今回は私の境遇について。
小3くらいの頃から嘔吐恐怖症を患っています。
嘔吐恐怖症のせいでいろんなものを失いました。いろんなことができなくなりました。いろんなものが恐怖の対象になりました。
ただ『嘔吐』が怖いだけなのにたくさんのものが怖くなりました。
人が怖くなりました。
お酒が怖くなりました。
酔っ払いが怖くなりました。
夜に出歩くのが怖くなりました。
学校が怖くなりました。
熱中症が怖くなりました。
体調不良が怖くなりました。
冬が怖くなりました。
夏も怖くなりました。
人の咳が怖くなりました。
吐き気が怖くなりました。
居酒屋の前を通るのが怖くなりました。
テレビや映画が観れなくなりました。
病院の前を通るのが怖くなりました。
副作用が怖くて薬を飲むのが怖くなりました。
人と食事をするのが怖くなりました。
食事が怖くなりました。
電車、バス等が怖くなりました。
イヤホンをしてマスクをしないと乗れません。
人混みが嫌いになりました。
乗り物の中で聞こえる袋の音が大嫌いになりました。
ここに書ききれないほどたくさんのことが怖くなりました。
毎日生きるのが辛くなりました。
明日が来るのが辛くなりました。
この状態のまま大人になるのが不安でたまりません。
このまま死んじゃえば良いのにって思うようになりました。
そんな自分も嫌になりました。
2年前から腕を、足を、傷つけるようになりました。
傷つけているときは辛さを忘れられました。
どんどん依存していきました。
痛くなんてありませんでした。
流れる血を見るのが好きでした。
生きてることを実感し、悲しくもありました。
それでも続けてしまいました。
そんな自分が嫌になりました。
そんな自分が嫌になり、もっと傷つけるようになりました。
どんどんダメな人間になっていくのを実感しました。
途中から、何のために傷つけてるのか分からなくなりました。
苦しみが消えるわけでもなく、ただ傷が増えていくだけなのに…。
辞めたくても辞められなくなって、とてもしんどくなりました。
とにかくその瞬間の苦しみを紛らわせる為に…
とにかくダメな人間です。
それでも生きるために…
将来の夢についてもとても迷いました。
私の将来の夢は教師になることでした。
いろんな職業に興味はありましたが小1から〝教師になること〟は変わりませんでした。
一番身近な存在だったからでしょうか。
働いている姿を1番見ているからでしょうか。
先生に対して『憧れ』を抱いていました。
『教師になりたい』という夢は今でも変わりません。
でも、その夢を叶えることは難しいです。
恐怖症を持っている限り、とても難しいです。
私は生徒と向き合えるでしょうか。
生徒が体調不良になった時、パニックにならずにいられるでしょうか。
私なんかが教師になっちゃ、教師を目指してはいけない、そう思いました…。
とても悔しいです。
恐怖症ごときになぜ私の人生を邪魔されなければならないのか…。
叶えたい夢も諦めなければならないのか。
学校で、授業やその他で先生方と関わる中で『教師になりたい』という気持ちは大きくなるばかりです。
『諦めよう』と決めた時から、どんどん大きくなっていきました。
『夢を諦めたくない』という思いがどんどん大きくなっていきました。
それでも、決めなきゃなりません。
とても、とても悲しくて悔しいです。
『それなら、そんなことで諦めなくても良いのでは』という意見もあるかもしれません。
実際、先生にも言われました。
でも将来、夢を叶えられたとしても恐怖症関連で辛い思いをすることは確実です。
今のうちに進路変更しておいた方が良いのでは…そう思いました。
何故、将来の夢まで制限されなければならないんでしょうか…。
悔しくてたまりません。
将来には不安がたくさんです。
明日にも不安がたくさんです。
それでも毎日生きています。
世の中には私よりもっと症状が重い人が沢山います。山のようにいます。
その人たちに比べれば私なんてありの赤ちゃんのようなものです。
まだまだ頑張らなきゃ、そう思います。
次回はまた別の視点から。