はじめる

#short-story

読んでると、
思わず胸がギュッとしめつけられる、
そんなポエムを集めました。

全7作品・









小説
『私は夢を見ていた』


















































そうだ、ちょうど1か月前は
バレンタインだった。

そして、人生の分岐点となるはずの
大切な日だった。

だけど私は先走った。

12.1 全ては終わった。















なにを、やっているんだろう。
ただそう思う他なかった。

急かされたから?
焦らされたから?

違う、ただの期待と欲望だった。
君のものになりたかったんだ。













そう、12.1 私は告白をしていた。














あぁ、ほんとなら1か月前のはずだったのに
約1か月半も早めてしまった。

私は馬鹿だ、
あまり仲が良くなかったじゃないか。

彼が冷たくなっていた時期じゃないか。













待てばよかった。

今更後悔している、
そんな自分が1番馬鹿で、大嫌いだ。














計画が狂ったまま、
振られたまま流れてきた2.14。

彼にチョコは渡せなかった。
作っていたのに、ただの臆病者だ。

なぜだろう、気が強いはずなのに
どうしても足が、手が動かなかった。













私は無意識で沢山の男の子に
市販のチョコをプレゼントしていた。

塾だったが、そんなこと今まで
したことも無かったのに。

私情ではあるが、気を紛らわせたかった。
ただそれだけだったと思う。













それが悪かった。

もう彼へのチョコレート事情は
終わりだと勝手に完結していた。

そんなことがあるはずない。

だって、それから1ヶ月後、
今日はホワイトデーじゃないか。













あぁ、チョコが沢山。
バレンタインに戻ったみたいだ。

最悪だ、最低だ。
この世で1番、私が。

なんで気を紛らわせるためだけに
他の男達を使った?

いや、ただ感謝の気持ちを
込めてるだけだったかもしれない。













もう分からない。
何を考えていたかなんて。

今となってはもう、
遅い話だ、何を考えても。













_そうだ、私は夢を見てたんだ。

彼は私を振らないと、
もしかしたら付き合えるかもしれないと。

ありもしない希望と夢だけを抱いていた。

もう、馬鹿としか言い様がないだろ?
呆れるだろう?

















そう、私はそういう生き物。

ただ彼が好きだった、
普通の女の子で居たはずだったから。

あぁ、恋ってこんなに
薄汚れた汚いものだったんだ。













君もそう思うでしょう。
















恋は、恋愛は美しく儚い。
どこまでも脆く繊細だろう。

大半の者はそう思う。


一方でその恋や愛と言うものは
欲にまみれた、汚い感情だと
冷めているものは主張する。

まぁ、私は基本前者。
















君もそうあってほしいでしょう。




















だからあの日、
私は夢を見ていたのだ。




END





­­--­­--­­--­­--­­--­­--­­--­­--­­--­­--­­--­­--­­--­­--­­--­­--­­--­­--­­--­­





超絶即興の小説です💦

と言いますかほぼ実話ですね笑

こんな暗い話ではありませんが
私の失恋はこんな風になりました😅

『私』の名前も『彼』の名前も
出てこなかったのはただのフィクション
では無かったからという訳です!

伝わったでしょうか??笑

これで小説も3作目、あと1作あるのですが
それはまた後日ストックが増えてから。

どうか楽しみに待っていてください!

羽愛・2022-03-14
short-story
私は夢を見ていた
私と彼とその他
恋愛
失恋
暗い
ほぼ実話
ノンフィクション
小説
ホワイトデー
バレンタイン









小説

“次は2人で出逢う日まで”































僕はゆうた。

ちはるの家に住んでいる。


彼女は可愛い。

僕がベッドの上に居ると、

“ゆーちゃん!”と言って

僕に抱きついてくる。


その笑顔を見られるのは

僕だけだと決まっている。















僕が可愛いと言うと、

彼女は“にゃん”と言って

猫の形にした手を向けて笑う。


それもまた可愛い。

今日も僕達は鼻をくっ付けて眠りにつく。















今日は朝からちはるが居ない日だ。

夜6時には帰ってくる。


いつもは外にいるが今日は気まぐれで

家の中に居ることにした。





















__ガチャ


帰ってきた。

迎えようと思った時、

僕は嫌気がした。















思わず隠れてしまった。

部屋の中に行ったこと確認してから

サッと外に出てから耳を澄ます。















すると部屋の中から

こんな会話が聞こえてきた。


‘一人暮らしなのか?’

