#𝑴𝑬𝑴𝑶𝑹𝑰𝑬𝑺

くだらないことで笑ってる

君の笑顔が大好きなの

“何かあったら、

溜め込まずに相談するんだよ”



君から私への、最後の言葉。


君の言葉に従い、


助けを求めた。相談した。


でも、無駄だった。


何もしてくれなかった。





助けを求めた人が間違ってた？


別の人に助けを求めればよかった？



助けを求めたのが君だったら、

きっと助けてくれたよね。

君の笑顔を見たかったから

あんなにテスト勉強頑張ってたのに。

期待通りの返事が来るなんて

最初から思ってない。


ただ、想いを伝えたかっただけ。

最初はあまり好きじゃなかったのに


おもしろい話をたくさんしてくれるから


毎日、君の話を聞くのが楽しみになってて。


「__だから、」とか「__じゃん？」とか


文の区切りのたびに私と目を合わせてくれて。


君と目が合うたびに心臓がドキドキしてて


恋なのかなって思うようになってから


無意識に君を探している自分に気づいて。


だけど、


学校中どこを探しても君はいない。


もう、どこにも。


君は私のこと、どう思ってた？


ケアレスミスばかりでバカだなって思った？


君に手紙渡して迷惑だなって思った？


君にはたくさん迷惑かけた。


でも、それ以上に私に与えてくれたものがある。


君のおかげで勉強が好きになれた。


君のおかげで学校が楽しいと思えた。


君と目が合うだけで、


廊下ですれ違うだけで、


話すだけで、


すごく胸が高鳴ってドキドキして。


君の虜になってた。


君と仲のいい女子はたくさんいて、


君は人気者だった。


君は私だけを見てくれない。


わかってるけど、やっぱり辛かった。


私には君しか見えない。


会うことはないけど、君しか頭にないの。


次会うときは、


"先輩"と"後輩"の関係になっていたいな。

好きになるのがもう少し早ければ

何か変わっていたのかな

伝えたいこと、まだたくさんあるのに

全部伝えきれずに会えなくなった。


後悔。

友達が君の話をしてた。

懐かしい話がたくさん出てきたから

泣きそうになっちゃった笑

必ず目を合わせてくれたね。

必ず話しかけてくれたね。


絶対ないとわかっていても

君がいなくなるまでは

何度も期待しちゃったんだから。

あの席から黒板を眺めてみた。

思い浮かぶの。先生の姿が。

先生の頼もしい大きな背中が。

先生の笑顔が。先生の字が。

また授業受けたい。

戻ってきてよ、先生。


みんな待ってるよ。

3秒間くらい目が合った。


幸せ

いつのまにか、

君の字に似た字を

書くようになってた。

嬉しいけど、でも辛い。

だいすきな人に

"俺に会いに来たの？"　

って聞かれて、

素直に"うん"なんて

言えるわけないじゃん。

少しのことで期待しちゃう。

馬鹿みたい。

去年、君は

"来年は俺と一緒に

解剖実験するから

楽しみにしとけよ！笑"

って言ってたよね。


なのに、"来年"のはずの今年、

君はいない。

嫌そうにしてる人もいたけど、

私は理科が大好きだから

去年からずっと解剖実験を

楽しみにしてたのに。

本当なら今くらいの時期に

解剖する予定だったのにな。

そういえば、って、

ふと思い出すだけで辛くなる