルさん?』

gr「会議で、決めよう。
マシロを助けに行くか、信じて待つか。」



そういったグルさんの顔は誰よりも
悲しみに満ちていて。

俺は顔を背けて頷くことしかできなかった。