“えぇ、去年から一人暮らしよ”


…男の声だ。






















ねぇ、ちはる?

僕を捨てるの?

その男と居たいの?

そいつが好きなの?

もう…僕が嫌いなの?















_外に出てどれくらい経っただろう。






‘じゃー俺帰るね’

“車まで見送るよ”

‘いや、中に居て?寒いから’

“そう?じゃあ、気をつけてね”

‘おう’





その声を聞いてから

僕は遊びに行っていた体で

家の中に入った。













“あらゆーちゃんおかえりなさい”


_さっきまで男と居たくせに。


そう思ったが、顔を背けて

ソファの上に寝そべった。



















“ゆーちゃん起きて~”


ご飯出来たよ?と僕の前に

お皿を置いてくれた。


“今日、ご機嫌ななめだね?”


と、首を傾げて僕の顔に手を伸ばす。

その手に誘われて顔を擦り当てる。

柔らかい手…。

















“疲れたの?今日はゆっくり寝よっか”


お風呂からあがって来たちはるを急かして

2人で暖かいベッドに入った。

きっと明日はゆっくり寝ているのだろう。

そんなことを思っているうちに

ちはるの寝息が聞こえた。















それに安心して、

僕も知らぬ間に寝てしまった。














次の日の朝、居るはずのちはるが

どこにも居なかった。

何も聞かされていない。
















ちはるの名前を呼んだとき、

ドアが開いた音がした。


ホッとして玄関まで行くと、

彼女の母親が立っていた。


僕には、この状況がひとつも

理解できない。

















ちはるの母は「ゆうた…。」と言って

僕の手を片方とった。


「理解できないかも知れないけど…」




















息を呑んだ。

悪い予感がした。


「ちはるが、事故で亡くなったわ_」















昨日まで一緒に寝ていたちはるが。

死んだ?ありえない。

なんで外に出た?

あいつに会いに行ったのか?

それとも買い物にでも行っていたのか?

わけが、分からない…。

















それからちはるの母に連れられて

葬儀とやらに参加した。

僕がこの場にいられるのは特別らしい。



















それにしても、

随分静かだな。

誰かが泣く声も、

鼻を啜る声も聞こえない。

皆息を殺して悲しんで居る。

人が死ぬってこういうことなのか…。


























それからちはるの家に帰った。

ちはるの香りが残るベッドの上で

身を丸めて、

悲しみに浸りながら眠りにつく。

ただひたすら眠り続ける。





















­­--­­--­­--­­--­­--­­--­­--­­--­­--­­--­­--­­--­­--­­--­­--­­--­­--



ごめんね。ゆうた。

私、無力だから。

死ぬしか無かったの。

本当は君に内緒で

結婚相手を探していたのに。

それも言えずに

自殺なんて選択をしてしまって。


私はその人と結婚したくなんて無かった。

お風呂に入った時に

気づいたかしら。

体に傷がいくつも付いていたことを。

自分で切っていたの。


馬鹿で、ごめんなさい。

君を残してこの世界から

居なくなってしまって

本当にごめんなさい。


ゆうた。

君だけは、私の心の助けだった。

ありがとう。


最後にわがままを言ってもいいかな。

私の分まで生きてね。

またね。


















『私の愛する気まぐれな猫さん。』



­­--­­--­­--­­--­­--­­--­­--­­--­­--­­--­­--­­--­­--­­--­­--­­--­­--













ちはる。

謝るのは君じゃない、僕のほうだ。

僕を飼ってくれてありがとう。

僕の世話をしてくれてありがとう。

守れなくてごめん。


















だが、いくら足掻いても

所詮僕は『無力な猫』だった。





















来世は君と同じ人間になれるだろうか。

あの男のような人間から守れるほど

強くなれるだろうか。


生まれ変わった君が、

幸せでいられるように。















今は君のいた世界を精一杯生きよう。






















  ・・
次は2人で出逢う日まで。





END



­­--­­--­­--­­--­­--­­--­­--­­--­­--­­--­­--­­--­­--­­--­­--­­--­­--­­--­­--­­--­­--­­--














これは何ヶ月か前に書いたやつなのですが

手を加えて投稿させて頂きました!


