ねむるつき・2024-11-18
つきのねごと
息をしないと苦しいけど
その息をすることが
苦しいんだ
普通になりたいけど
普通って案外難しいし
言葉だけの存在でしかなくて
本当は普通なんて存在しないらしい
昔の自分がそう言ってた
でもね
今は
普通になりたくて
色んな人の中に馴染みたくて
たまらないんだ
貴方が
私が生きることを望むのなら
貴方のために生きていたいし
貴方が
私が死ぬことを望むなら
貴方のために死にたいの。
貴方が、「私にとっては些細な言葉でも、貴方にとって特別な言葉だったのが嬉しい」って言った時。
私、気付いたの。
私にとって貴方が一番特別だってこと。
それを貴方が教えてくれた。
それが私は、すごく嬉しかった。
今はまだ、
心から感謝なんてできないけれど。
私に特別を教えてくれて、ありがとう。
君にとって価値のある人間に
僕はなりたかった
私はお姫様で、貴方は運命の人。
12時の鐘がなって走り出す私。
そして急いでいたせいで靴を落としちゃって。
追いかけているうちに靴を見つける貴方。
それから私を探してくれて。
最後は見つけてくれるハッピーエンド。
そんな物語があってほしかったの。
王子様だとか、お姫様だとか。そんなこと関係なくて。
ただ、貴方に追いかけて欲しかった。
それだけだったの。
もう叶わないし、届かないけど
こんなわがまま言ってごめんね。
人が苦手だから、一人が好き。
一人だったら、自分の好きなペースで自分の好きなことをできるから。だから一人が好き。
だけれど…
孤独は嫌い。
だから友達がほしい。
でも人は苦手。
やっぱり私はめんどくさい。
もし、明日、私の人生に幕が下りるのなら
貴方の膝で眠りにつきたい。
貴方がいてくれるなら、少しは。
怖いと思っていた死も、怖くない気がするから。
触れられないけど貴方が好き
それだけじゃ駄目なのかな
君が好きって言ってた海月になれば
私のことも見てくれるのかな
まぁ、海月になったら
感情なんて消えてしまうから
貴方が見てくれたとしても
嬉しいなんて思えないんだけどね。
もう少しで私も生まれた日になる。
結局、生んでもらってから十数年経つが、私ってなにかすごいことを成し遂げていただろうか。
なにかを頑張っても、いつも参加賞で。
銀賞、金賞、最優秀賞。そんな名前からそりゃすごい賞を取っている人を羨むばかりだった気がする。
努力は報われるって、どこかでよく聞く言葉だけど。
一回も努力なんて報われたことないし。
やってて無駄なんじゃないかとも思う。
だから、いつか。
私を好いてくれる誰かが現れて
「貴方の努力は無駄じゃない、すごいものだよ」って言ってくれないかな、なんて考えた。
まぁ現状、褒めてもらえるほどの努力はできてないし
努力の仕方すら、わかんないんだけどね。
王子様が迎えに来ないのなら
自分で城を飛び出すわ
だって私
そんなに弱くないもの。
生きるのってこんなに辛かったっけ
貴方を好きでいていい
私になりたい
あぁ、こんな結末なら
ページなんかめくらなきゃよかったね