#HSPの友達

これからは
この世界のきれいなものだけが
あなたに降り注げばいい

たとえば
空に虹が出ているとか
涼しい風が吹いたとか

そんなひとつひとつを喜ぶあなたが
とても愛おしい

「あなたは一人じゃない」

その言葉は薄っぺらで
あなたの心は救われない、かもしれない
ならば少し言い方を変えて、

「一人なのはあなただけじゃない」

私が彼女を大切に思うのは
彼女が不幸だからだろうか

私は彼女の側にいる理由がほしいがために
彼女の不幸を望んでいるのだろうか

人よりずっと傷つきやすいあなたを
痛いくらいに優しく、うつくしいあなたを
私と同じ、かなしい運命にあるあなたを

静かに　静かに

守らせてほしい。

世の中にある「幸せ」の、そのうちの半分も
私たちは持つことができないの
みんなが当たり前にできることの半分も
私たちにはできないの

でも、私の隣であなたが息をしているだけで
私は今日も生きていられる

私にあなたが必要なのと同じくらい
あなたにも私が必要なのならば

ただあなたの為に
私は生きたい。

「そんな人生だってあるよ。」