良かったら感想欲しいなぁなんて…( '-' )


最後まで見てくださり

ありがとうございました!


猫に愛されるのも

きっと幸せでしょう…。

羽愛・2022-03-12
short-story
次は2人で出逢う日まで
自殺
癒し
どんな未来が待とうとも
来世
君を守りたくて










小説

“色のない世界は君の中に ”







































恋でも愛でもない俺たちの世界___









































高一の春。
     ユイト
俺、横山 夢叶は

冬休みのプールサイドに居た。























プールサイドと言っても、

室内の温室プールの脇だけど。









































黄昏たいわけでも、

青春の1ページを無駄に作りたい

わけでもななかった。


















































でも、新しいものを

見つけられる気がしたんだ。














































「あぁーーー…」


少し大きめなため息混じりの声が

誰もいないプールの中に響く。
















































少し、目を閉じて休んでみることにした。





















































『ふふっ』

俺の頭の上で小さな笑い声がした。

女の子の声だろうか。



















































『こんなところで何してるのー』


ちょっと巫山戯半分の注意のような質問。

それにしても絵に書いたように

目が大きくて足の長い華奢な女の子だ。

























































「別に…暇つぶしだよ」

我ながら素っ気ないと思う。

だけど、彼女は続けて言った。



















































『あら、奇遇だね?

私も暇つぶしに来たところ』

不思議な雰囲気を纏った子だ。
















































『何話そっか、えっとー』


「あ、なに話すこと決定?

俺は 横山 夢叶 だよ」



彼女の淡々としたノリはとても面白くて

話してみたくなっていることは

彼女には秘密にしておこう。













































『ユイト?』


「夢が叶うって書いて夢叶

ある意味キラキラネームだよなー」


漢字の教えやすい名前だ。

別に嫌いじゃないけど、

高校生にもなると恥ずかしい。











































『名前似てるねぇ
  タテナギ ユユ
私は 縦凪 夢結 って言うの』


「当ててやろう…夢を結ぶだな」


もちろん、当てずっぽうだけど。











































『……えぇ?!大正解だよ!

まさか、夢叶ってエスパー…?』


「随分オーバーリアクションだね

思い浮かんだの言っただけだぞ」


口を尖らせて不貞腐れた彼女は

漫画に出てくるヒロインのようだった。












































それからいくらか話題を提示しては

少し話して変えての繰り返し。


その時、彼女は意味深なことを

言い出したんだ。













































『ねぇ、夢叶?』


「ん?」


『夢叶ー』


「なんだよー」


ふふっ、と笑ってこちらから

目を離さずに僕を捉えている。











































『本題に入ろうではないか!

…幸せは、何色だと思う?』












































真面目な表情になったので俺自身も真面目に考えてみた。















































「多分…無色透明。」


本当にそうだと思う。

無色なら何色にもなれる。

彼女のことを見て出した結論。

その曇りのない瞳は

焦げ茶色でも透けて見えるその先が

なんだか色のない領域な気がした。









































続きが聞きたそうにこちらを覗くので

理由を告げてみる。


「…水は太陽に当たると虹を作る、

その色は無限じゃん」


『赤 橙 黄 緑 青 紫?』


「口で言えるのはそれくらいかも

知れないけど、色には全部名前がある」













































そんなことを言える自分にとんでもなく驚いているが

きっと、夢結が居るからだろうと

自己解決した自分もそこにいた。



















































『…私たちにも名前があるように』


独り言のように天井のライトを見て

ボソッと呟く夢結。

その時の彼女は今にも消えてしまいそうで

その上、麗しかった。




















































『だよねっ!』

ぱぁっと明るくなり、

白い歯を出してにひひと笑う。


俺自身もそんな彼女に釣られてしまい

口角が上がる。


「だな…!」
























































それから夢結は俺の横で

疲れきった子供のように眠ってしまった。

俺も少し目を閉じて2度目の休みに入る。


























































(…ありがとう、私の世界に

色をつけてくれて、ありがと…ばいばい)





























































