はながすき 。
※ こちらの小説は fiction です 。
第2話
ー 下校 ー
今日は 始業式だから早帰り。
奏翔「同じクラスだったな。」
糸葉「ね。」
幼馴染の 佐上 糸葉 。
糸葉「なーに?嫌なのー?」
奏翔「え、そんなことはないけど?」
左上を見ながら、言う奏翔の言葉に
右にいる糸葉が「ほんとー」と、返す。
糸葉「好きな人でもいるわけ?」
奏翔「それは..ない..はず」
糸葉「ふぅん」
ー ある日の放課後 ー
今日は 生田 隼人 浅野 優斗
美咲 青衣 の 仲良しグループに
花乃 菜摘 佐上 糸葉 未空 奏翔
新井 美桜 が誘われたので一緒に
帰ることにした。
隼人「あ、あの!次の日曜日に!
近くのプールへ行きませんか!?」
青衣「行けるよ!」
優斗「行けるよ」
美桜「行けるー」
糸葉「行けます」
奏翔「行けるよ」
菜摘「..時間によるかな..?..無理だったら
私抜きで行ってきて!」
隼人「あ、あ。じゃあ、何時だったら?」
菜摘「んー。正午からは行けるよ!」
糸葉「じゃ、13時集合とか?お昼は
食べてきて、さ。」
青衣「まるー!ありすぎる」
そうして、残りのみんなも「いいね」
と、声を上げる。
菜摘「ごめんね!ありがとう!」
ー 日曜日 ー
ここは室内の温水プールだった。
青衣「あ、じゃーさ。ぺあで行動しない?
時間で変えたりしてぇ、最後自由時間ー
とか?」
菜摘「おもしろいね!」
と、みんなが菜摘に続けて声を上げた。
青衣と糸葉はまさかのビキニ。
菜摘はラッシュガードとキュロットの
ようなものを着ていた。
ちなみに奏翔もラッシュガードを着ていた。
青衣「じゃ、男子が投票してよー!
2回目は女子が投票しよー☆」
糸葉「早いものがちだからねー?」
隼人「じゃ、あ、菜摘さん!!」
と、声を上げたところで優斗以外の
みんなが目を見開く。
菜摘「じゃ、よろしくね!」
と、急に菜摘が手を繋いできたので
隼人が「ふぇ!!?」と、声を上げそうに
なる。
優斗と糸葉、奏翔はじーっとふたりの
手を見ていた。青衣はぺあについて
夢中になっていた。
奏翔「じゃあ。いとはー?」
糸葉「ういーっす」
青衣「じゃ、ゆう、よろー☆」
優斗「はーい!」
菜摘「んーじゃあ、何処がいい?
私来たことなくてさ、隼人くんはあるの?」
ちなみに、まだ手を繋いでいる。
隼人「ある、よ!去年はじめて来た。」
菜摘「そうなんだー!」
隼人「あ、ウォータースライダーとか?」
菜摘「!?..行く!?行こーか!」
反応があんまりだったので少し
残念だったが、向かってると。
菜摘「どっちが前に行く?」
隼人「え?」
菜摘「浮き輪。」
隼人「え、ええ!。あ!」
菜摘「もしかして、別だと思ってたの?」
隼人「う、ん。」
菜摘「いやなら、変える?」
しつこいが、まだ手を繋いでいる。
隼人「いや、大丈夫。」
そのあと、菜摘が嫌なのか聞けば良かったと
後悔した。
そして、浮き輪コーナーへ行くと
繋いだ手は離す。
隼人「..」
菜摘「これでいい?」
8の字の浮き輪だった。
でも、取っ手がひとりぶんしかない。
ということは、前の人に後ろの人が
寄っかかる。
隼人「..俺、後ろ行くよ。」
菜摘「え、うん。わかった。あ、そうね。」
意外と空いていた。
順番が来ると
菜摘がささっと、浮き輪に乗る。
続けて乗る。肩をふわっと掴んだ。
少し菜摘がぶるっと震えた気がしたが
どきどきでそれどころではない。
LET'S GO!! ☆
「「おおー!!!」」
そして、終わりの時
ザバーンと落ちる。
少しして、立ち上がって目を開けると
菜摘はもう立っていた。
隼人「あ、ごめん」
菜摘「うんん。あの次、流れる
プール行かない?」
隼人「うん。行こ!」
浮き輪でぷかぷかと、
隼人流れていると。
菜摘が隼人の浮き輪の紐を持つ。
それだけで隼人はどきどきしていた。
菜摘「こっちの方が、はぐれないでしょ」
隼人「だね。」
菜摘「あと、10分。どうする。」
隼人「..海みたいな波があるところで
ゆっくりする?」
菜摘「しよ!」
隼人「ありがとう。」
菜摘「?こちらこそ、私を選んでくれて」
隼人「うん。」
青衣「おーい!」
優斗「..時間だぞ。」
菜摘「はぁい!」
みんなが集まると
青衣「今回は女子が..早いもの勝ちで!」
糸葉「んー、じゃー」
菜摘「奏翔くん。回らない?隣の席だし?」
奏翔「うん。」
今回も奏翔と手を繋ぐ..
腕を掴んでいた。
これは、癖?とみんなが思った。
青衣は今回は見ていた。
他のみんなも。
糸葉「じゃ、行こ?優斗くん?」
優斗「え、うん。行くか」
ₙₑₓₜ ..