#恋人

化粧した私を鏡で見る度に

貴方の隣に似合って行く気がして

嬉しくなるの。

他の誰かに恋をしたことがあっても

他の誰かの温もりを知っていても

君の心の特等席だけは私が座りたい

貴方がもう通わない

校舎になっても

貴方の姿を探してしまう

貴方に似た姿を

目で追ってしまう。

恋人なのに
この想いは片道切符みたいで
戻るあてもなく彷徨っている

そんなとき
君のことを考えた

もしも最初に出会えていたなら
どれほど幸せだっただろう

こんなことを思う自分が嫌いだ
最低だってわかってる
だけど今だけは許してほしい

胸に残る余韻が少しでも

優しくあって欲しかった

この恋は演じるだけの戯曲ですか？


結末を告げる鐘の音は
どこで響けば美しいのでしょう＿

私から君へ贈った愛言葉

今では二人を繋ぐ合言葉

知らない味に出会ってしまえば

私への愛などすぐに忘れるわね

お互い色んな本音を隠しあって

好きで居続けて貰えるように

生きてるんだよね。

「もう好きじゃない」と言ったこと

それこそ嘘だと気づいて欲しかった

誰よりも

ずっと、ずっと

君の隣で

笑いあっていたのに

「実は、付き合うことになった！」
眩しい笑顔で君は言った

あーあ

もう、手遅れになっちゃった。

君が｢可愛い｣って言う度に

私はどんどん可愛くなるよ

貴方となら最期まで

『好き』『大好き』

「嫌い」「冷めちゃった」

伝えないと

その想い、その感情は

相手の心に

触れることさえできないよ

嘘でもいいから「愛してる」と言って

虚しくても「哀しい」と言わないから