「っ…あれ、夢結?」


彼女はもう、俺の横に居なかった。




















































俺の腰には女子のブレザーがかかっていた。

「夢じゃ…ないんだ、よな」
























































俺はそれから学校中の名前を調べた。

それでも 縦凪 夢結 の文字は見つからなかった。


きっと、僕は本当に彼女の世界に居たのだろう。




































《夢結side》




























また、ここか。


ううん…今は違うかも

“無色透明”な世界だよね、夢叶

私は君に会えてよかったよ。

突然現れて、突然消えてごめんね。


































君という存在は

私の夢を結んでくれた。


叶えたいって願って良かった。


夢叶なんて名前の貴方を

見つけることが出来て良かった。


ありがとう、夢叶。














































でも、もう私はその世界に居ない__





























《夢叶side》































夢結のブレザーを持った時、

1枚の紙がプールサイドに落ちた。






































そこには、

“私の夢を結んでくれてありがとう”


“私の夢を叶えてくれてありがとう”


“ごめんなさい”



と、書いてあった。

きっと俺に宛てて書いたもだ。



































「夢結、お前謝んなよ

俺は楽しかった、会えてよかったよ」
































俺は薄々気づいていた、

彼女はもう

亡くなっている存在だということを。

でもこれだけは言いたい。
















































夢結の色は綺麗だった___。








































































今でも彼女を思うと稀に

ふふっ とあの笑い声が聴こえる。









END

羽愛・2021-12-26
小説
色のない世界は君の中に
青春の1ページ
恋でも愛でもない
叶う
結ぶ
short-story

これらの作品は
アプリ『NOTE15』で作られました。

他に7作品あります

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“人生のフィルム ”





































これはまとまりのない私の人生が

細く赤い糸で繋がってることに

ある時突然気付かされた、

運命の人に出会うまでのお話。



























私は頻繁に生きることについて考える。

だって生きてるって素敵なことだもの。


みんなには特別に
私が母から聞いた話を教えてあげる。



­­--­­--­­--­­--­­--­­--­­--­­--­­--­­--­­--­­--­­--­­--­­--­­--­­--­­-



ある男女は良くも悪くも
運命的に巡り会うのよ。

状況がどうであろうと
子供はその巡り会った男女以外から
生まれる他ないの。

だから、あなたも運命の人に出会えたら
巡り会えた奇跡を大切にしなさい。

そして人を愛しなさい。
誰よりも、真っ直ぐに。

これはお母さんとの約束ね?



­­--­­--­­--­­--­­--­­--­­--­­--­­--­­--­­--­­--­­--­­--­­--­­--­­--­­--­­--­­--­­--­­



その日は沢山雨が降っていて

空気もどんよりしていたが

情景描写とはなんだと思うほどに

母はとても楽しそうに

嬉しそうにしていた。



今、母が何をしているのかって?

今日もにこにこ穏やかに過ごしてるよ。

死んでるかと思った?

まさかね。

そんな在り来りな
漫画のような話じゃないよ?

…まぁ、今はそんなこと
考えてる場合じゃないんだけども。



自己紹介が遅れました。
   マヤ ユウミ
私は 真矢 優美 高二。

あそこにいるのは私の親友で幼馴染の
カヤ サクラ
馨矢 桜 同じく高二。

根っからのギャル。

ちなみに今は合コン中で…

桜が勝手に私の紹介をしてる。


「えっとぉ~私は桜でぇ~
今トイレに居る私の親友は
身長170cm
Eカップ
腰まである黒髪ストレート
色白
バリ足細い
清楚系
性格よすぎる
ぱっちり二重の可愛い子だよぉ」


訂正ですが、私は今トイレではなく

桜が勝手に紹介してる個室の

扉の目の前である。

いや、名前を言え、名前を。


全く、カラオケで合コンって…

やっぱり桜のようなギャルは

本当に強いと1人で思ったり。



仕方ないので部屋に戻ると…

ん?全員年上…っぽくないか?

