#君に贈る最期の言葉

「大丈夫」と言える
強い人になる
そんな必要はない
「辛い」と言える
強い人になればいい

｢海月になって海に溶けたい｣

そう言って飛んだあの子の亡骸は

世間という名の波に呆気なく

"打ち上げられた"

その命は海に溶けることなく

眩しすぎる光に照らされて

ただ静かに、蒸発を待っている

死んでも尚、

窒息しているなんてあまりにも可哀想

死は見世物じゃないのよ

もう恋なんてしない
そう決めていた
傷つきたくないから
思い出したくないから
それなのに
君のことばかり
考えてしまう私がいる

この現実に疲れた。

天国へ近づいていく


この世とあの世の境目は
きっと、思ってるより、単純だ。

言葉を一度伝えて忘れられたら

残ってないし簡単に消えてしまうけど

伝えた一語一句一つ一つに

ちゃんとした価値があるから

手が冷たくても君に笑顔が届きますように

横断歩道に揺らぐ人影

嗚咽悲鳴の交差する街

煩い蝉の鳴き声と共に

ただあの夏空が恋しい

上手く言えないけど
これが恋なんだ
君が教えてくれた
人を好きにならるという
特別な気持ちを＿＿。

君が振られるまでまちぶせた哀の夜

君を守るような僕じゃないから
吐き気がするもうひとりの僕が居てさ

この街では生きてるか死んでるか解らないよ

君のことを想うと
ドキドキして
誰かと一緒にいると
嫉妬してしまう

君は私のことを
どう思っているの？
なんてこと
聞けるわけが無い
だけど
気になって眠れない

三年後、

もう一度会えたら

一緒になろうよ

手の届かない存在
そんなのわかってる
だけど
君の隣に並べるように
頑張るから＿＿。