Lime・2019-02-05
この空の片隅で
変わらぬ日々
【この空の片隅で】 2話
病室のドアが開いた
『こんにちわー!』
元気よく入ってきたのは
私の幼なじみで
親友の聖星(ミホ)だ
「今日、学校どうだった?」
『んー?
今日はさぁ、先生がー』
聖星はほぼ毎日、
病室に来てくれる
この時間だけが私のすべてだ
だけど、私のせいで聖星の
普通の生活を奪っていると思うと
少し申し訳ない
「もうすぐ、冬だね…」
外を見て、そう呟いた
『そうだね…
もうすぐ高校3年生かぁ』
そうか、もうすぐ3年生なのか
いつか卒業 してしまうんだな
『私は…何があっても
星莉(せり)の味方だよ』
ありがとう聖星
そして、ごめん
生きたい僕と
逝きたい僕。
勝つのはどちらでしょう。
変わらぬ日々。
変えたい日々。
こんな世界なくなればいいと嘆くのに、
どうして僕は息をしているのだろう。
朝起きて…寝間着からきがえて
TVを見て朝ごはん食べて
身支度をしてさ
「行ってきます」
一声かけて扉を閉める
「おはよう」と挨拶をして
君と喋って一日過ぎて
「ただいま」と扉を開けて
今日一日の疲れを飛ばす
布団潜ってだらだらとして
お風呂に入って歌を歌って…
「おやすみ」と誰かに告げて
夜が更けていく…
そうやって一日は巡る 変わらない日常
今日もたらふく
飲み込むぞ
明日と明後日お腹が空く
最近はなんの事情か
餌が少ない
飲み込んでは出し
飲み込んでは出し
続く毎日
今日はたらふく
飲み込まなければ
一生懸命走れない
頑張って今日も走る
グルグルと
僕の名はElectric train