そんなの聞いてない!

今までの合コンとは違う匂いがする…

桜がモテるからだと思うが

まさかこんなにも先輩方と

繋がってるとは思わなかった。


するともう一人の女の子、

麗奈ちゃんが

『お兄ちゃん学校の人達なの!』

とめちゃくちゃ自慢げに言っている。

なるほど…と思っては見たものの、

私にはずーっと好きな人が居まして。

何度参加しても桜の合コンで

何かが芽生えることはないのですが…

そう思いつつ中を見回すと、

端っこに居るマッシュの男性に目が着く


“え、蕾くん…? ”


いやいや、さすがに名前呼ぶのは

良くないだろ私?!

まぁ…いっか、昔はよく遊ぶ中だったし。

‘…優美。’

ガタッ__


急に立ち上がって

私の手を掴んだ。

声掛けてまだ10秒しか経ってないのに

いつの間にか出口まで走らされている。


“ら、蕾くん…!! ”


彼はカラオケのすぐそば、

川の上の橋で足を止めた。


‘そーだよ?優美と仲良しの蕾。’


彼は何故か私に背を向けて

空を見上げている。


“んや、そうじゃなくて ”

‘うん、だよな’


…分からん。

しかも手掴まれたままだし。

おまけに力も強い。


“どうかしたの? ”


おそらく190くらいはあるだろう長身が

ぐるりと回ってこちらを見た。


‘好きだ。’




…は?

思考停止。


“え、蕾くんが?私を?”


‘うん、そうだよ’


“今?私を? ”


“昔から、優美が ”


緊急速報。

たった今、私の初恋叶いました。

なんだこのあっさり感は。

嬉しいけど、

なんかちがうんだってば…。

人生はこんな簡単じゃない…はず。

んん…。考える前に何か言わなくちゃ。


“え、うんっと、私も蕾くんが好きだよ ”


何故か( '-' )←この顔のまま彼は…


‘うん、ありがと’


ど、どうしたら…

次の言葉に詰まりあわあわしていると、


『ふぁーやっと言ってくれたぁ』


さ、桜?!後ろには麗奈ちゃんも…

いつからいたの…!!

これは私の心の声。


“え、麗奈ちゃんどういうこと…なの?”


『なんか、坂月先輩、優美ちゃんのことが
好きで好きで仕方ないって言うから
合コン開くから告れーってなって
連れ去っていいよって話してたの。』


そしたらほんとにどっかいくからww

なーんていって笑っている。

いや、笑い事じゃないし!


‘優美母には許可取ってるから’


“え?なんの?”


‘付き合っていいかどうか’


はい?!親公認?!

行動力が凄まじいな…


‘俺多分重いから、優美好き過ぎて’


嬉しいけど…嬉しいんだけど…

耐えられるんか、私?


『言うねーさすが優美ちゃん大好きマン』

「酷いネーミングwウケるwww」


桜は何故か大爆笑…

私はもう何も考えたくない…苦笑



まぁでも、これが私の人生。

まだピリオドを打つほどでもないが

これから先の人生は

私だけのものだから。



みんなには秘密。


これは私が運命の人に出会うまでの
物語だからね。



­­--­­--­­--­­--­­--­­--­­--­­--­­--­­--­­--­­--­­--­­--­­--­­--­­--­­­­



いい?茉莉花?


これからママとパパが
お付き合いを始めた時のお話を
したいんだけど、聞いてくれるかな?


*やったぁ!聞きたーいっ!*


ママとパパは昔から
よく遊んでいたの。

茉莉花と拓馬くんみたいに
毎日いーっぱいね。

でも、パパは頭が良かったから
中学校は離れちゃったの。


*どうしてー!仲良しなのに!*


そうよねー?置いていかれちゃって…
でもね、これには続きがあるのよ?


*ほんと?!お口ミッフィー…*


高校生になった時、
奇跡的に出会ったの。

ママのお友達の桜や麗奈ちゃんと
大勢で集まった日に…


*うんうんっ*


端っこにパパが居てね?
ママは久しぶりに会えたことが
嬉しくって、ついつい名前を呼んだの。


*パパのお名前?!ママすごーい!*


そうでしょー?それでね…


ガチャ__


あら?噂をすれば?


‘ただいま~’


*パパだぁ!*


*ママ!続きはパパとお話してー!!*


んー?パパに聞いてみて~?


‘何の話だ??’


*あのね!あのね~!……


­­--­­--­­--­­--­­--­­--­­--­­--­­--­­--­­--­­--­­--­­--­­--­­--­­--­­--­­--­­--­­--



これで分かったかしら?




私はただ普通で掴みどころのない、

平凡な日々を過ごしていただけで

少女漫画のような世界に生きることは

出来なかったけど

自分の決められた運命に逆らわずに

素直に生きていたら

こんなに素敵な未来が待っていたの。


絶望に陥った日も

楽しくて舞い上がるような日も

全部、あなたの人生であり運命。

逆らおうなんて思ったら

神様に怒られてしまうもの。


これもまたあなたの物語の1ページで

いつか終わりの来る人生のフィルム。


このフィルムが外れて

止まってしまうまでが

あなたが自由に出来る命。






それらはすべて

神様からの贈り物なのです。


END

惟那.・2023-01-08
short-story
小説
人生のフィルム
運命の人
大切な人
好き
神様










恋文
“私が恋した君たちへ ”























1人目:恋の始まり、始まりの終わり





























君と出会い 恋した春

君に惚れ込み 終わりを告げた夏

私の好きな季節は

全て君一色だった

























君を知った1週間

君に恋した0.5秒

君をめぐった戦争2年半

君に惚れ込み

失恋までの4年半

避けられ続けた3年間

諦めなかった1年間

恋が終わるまで5年半

君だったから

全て意味のあるものだったんだ































今はもう君を見ることはないけれど

過去の私はまだ君に恋してる___























『私が恋した君たちへ』
     
1人目 恋の始まり、始まりの終わり

陸 - リク -



­­--­­--­­--­­--­­--­­--­­--­­--­­--­­--­­--­­--­­--­­--­­--­­--­­--­­--­­--­­



私の初恋当時のお話でした。

   リク
1人目 陸(仮名)への恋心は

男女混合で行った、プールで

儚く終わることになりました。



告白もしていなかったはずなのに

突然 無理! と言われた当時の私は

かなりのショックで

プールの中で泣いていたほどです。



そんな叶わぬ恋でしたが

彼が今、彼の好きな人に

笑顔を向けている姿を見ると

あぁ、この人を好きでいて良かった

と感じます。




いくら初恋は叶わないと

言われたとしても

相手の幸せを願えることが

報われたと思えるひとつの理由に

なることを今では

彼から教わったように思います。




最後まで読んでいただき

ありがとうございました( *´꒳`*)

次もよろしくお願いします


惟那.

惟那.・2022-08-11
short-story
恋文
私が恋した君たちへ
恋の始まり、始まりの終わり
1人目
リク









恋文
“私が恋した君たちへ ”

















0人目:恋を知る5秒前



























これは唯という1人の少女が

恋をしていた当時の物語。

























恋を知らない彼女が

たくさんの恋を経験し

悩み、恋し、泣き、愛される

そんな9年間を描いた恋文。



















『私が恋した君たちへ』

0人目 恋を知る5秒前

唯 - ユイ -

­­--­­--­­--­­--­­--­­--­­--­­--­­--­­--­­--­­--­­--­­--­­--­­--­­--­­--


ハッピーエンドで終わらない恋

それが、私の人生なのだと思う。

惟那.

惟那.・2022-05-05
short-story
私が恋した君たちへ
0人目
恋を知る5秒前
恋文

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